まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1642 Go To 交野

2021-09-21 09:28:14 | ふうけい
よろしくお願いします。






















今年の夏は甲子園開催中は雨続きで涼しくなり、9月に入ってからは熱帯夜もなく涼しい日が続いています。実はうちのクーラーが多分もう限界が来てしまったみたいなんだよなあ~、スイッチを入れても全然涼しくならない、もう20年近く使ってきてすがにいつ壊れてもおかしくない状態だったから仕方ないところだが、さあ~、来年はどう過ごそうか・・・。まあ今回はこのタイミングで涼しくなってくれて良かったと言ったところですが、盆前は結構熱い日が続いていました、今回はそんな暑い日に涼を求めて走った話をお送りしていこうと思います。行先は交野市、大阪のベッドタウンと言うよりは奈良から簡単に行けてしまう大阪府の町と言う感じで、今やもう自分(一人称)の中ではチョイ走りの域に達している場所になりつつあります。さあ、その交野市に夏の暑さを忘れさせてくれる場所があるのでしょうか、行ってみることとしましょう。

生駒市から国道168号線を北に向かうのはもうお馴染みのルート、天野川に沿って進んで行くと大阪府との境界を通り過ぎ山間部へと入って行く。山間部とは言ってもここからは一気の下り坂、涼やかな天野川の水の流れを耳にしながら、下りをスピードを出し過ぎないように気を付けながら進んで行く。山を抜けると天野川と尺治川が合流する所へとたどり着き、流域は公園となっている、ここの堰堤が国の登録有形文化財になっていることは前にお伝えしたことがありました。ここからは市の中心部へは向かわずに、JR河内磐船駅前を通り過ぎてJR学研都市線の東側にある山の裾野の住宅地の中を進んで行きます。

















住宅地を抜けるとブドウ畑が広がり、ちょうどブドウ狩り時期なのかたくさんの車が駐車場を探して狭い道を通り抜けて行く。そんな中をすり抜けるようにしてブドウ畑群を過ぎるとT字の交差点を右へ、少し先へ進むと神社があり、山の方からは小さな川が流れてきている。相棒君はここまでで後は薄暗くなった森の中の遊歩道を川に沿って進んで行く。涼やかな水の流れがだんだん急になってきて、先の方からは水が滴り落ちてくる音が大きくなって聞こえてくる。やがて遊歩道は尽きてしまいその先にあるのが源氏の滝、細い水の流れが高い所から落下してきて、森の深さも相まって涼しさを感じさせてくれている。滝の前には灯篭や石仏などがあってどことなく霊験あらたか、と言う感じがするが、現在ではこういう風景はパワースポットとかって表現するんだろうなあ。でもこの涼しさと薄暗さはどことなく不気味な雰囲気を感じてしまう、近くには寺院や神社、その他にもいわれのありそうなお地蔵様や石があるからそう思うのか・・・。求めていた涼しさは夏の暑さを凌ぐものだったが、背筋をぞくっとさせられる涼しさまで頂いたところで、交野市を後にすることにしました。













と言うことでGoTo記録は終わってしまったのですが、ゾーンが一つ余っているのでその後京田辺市を走った記録を付け足しでお送りしておきましょう。付け足しとは言っても写真では2ゾーンでのお送りとなってしまっています、2番目のゾーンでは主に木津川を渡る近鉄電車の風景、3番目のゾーンでは精華町の田園風景の中を走り抜ける電車の風景と、結局は鉄道にネタを頼ってしまう記録となってしまいました。3番目のゾーンにある風景は木津川沿いの自転車道から離れた府道から撮ったものです、まるで「よぎぼ~」と言いながら背中から沈み込みたくなるような緑の絨毯の向こうを走り抜けるのは近鉄京都線とJR学研都市線が並走する区間。運が良ければ両方の電車が並んで見られるかな~、と思って粘ってみたのですが、今回はなかなかそういう場面には巡り合えませんでした。でもここは電車を撮るにはいいスポットとなりそうな所、また時期を見つけて来てみようと思いました、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.1641 吉野川分水(8)・・・国営西部幹線水路、その2

