陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

停戦合意後もグルジアへ居座り続けるロシア軍

2008-08-18 19:04:17 | Weblog
 8月16日に6項目の停戦合意書に署名したロシアだが、なおグルジア領内に居座り続けて、意のままに振舞っている。過去の歴史を見ても、ソ連軍のハンガリー動乱鎮圧(1956)、「プラハの春」制圧(1968)、などで一度ソ連軍が侵入占拠した場所からは、屁理屈を付けて中々撤退しない。その体質は、ロシア軍になった今でも生きているのだ。 ロシア:撤退完了期限は未定 グルジア側を揺さぶりか  【モスクワ大木俊 . . . 本文を読む
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グルジア戦争の発端に関するFT記事

2008-08-18 13:14:55 | Weblog
 フィナンシァル・タイムズ(FT)が、グルジア戦争は何故起きたかについて興味深い記事を載せている。「BTCライン」については全く触れていないが、この戦争当事者達の性格を詳しく分析しており、かなり参考になる。以下、長文であるが全文転載する。 傷ついたプライドのせいで発火、南オセチアの偶発戦争 2008年8月11日(月)20:57 (フィナンシャル・タイムズ 2008年8月10日初出) クインティン . . . 本文を読む
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グルジア戦争とBTCライン

2008-08-18 00:04:52 | Weblog
 正直言ってグルジア戦争が起きるまで、私には「BTCライン」についての認識が殆ど無かった。カスピ海沿岸のバクー油田から、地中海の港へ巨大なパイプラインを引いたという話は漠然と聞いていたが、欧州はバクー原油を入手出来て便利になるのだろう程度の知識だった。ところがグルジア戦争が起きると、背景にはこの「BTCライン」が大きく影を落としているように感じた。  「BTCライン」とは、Baku (アゼルバイ . . . 本文を読む
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