まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.629 奈良交通1番、2番系統市内循環線

2016-12-15 10:06:10 | バス
おはようございます。












今回は奈良交通1番系統、2番系統である市内循環線を巡ってみようと思うのですが、スタートは前回お送りした97番系統法隆寺前行の始点となる春日大社本殿からです。市内循環線から支線のように出ている路線は春日大社の入口近くの駐車場の一角にあるバス停がそのスタートとなる所ですが、バス停自体はほとんど目立たなく、その横でズラリと並ぶ色とりどりの観光バスの方が幅を利かせている。ここからスタートして大社の森と奈良公園に挟まれた道を進んで行くと市内循環線に入り東大寺大仏殿バス停、東大寺参道の入口にあり乗場ではたくさんの人がバスを待っている。今回のバス停巡りはここからJR、近鉄奈良駅を経由してぐるり1週、またここへ戻ってくることになります。









国道169号線との交差点を過ぎると県庁前バス停、奈良公園が真横にあるので歩道はたくさんの観光客であふれているが、この辺りは奈良の守り神でもある鹿さんも多い、油断していると道路に飛び出して来るので気をつけなければならない。タモリ氏にも興味を持ってもらった緩やかな下り坂を過ぎると近鉄奈良駅、言わずと知れた奈良でも一番のバスターミナル、高速バスの出発地であり、路線バスもたくさんの路線がここを出発として奈良県内の各地を結んでいいる。昔は五條、王寺、明日香、大宇陀、京都駅までもと長距離を走る路線バスもあったが、今はもうほとんどなくなってしまった。
路線はこの先で南へと方角を変えて、もうひとつの大ターミナルのJR奈良駅へとたどり着く。ほぼ全便のバスがこの両駅を通る運行系統となっている、以前は近鉄奈良駅から大宮通に入るバスはJR奈良駅を経由しなかったが、今はJRに西口のバス停も出来たので、一旦そちらを経由していく運行ルートになっている。










ここまでは観光地を巡る路線風景も、JR奈良駅を過ぎると様相が変わってきて喧騒も落ち着いた感じの方へと差し掛かって行く。法隆寺、大安寺方面との分岐点となる大森町バス停を過ぎるとバスは方角を東へと変えて、正面に春日山を見る方へと向かって進んで行く。この辺りは民家が建ち並ぶ所で観光地からは一歩外れた普通の生活の場を感じることができる所、観光客が主力となる北側路線とは対照的に、こちら側は地元の人たちの足となっている感じの南側路線である。北京終バス停辺りからは奈良町界隈へと差し掛かって行き、車窓の雰囲気もまた少し変わって来たように感じる。少しだけ上りになった道を進むと田中町バス停、ならまち南口と言う別称があることでも分かる通り、バス停横の交差点が上ツ道に当たり奈良町の落ち着いた雰囲気の町並への南側の玄関口となっている。その次の紀寺町バス停も、ここでは何度か取り上げたことがある平城京の主要寺院であった紀寺が存在したであろう所、しかし付近は市内循環線と国道169号線が交差していて近くには大きな病院もあるので交通量が多く殺伐とした所である。










循環線は最後の曲がり角を迎えて北へと方向を変えて間もなく高畑バス停、バスの操車場がある所で昔はここを始発、終点とする路線も多くあったが今はそれも少なくなってしまった、バス停の東側にあるのは奈良教育大学と言うことで学生さんの利用が多いバス停でもある。次の破石町バス停はここでも何度も紹介したことがある高畑界隈の玄関口となる所、東へ旧街道の雰囲気が漂う町並が軒を為す細い道をせっせせっせと上って行くと新薬師寺へと行くことができる。西側には高畑のピラミッドとも言われているのかどうかは分からないが↓↓↓



こんなものがデ~ンと構えている。
ここを過ぎると道は緩やかなカーブの下り坂、町並を抜けると車窓には奈良公園の風景が広がってくる、車窓右手側には飛火野、玉木宏がしゃべる鹿と出会った所です。一旦下りとなった道は今度はすぐに急な上り坂、そこを過ぎると春日大社表参道バス停、写真にも写ってますが最近奈良は外国人の観光客が多いんですねえ。この辺りを歩いていると聞こえてくるのは日本語ではない言葉ばかり、奈良が世界的な観光地として認識されているから外国人観光客も多く来てくれているのだろうけど、日本人にももっと多く来てほしいですね、海外にばかり目を向けてないで、もっと日本と言う場所を知りに来てほしいですね。と言うことで表参道を過ぎるとすぐに方向を西に変えて東大寺大仏殿バス停、さっきの場所へと戻って来て市内循環線1周完走です。世界的に名の知れた名所、普通の生活を感じられる場所、歴史を感じる旧街道の風景、奈良市のいろいろな顔を見ることができる市内循環線、値段均一区間なのでもし良ければぐるり1周してみるのもいかがでしょうか、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。        まちみち

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