2021-09-20 08:24:11 | 吉野川分水
よろしくお願いします。






















吉野川分水巡り、まだまだ幹線ルートの巡りの途中なわけですが、今回は西部幹線水路の2回目をお送りしていこうと思います。東部幹線が大和平野を南から北へと長い距離でカバーしているのにくらべると、こちらは割と短い距離で支線へとつなぐルートになっています、まあそれだけ西側の方が供給する地域が広く及んでいると言うことですが、今回はその重要なポイントも巡ることとなります、早速行ってみることとしましょう。
まずは御所市内、左手側に金剛葛城山系の山並を見ながら、水路は国道24号線と県道30号線にはさまれた地域を進んでいる。この辺りは葛城古道巡りでもお馴染みの所で、近くを沿う道はこの前御所市内を巡った時にも取り上げています。海のない県にクジラとはこれいかに?と言うわけではないが御所駅の西側には櫛羅と言う名の集落があり、水路はこの周辺で姿を消したり現したり・・・。やがて水路は暗渠へと隠れ道も途切れてしまったので県道30号線へと出る。交通量の多い道を走っていると進行方向右手側に2か所、水管橋を見かけた、位置的からしたらこれが吉野川分水かな、何かそれっぽかったので写真に収めておいたわけですが・・・。



















葛城市に入り道の駅から南阪奈道の下を過ぎた所で県道を外れて付近の集落へと抜ける道へと入ると、駐車場の脇を通る水路が見えた。これが吉野川分水、となるとさっき見た水管橋がここでも県道30号線の高架橋の脇を通っている、これは吉野川分水ではなかったのか。幹線水路には分水工があってここから葛城市、大和高田市へと至る支線が分岐している、これまでにも金剛、御所方面への支線が分岐していたが、いよいよこの西部幹線が大和平野を潤す役割を本格的に始める場所となっている。幹線水路はこの先集落を抜けて県道30号線をまとわりつくように進んで、県道の西側へと出ると住宅街の中へと進んで行く。少し傾斜になって高い方へと向いている水管橋は、滋賀県の伊吹で見かけた石灰を流す管橋を思い出すかのよう、さて、その水路もしばらくは竹内街道が通る山裾へと入って姿を消してしまう。













巡りの方は当麻寺前を通り過ぎて起伏のある道をせっせと上って行く、その途中で水路を見つける、ここまでは当麻寺の境内を暗渠となって流れていたのだろう。その姿がほんのちらりと見えてまたトンネルへ、走りは当麻寺の奥にある駐車場を通り抜けて傘堂・・・二上山の上り口にある一本の柱で屋根を支えている建物・・・へと至る坂道が分かれる道へとたどり着く。前方にあるのは福祉総合ステーション、その入り口に至る橋の下から水が勢いよく流れる音が聞こえてくる。下を覗くと吉野川分水の分水工があり、奈良県最西部へと至る支線をここで分岐させている、幹線の方はここからが馬見サイホンの始まり、この先、香芝市の住宅街へと差し掛かって幹線部の最終区間へと向かって行くことになるが、その模様については次回としておきましょう。東部区間はまだ少し続きますが、西部区間は多分次回で終わりになると思います、それが終わるとその後は県営区間、末端区間へとまだまだ先の長い巡りが続いていくことになっていくのですが、まあ自分なりのペースで続けていくこととしましょう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち









No.1640 愛知の旅(7)・・・愛西市、陣取りの旅最終章

2021-09-17 10:53:22 | 旅行記
よろしくお願いします。

















GWに2日間かけて愛知県内名古屋周辺を走った記録をお送りしてきましたが、それも今回が最終回となります。一応万葉歌碑巡りをメインにしての走りでしたが、広い範囲をいくつかの市や区をまたぐ走りがまるでテレビでやってるバス旅の陣取り合戦みたいだったので、それになぞっての感じでお送りとしてきました。稲沢市から始まり一宮市~岩倉市~小牧市~春日井市~名古屋市守山区~北区~東区~千種区~昭和区~瑞穂区~南区で初日は終わり。2日目は南区~東海市~大府市~豊明市~名古屋市緑区~南区~瑞穂区~熱田区~中川区~中区~西区~清須市~あま市~海部郡大治町~あま市~大治町~あま市・・・行ったり来たりやなあ・・・~津島市~愛西市~津島市~愛西市と足跡を残してきました。今回は愛知県内では最後の足跡となる愛西市、まずは最後の目的である万葉歌碑がある寺院へとたどり着きました、田園風景の中にある静かな寺院では2匹のニャンコさんがお出迎え、ここまで順調に確保してきた万葉歌碑でしたが、最後も無事に見つけることが出来ました。さあ、いよいよ2日間に渡って巡ってきた愛知県とのお別れの時間が近づいてきています、寺院を後にしてまだ田植え前の水田が並ぶ田園風景の中を進んで行きます。


















