まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.525 滋賀の旅春編・登録有形文化財巡り、大津市

2016-07-10 20:10:36 | 文化財
おはようございます。











滋賀の旅春編はいよいよ今回が最終回、旧東海道を草津から走って来て大津の中心地へとたどり着きました。京阪浜大津駅の南側のこの辺り一角はたくさんの登録有形文化財物件が点在していて一応の前調べはしていたつもりですが、後から確認したところではいくつか見落としたものもあったようで、宿題が残ってしまうことになってしまいました。旧東海道は国道161号線京町1丁目交差点に至るまでにずっと古い町並が続き、どれも文化財っぽい建物ばかり、写真1枚目は西日が差し込む所にあるすだれ老舗とある店を撮ったものでしたが、登録有形文化財物件はその向こう側にある建物、見た感じは三つの建物とも遜色ない感じなのですが、ここを文化財に選定すると言う何か決め手みたいなものでもあったのでしょうか。















旧東海道から北へ、もう京阪石坂線がすぐそこに見える所、線路沿いにある道は大津にはもう数えきれないくらいに来ているはずなのにほとんど走ったことがない道。仕方がない、大津に来たら旧東海道か湖岸道路がもう定番になっているのだから、どうしても他の入り組んだ道は自分(一人称)の中では忘れられた存在となってしまっている。その道に登録有形文化財物件がひとつ、それが写真1枚目、2枚目、○○家住宅とあるから個人の持ち物であるのだろうが、通りは普通の民家や商店が軒を為す所であり、その中でのこの建物はさすがに異彩を放っている感じ。写真3枚目、4枚目の家屋も登録有形文化財、旧東海道から少し離れた所に位置しているが、この家屋は江戸時代からあるとのことでまさに東海道が幹線としての役割を発揮していた時代を知っていたと言うことになる、さすがに歴史のある町、大津と言った感じである。

京阪浜大津駅近くへと戻るその途中にあるのが旧大津公会堂、もう写真を見ても分かる通りいかにも登録有形文化財やな~との雰囲気を漂わせている。旧とあるからその役割はもう果たされてなく、今は何かの店になっているよう、若い女性客が何人か出入りしていたが、そんな人たちにとってはの表示もマンホールの模様くらいの存在でしかないんだろうな・・・。ここから少し旧東海道方面に戻った所、上の写真で言えば下から5枚にある隣り合う二つの建物が登録有形文化財。そのうちのひとつは見ての通り歯科だと言うことが分かるが、昔からある医院や診療所でよく見かけるのが右側から書かれた医院名の看板と「醫」の字。結構いろいろな所で見かけるがそこが文化財となると範囲は狭められてしまう、それでもその病院が昔からその場所で人々の暮らしを見守ってきたと言う歴史の一幕を垣間見ることができるところである。










国道161号線を越えて今回の輪行折りたたみの駅となるJR西大津駅、もとい、JR大津京駅へと向かうことにするが、その途中にあるのが写真1枚目~3枚目にある、これも登録有形文化財の建物。見るからに料亭だそうだ、そしてこれが近江今津から今日一日巡ってきて最後の登録有形文化財となる、いくつか見落としはあったかも知れないが、滋賀県での初めての登録有形文化財巡りはまあまあ順調だったんじゃあないかな・・・などと振り返りながら相棒を最後の目的地へと向けて走らせる。皇子山運動公園に沿う道を先へと進んで行ってJR大津京駅へとたどり着く、朝一番から走り詰めだったのでさすがに足はガクガク、もう一気に心が折れてしまった気分になる。今日は終わってしまったが、登録有形文化財巡り滋賀県編はまだまだ始まったばかり、次回からは新章、初夏編として米原、彦根、近江八幡方面を走った記録をお伝えさせてもらおうと思っております。今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。          まちみち