まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.659 たつのの旅(3)・龍野の町並

2017-01-25 09:02:44 | 旅行記
おはようございます。














たつのの旅、去年の11月に走った記録です。いつも言っていることですが限られた時間内での走り、それだけにここもロスのないように行きたい所なのでしたが、一旦町に入ってしまったらその雰囲気に魅入られてしまいました、案の定予定時間をオーバーしてしまう町巡り、今回はそんな龍野の町並を紹介していきたいと思います。
国道179号線から狭い道を入って行くといい雰囲気の町並へと差し掛かる、もうこの風景を見ただけで気持ちは引き込まれてしまった、さっき走った町の中心部とは揖保川を挟んでまるで対称的な風景と言った感じである。まずはお目当ての登録有形文化財物件へ、町並の中に溶け込んだようにある建物だったが、文化財巡りで備わったレーダーがピピ~ンと働いてすぐに見つけることができた。さて、ここからは旧街道の雰囲気が漂う町並をぐるり巡ってみることとしましょう、ややっ、写真6枚目にある電柱には赤とんぼが飛んでる絵、そうか、ここは童謡『赤とんぼ』を作詞した作家の出身地だった所、その所縁の地もこの後巡ることとなります。












龍野の町並は川と山に挟まれた狭い所に碁盤の目が崩れたような形で町並が展開している。角を曲がると緩やかな上り坂、立派な構えの小学校の閘門の前を通り過ぎると龍野城址の入口に当たる所へとたどり着く、この場所だけが小高くなっていて角を曲がると今度は緩やかな下り坂、その道の途中に『赤とんぼ』の作者、原田伸郎じゃないよ、三木露風の生家があった。坂道を下りた所にもひとつ登録有形文化財の建物があるがその紹介についてはまた別枠にて、ここからは醤油の製造工場の横の細い道を通り抜けて、この町並の一番最初にたどり着いた所へと戻ってくる。そう言えばさっき、川の向こうで見た大きな醤油工場があったが、こちらの醤油工場は下から2番目の写真にあるように特徴のある形の蔵に歴史を感じる煙突が見える風景、そしてほんのりと漂ってくる醤油の匂い、この工場の前には醤油もろみの自動販売機もあった。











国道に沿うようにある旧街道の雰囲気が漂う町並が軒を連ねる通り、この辺りはさっきも書いた碁盤の目が少し崩れたような町の展開になっていて、途中には所々に細い道があって、ひとつ山側の道へと通じている。この辺りは文化財ではなくても古くて重厚そうな民家や店舗が建ち並んでいて、ちょっと進んで止まってはカメラ、またちょっと進んで止まってはカメラの繰り返し、龍野の町並はこの時間までと決めていたのだが、その時間はもうとっくに過ぎている、この町並この風景はやっぱり見て過ごすと言うわけにはいかない、自分(一人称)の気持ちが満足になるまで至る場所を四角い枠の中に収めていく。ほぼ町並も終わりに近いかと言った所が国道がもうすぐそばの所、時間は大きくオーバーしてしまったが十分満足させてもらいました。実は龍野には前に一度来たことがあるのですが、その時はこのような町並にはさほど興味もなく、ただ城下町だと言うだけで来たのだった、そう言うこともあって今回は見ておける風景はジックリ見ておくと言う気持ちで走りました。自分なりの賛辞である「今日はこれくらいにしといたるわ」と言い残して龍野の町を後にすることに、さて、この後は揖保川沿いの道を走って次の目的地である室津へ、しかしそこへたどり着くまでには厳しい山越えが待ち受けている・・・と言うことで次回もお付き合いよろしくお願いします。         まちみち

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