愛西市はこれまでにも何度か走ったことがある、都心とは違って見通しのいい風景がずっと続く所。木曽川に近い所を進んでいるとハスの栽培がおこなわれている水田をいくつか見つけた、まだ芽がチョイと出てきただけのいわゆるお子ちゃまと言った感じだが、夏の見頃となると大きな葉が田んぼを埋め尽くし、ぽわ~んとした花がきれいに咲くのだろう、いつか機会を見つけてシーズンにこの地を訪れたいところです。右手側の空には太陽が少しずつ高度を下げながら光を差してきて、旅の終わりが近づいていことを感じさせている、その旅の終わりは桑名駅と決めた、この後は木曽三川に架かる橋を渡らなければならない。県道125号線=木曽三川パークウェイに入るとまずは立田大橋で木曽川を渡る、中州に入って次に渡るのが長良川に架かる長良川大橋、この橋の途中で愛知県とはお別れとなり岐阜県海津市へと入る。木曽三川公園の展望タワーの前を通り過ぎると、揖斐川に架かる油島大橋を渡って三重県桑名市へと入る、岐阜県とはほんの10分ちょっとでのお別れとなってしまった。坂を下って真っ直ぐ進んで行くと国道258号線へ、あとはもう最終目的地の桑名駅を目指すだけとなってしまった、寂しい気持ちがふつふつと覆ってくる・・・。

















多度の町並を通り過ぎて更に南へと進んで行くといよいよ桑名の市街地が近づいてくる、東名阪の下を過ぎて国道から外れると近鉄とJR線が並んで走っているのが見える場所があったので、時間までそこで電車を撮ることに、そう言えばこの旅では近鉄に触れることは全然なかったなあ、最後は申し訳程度に電車の写真でも収めておこう。市街地へと入って桑名駅前へとたどり着く、あ、駅がきれいになってるやん!それにしても市の代表駅なのに駅前はひっそりとしていて人の姿がほとんど見当たらない、こんな寂しい町だったかなあ、やっぱり感染症禍の影響なのかも。駅ビルはきれいに改装されたがホームはまだまだ工事中の所があって、一部は狭くなっているところもあった。さて、ここからはJR関西本線を乗り継いで奈良まで帰ることに、やってきた電車は2両だったが何とか座席は確保することが出来た。2日間に渡っての愛知の旅、万葉歌碑巡りに電車もいろいろと写真に撮ったりと、感染症禍の中での走りでしたがまあ満足に決行できたと思います。昨夜の名古屋駅前の人の賑わい具合はちょっと心配してしまったが、その後は感染することもなく無事過ごすことが出来ました。今は遠出は控えているわけですが、来月にはワクチン接種する予定なのでそれが済んで予算にちょっと余裕があったら、また名古屋方面を攻めてみたいと思っています、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.1639 チョイ To 奈良・・・雨の日もまた乙哉、なわけないでしょ

2021-09-16 08:07:49 | チョイ走
よろしくお願いします。


















今年のお盆は雨に悩まされ続けました。自分(一人称)は仕事が8月の11日(水)から盆休みのところが人数調整のため1日早く休めることになってしまいました。あまり自分(一人称)から手を挙げる方ではないのですが、この時は真っ先に休む!と言いました、なぜなら週間予報を見ていると12日(木)以降は傘マークの連続、となると走れるのは11日しかないとのことだから、もう空気を読む間もないくらいの行動でした。と言うことで翌11日は智辯学園の試合をラジオで聞きながら滋賀県をGo To、そして案の定次の日からは雨の連続となってしまいました。12日は自宅でずっと引きこもっていたのですが、これでは体も気持ちも腐ってしまう・・・と思い、翌13日(金)は午前中雨が小康状態になっているのを見計らって走りに、翌14日(土)もこれやったら行けるやろ~、と思って走りに行きました。今回はそんな2日間、雨の中を走った記録をお送りしていこうと思います。


13日(金)は甲子園は中止、走りの方はとりあえずJR奈良駅方面まで行ってみたが、雨はさほどきつくなかったのでそのまま続けることに。でもあまり遠くには行けないので佐保川沿いから平城宮跡、その後は秋篠川沿いへと近場をぐるりと回りました。その様子は上に並べた写真にある通り、次のゾーンにある写真も上半分がこの日のものとなってます。そして翌14日(土)、もちろん甲子園は中止、でも雨は小康状態だったのでダメもとを覚悟で家を出ました。実はこの日、朝パソコンを立ち上げると例の「更新前の・・・」の画面の無限ループが続いていて、まあそのうち何とかなるやろ~、と期待しながら家を出たのでしたが・・・















雨はきつくなったりゆるくなったりの繰り返し、安堵町~川西町~天理市と回ったのですが、所々では雨宿りをしなければならないくらいの雨にも見舞われました。家に戻ってパソコンを見てみると朝と同じ状態、その後オペレーターから死亡宣告をいただきました、パソコン内のデータの取り出しと新規購入で自分的には巨額の出費、その話は以前にここでもお伝えしましたが、またまた厳しい生活に突入してしまいました。
翌15日(日)は甲子園は朝の雨を止むのを待って2時間遅れで試合開始、自分(一人称)もそれに合わせて二上山~明日香村方面へと走りに行きました。ところが雨の方は盆休みを終わった後も元気で、甲子園はノーゲーム、コールドゲーム、午後から試合開始させるなど、運営と阪神園芸を悩まし続けました。いつもより長いお付き合いとなってしまった甲子園、例年なら奈良県勢も消えていて冷静に見ることが出来るのですが、今年は智辯学園がとうとう決勝まで上り詰めてしまいその日を迎えました。


















夏は32年ぶりに決勝進出で舞い上がってしまったのでしょうねえ、奈良は4度の決勝負けなしなので今年の実力なら優勝や~!とか思っていました。しかし高校野球の重鎮解説者は打線のピークは過ぎているとか、打線に積極性が見られないとか心配なことばかり、そしてそのお言葉通り、決勝は同じユニホーム同士の対戦なのに大差がついてしまいました。優勝と準優勝では雲泥の差があるんやな~、と思いました、オリンピックでも銀メダルの選手が悔しがってる姿をよく見ますが、まさにあれといっしょです。優勝した智辯和歌山は称賛記事があふれていましたが、それより一つ多く勝っている智辯学園はもう忘れられた存在になってしまった、やっぱり決勝まで来たからには優勝しなければ何も残らないんだなあ。決勝が終わった後の更新ではまあまあさっぱりした気分を綴ったのですが、日がたつにつれて悔しい気持ちが増してくる。就任4年目でチームを頂点に導いた中谷監督は各地で称賛の記事を見かけるが、ここ5年間でチームを春夏2度決勝まで導き優勝もさせて、プロ野球で活躍している選手も育てている小坂監督ももっと称賛してあげてほしいところです。まあしゃべりが下手で地味な人ですからね、目立たないのもまた奈良らしいところですが・・・。あ、そう言えば中村監督怒られてやがんの、甲子園は解説者で来るところやないですよ、ベンチにユニホーム姿で来るところですよ、来年は春のベスト4以上の成績を期待しましょう、まあその前に秋を勝たなければならないわけですが。と言うことで最後はまたまた高校野球の話になってしまいました、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち

No.1638 滋賀の旅2021年夏編(2)・・・ちょっと道草、その後木之本へ

2021-09-15 09:34:13 | 旅行記
よろしくお願いします。





















7月の連休に宿泊旅で滋賀県内を走った記録をお送りしています、今回はその2回目、旅はまだ始まったばかりです。黄砂交じりの雨、雪に埋もれたホームなど思い出いっぱいのJR永原駅を後にして、国道303号線へと出て峠へと向かう上り坂を進んで行く。緩やかなカーブに結構きつい上りだが、この辺りはもう何度も走っているのでかつて知ったると言った感じ、そして上り詰めた所にある岩熊トンネルへとたどり着く。上りがあれば下りもある、と言うことでトンネルを抜けるとちょっと恐怖を感じる下り坂、ここは慎重に下って塩津へと差し掛かって行く。国道8号線とT字で交わる塩津交差点、この一角にはコンビニがあるのでここでちょっと遅めの朝食休憩とする。コンビニの前にはバス停と大きな常夜灯があり、その側には今回の旅の目的でもある万葉歌碑が立っている、まずは一番最初のターゲットを確保する。
走りはその後塩津の旧街道の雰囲気が漂う町並を過ぎて、国道8号線に出た所にある神社で2番目の万葉歌碑をとらえて賤ヶ岳へと向かって行く。ちょっと長めのライトが明るいトンネルを抜けると、いよいよ目の前には賤ヶ岳への上り坂が見えてくる、『こころ旅』では試練の三味線のBGMが初めて流れた所、3年前ビワイチをやった時は雨の影響でこの道は通行止めで走ることができなかった。確かに試練となりそうな上り坂だがここも走りが楽しみだった所、苦しい上りも旅の醍醐味と感じて、自分(一人称)のペースを保ってゆっくりと進んで行くこととしよう。

















久しぶりの賤ケ岳の旧道トンネル、修繕はされているもののトンネル内では雫がポタポタと落ちていた。上りがあれば下りもあるとのことで、トンネルを抜けると一気の下りへ、ここもスピードを出し過ぎないように気をつけて進んで行く。坂を下りていく途中にあるのが大音の集落、前回は来ることが出来なかったいい雰囲気の町並だが、今回は先を急ぎたかったのでスルーしてしまう、次回はもっとゆっくりと巡りたい所です。その集落の様子は上の写真にあるように賤ケ岳をバックに撮るだけにして次の目的地へ、国道8号線へ戻ってまっすぐ進むと木之本へと行けるが、次に目指すべく万葉歌碑は木之本から少し離れた所、今回はぜひ巡りたかったのでそちらの方へと向かうことに。大音交差点からビワイチコースへと入りやがて高月町へ、トンネルを越えると右手側に琵琶湖が見えてくる。目指す場所はそこからすぐの所にある野田沼、深い森の向こうにある小さな沼はあわや見逃してしまいそうになるが、地図サイトで場所を調べて何とかたどり着くことが出来た。さて、目的の万葉歌碑は・・・と沼の周りをぐるりと回ってみたが見つからない、一周してみたが見つけることが結局見つけることができず、ここは負けを認めることとして再び木之本を目指すことに。来た道を戻るのは癪なので、今度は高月町の内陸部の町並の中を過ぎて木之本へと至る、ここまでの万葉歌碑巡りは2勝1敗、まあ勝ち負けではないのだが時間をかけて見つけられなかったのは悔いが残ってしまう、この先は気分を変えて旅を続けていくこととしよう。














前回はビワイチコースを走ったので来ることが出来なかった木之本の町並、この後は北国脇往還を走るのですが、その前に久しぶりの来訪となった町並を懐かしい気分で巡ってみることとしましょう。木之本に初めて来たのは10年前の2月こと、ちょうど大河『江』をやっていた頃で、その所縁の地である北国脇往還を走るのが目的だった。奈良を出たのが早朝の寒い時間、京都から湖西線に乗り換えて車内の暖かさにウトウト・・・、と目が覚めたら車窓の向こうは一面の雪景色、永原駅では車窓の向こうはでっかい白い塊が視界を遮っていた、奈良からほんの100キロ離れた所ではこれだけ風景が変わってしまうのか~。電車は近江塩津駅でスイッチバックして北陸線に入るが雪の風景は変わることなく木之本駅に到着、駅前は雪に覆われていたがここであきらめるわけにも行かないので相棒君を立ち上げて走り始める。まあそれが初めての木之本だったが、これまでに見たこともなかった雪の風景に圧倒されて、町並を見る余裕はほとんどなかった。あの時の情景を思い浮かべてしまったがあれから10年、そして久しぶりの北国脇往還、少しテンションを高めにいよいよ走り始め・・・となるのですがその模様については次回でのお送りと言うことにしておきましょう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち