まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.531 魔曲、橿原に響く(前編)

2016-07-18 20:19:38 | 日記
おはようございます。





梅雨が明けたんですかね、今日は夏の本格的な始まりを予感させる感じの暑い日、遠出は控えているとは言ってもこんな連休のいい天気の日に家でしおしおしているのも何なので走りに行ってきました。行先は橿原、佐藤薬品スタジアム、夏の高校野球奈良県大会を見て来ました、暑い日に打っておきたい熱いネタ、今回はその前編をお送りさせてもらおうと思います。






やあ、ここへ来るのは何年ぶりかなあ、去年は朝早く起きて甲子園まで走って見られなかったと言うことがあったけど、予選ならまあ大丈夫だろう。でも今日は第1試合には名門郡山、第2試合には智辯学園が登場、スタジアムの入口前はたくさんの人がいてあの時の悪夢がよみがえってくる。とりあえずチケットを購入して早速内野客席へ、外野席は全面芝生で解放されておらずバックネット裏の内野席で観戦しなければならなかった、外野で見たかったんやけどなあ。客席はそれほど多くなく席も7割方は埋まっている、とりあえず1塁側の応援席がすぐ横の場所に陣取るが少し窮屈さを感じる所、でもグラウンドはよく見える。







横の応援席に陣取る郡山応援団、ブラスバンドのズシリとした音が響いてくる。自分(一人称)が座っていたのは一番端の座席だったが、その音にひかれるようにしてたくさんの人が見にやって来た、中には応援席に知り合いがいる人もいるらしくて手を振っていたり声をかけている人もいる。ちょっと鬱陶しいが応援もまた熱い闘いを繰り広げているんやね、ブラスバンド、チアガール、ベンチに入れなかった選手たち、グラウンドの外でも暑い熱い闘いが・・・最近ブラスバンドの映画やドラマが何で流行っているのかが分かった気がする、その走りは『SWING GIRLS』でしょ、で今年はそれが『青空エール』へと受け継がれるわけですか。





第1試合は郡山vs高円、結果は12-1で郡山が5回コールド勝ち、高円高校には申し訳ないがこれは予想通り、最近は甲子園から遠ざかっているとは言っても郡山は奈良県屈指の名門校、奈良県の高校野球の歴史を支えてきた高校であり、そこで長らく監督として采配を振られてきた森本監督はあまりにも有名過ぎる方である。1971年夏はベスト4で福島磐城に負けて決勝進出を逃し、1978年春は群馬桐生、1998年春は松坂の横浜に準々決勝で敗れている、そして有名なのが1997年春の函館大有斗戦、9回裏ショートゴロで勝ったと思った瞬間ショートの選手がトンネルして逆転サヨナラ負け、彼はその後1年間近鉄電車内で地獄の日々を送っていたが、翌年、同じ北海道の北照戦、1点差で勝っている場面で最後の打球がまたショートへ、今度は無事にさばいて見事前年のリベンジを果たすわけですが、彼はある週刊誌にも名前が取り上げられるほどの有名人となってしまいました。
さて、試合は一方的だったのですが、前半はむしろ勝っている郡山の方が劣勢か、と言う感じの展開、先発投手は先に下りましたからね、高円もあの場面であと1本出ていれば、と言う感じだっただけに残念だった。隣の郡山の応援席からはチャンスになると郡高音頭が響いてくる、かつては甲子園でも響き渡ったこれもまた有名な応援曲も聞けなくなって久しくなりました、天理の「わっしょい」、智辯の「ジョックロック」と並んで今風に言うと魔曲と言った感じですが、今年こそは・・・いや、来年の春でええわ、甲子園で再び郡高音頭を響かせてほしいところです。
相手の高円応援団も負けてはいない、定番の応援曲にAKB48の「ヘビーローテーション」、これは2013年夏の桜井の魔曲でしたか、この曲の演奏中にホームランが飛び出しました。郡山ほど派手ではない応援でしたが、その曲に合わせてチアガールがAKBの振りで踊っていたのがおかしかった。劣勢でも最後までテンションを落とさずに頑張って声を枯らせていた応援、これもまた高校野球ではお馴染みの、胸を熱くする風景なのでしょう。








第2試合が始まる前に、今度は座席を3塁側に移動する、智辯学園の応援団は1塁側だが、ここは真正面の良く見える所から見ておきたいから。さっきは壁になって見えなかった畝傍山が緑色鮮やかに球場を見守っている、そんな中で春の優勝校、智辯学園の登場、それに合わせてバックネット裏のスタンドももう空席が見えないほどに埋まってきた、いち早くこちらへ移っておいて正解だったか。そのうち隣に相手の高田商応援団が入って来てブラスの音を響かせてきた、野球では劣勢は分かっていても応援では負けないぞ、との意気込みが伝わってきそう。高田商は横浜DNA(Bs)の三浦大輔投手の出身校として有名、春夏合わせて3回甲子園に出場して通算4勝3敗と勝ち越しているのはなかなか立派な成績です。1963年夏はベスト8まで勝ち進んだのですがまたもや横浜に阻まれてしまいました、横浜、何で奈良県の夢をこれでもかってくらいに壊してくれんねん・・・と言いたいところですが、そんな悔しさは智辯学園が見事に晴らしてくれました。その智辯学園、応援団も少し遅れて1塁側の応援席を埋めていきます、そして怒号の如く聞こえてくる掛け声、さすがに春の甲子園優勝校、応援の方も貫禄を見せてくれようとしています、さあ、どうする高田商・・・。










両校ノック練習が始まりまずは智辯学園から、出てきましたねえ、気弱そうな田中要司こと小坂監督、センバツ優勝のインタビューで

笑うしかなかったですね

とKYな(古いな)発言をした監督ですが、ノックする姿はさすがに厳しそう。その打球に反応する選手たち、春の活躍がまだ記憶に新しいところです・・・と言うか自分(一人称)は暇な時は決勝戦の録画ばかり見ているから記憶がいつも新しすぎる・・・今日もその時のような粘り強い守備を見せてくれるでしょうか。対する高田商もきびきびした動きで監督の打球をうまくさばいて野手にボールを回していく、さすがに伝統は受け継がれていると言った感じ、これは春の王者智辯学園もうかうかしていられないと言った感じだが、まさかそれが現実になってしまうとは・・・このお話は次回へと続きます、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。       まちみち


No.530 流れを変えてくれる男

2016-07-18 00:15:47 | 日記
おはようございます。


まずは訂正から、何回か前にウルトラセブンの話をした時に「血を吐きながら走り続ける」と書いたのですが、今日BSプレミアムでやっていた『ウルトラセブン・超兵器R1号』でモロボシ・ダンが言っていた台詞、正しくは

血を吐きながら続ける

でした、ああ、僕としたことが・・・。この放送はこの前やっていたウルトラマン生誕50周年特番のエピソード人気投票のベスト10に選ばれた作品を今日から毎週放送していくもの、まあベスト10に入った作品は確かにどれも名作ばかりでしたが、どれもヘビーなお話ばかり。今日のギエロン星獣、レオのMAC全滅やセブンのノンマルト、帰ってきたウルトラマンのムルチなど、これは言うべきではないんだろうけど、大人だから子供向けのエピソードを選ぶのは恥ずかしいと皆思ったんでしょうか?考えさせられる作品ばかりだったのは今の大人が子供時代に見て面白いと思った作品ではなく、大人になって再放送を見て、これなら「大人やなあ」と思われるだろうと選んだ作品ばかりだったのが少し残念な気がしました。
例えばタロウからはテンペラー星人の話が選ばれていましたが、これなんかモロお子様向けの内容、この再放送を見るのは恥ずかしいと思う人が結構いるんじゃないでしょうかねえ。自分(一人称)が好きだったウルトラマンエースからはベスト10には1作も入らず、

「怪獣対超獣対宇宙人」「超獣10万匹! 奇襲計画」
「超獣は10人の女?」「サボテン地獄の赤い花」
「鳩を返せ!」「さようなら夕子よ、月の妹よ」
「セブンの命! エースの命!」「ベロクロンの復讐」

自分(一人称)はこの辺りのエピソードが好きでしたねえ。


(「サボテン地獄の赤い花」より、コンド―です!)

タロウではムルロア、改造べムスターのエピソード、レオでは第1話、セブン絶体絶命のピンチに現れるレオが何ともカッコいい、BGMがまたレオの強さを表してるかのようでカッコいいんだよなあ。ただレオは案外弱い、第3話前編でツルク星人に負けてしまい行方不明に、第4話後編では今度はモロボシ・ダンが星人相手に孤軍奮闘の戦いを挑むのがまたカッコいい、自分(一人称)はこの辺りのエピソードが好きですね、まあ確かにセブンなど前半のシリーズに比べると軽く子供向けのエピソードばかりかも知れないけど、選ばれても決して恥ずかしくない作品ばかりだと思います。


『とと姉ちゃん』これまでいつになったら面白くなんの?とばかり繰り返してきましたが、今週はやとこさその片鱗を見せてくれたんじゃなかったかな、とにかくこの人のワンマンショーと言った感じでした↓↓↓



例えば『花子とアン』では蓮子様、『あさが来た』では五代友厚・・・と言った感じで、ドラマには主人公に影響を与えるキーパーソンが登場します、となるとこのドラマでは唐沢寿明演ずる花山がそれに当たることとなる。出番は6月くらいからあってその頃から面白くなるだろうと期待していたのだが、戦争や何やかんやあって、先週やっと花山本格登場となりました。それにしても唐沢寿明って人は緩急の使い分けが激しいと言うか、ふり幅が大きいと言うか、どんな場面も自分の方に持って行くとか、さすがと言えばさすがやし、鬱陶しいと言えば鬱陶しいんだよなあ。似たようなところではもそんな感じか、そう言えばその二人とも、この間フジでやってた三億円事件のドラマに出ていたな、よっちゃんも出てたし近所のおばさんも出てたし、花山の友達の人も出てた・・・ってとと姉の話やった。とにかく唐沢寿明の本格参戦でやっとドラマが乗ってきた感じ、真剣な部分はシリアスに、コミカルの部分はこれでもかと言うくらいに持ち味を発揮する、鬱陶しいけどさすが唐沢寿明だわ。
ただ、「スタアの装い」第2号がサクッと完成してサクッと売り切れたと言う演出はいただけない、いや、その雑誌ができるまでをドキュメントで見せろと言ってるんじゃないけど、第1号の時もそうだけど雑誌を作る苦労をあまりにも省きすぎている気がして・・・なんか芝居が面倒な所はナレーションで済ましてしまうと言うのは今の朝ドラしかり大河しかり、と言った感じですか。ここまでもう半分以上が終わって、やっと兆しが見えてきた感じの『とと姉ちゃん』、来週以降も今回のようなテンポで見せてくれるのでしょうか。実はこのドラマの前にやってる『てるてる家族』、面白いと思って見てたはずなのに最近全然面白くないんやな、何でやろ・・・って原因ははっきりしてる、石原さとみが主役だからだ。最近は上野樹里も出番が減って来て全然目立たへん、石原さとみばかり目立ってるから面白いことも何ともあらへん、もう『青空エール』しか楽しみはないんかな・・・

常子と花山はもう御存じだと思いますが、実在のモデルになった人がいてて、それがこの二人↓↓↓



女性の方(右側は男の人だよ)は大橋鎭子氏、もちろんこのドラマの主人公小橋常子のモデルとなった方です。ただしこの人が例えば鳩を捕まえに行ったとか、学校でカンニングの疑いをかけられたとか、タイピスト仲間からいじめられたとかと言うことはなく、ドラマのエピソードはもちろん創作だと言うこと。このドラマのアカンところと言うのは、前回の『あさが来た』のあさのように、実在したモデルとは関係ないエピソードで面白おかしく見られるようにドラマを作っているところじゃないかな。いや、別にそれが悪いと言っているわけではないんやけど、もっと早く花山と出会って雑誌作りをもっと緻密に見せてくれたらよかったんじゃないかと思ってしまう、まあドラマを見ている人それぞれに言いたいことはあると思うからあくまでもと言うことですが。でも、ここまで常子のキャラがチャランポランだったら、実在した大橋さんから苦情が来ないのかと心配にもなってしまう、そう言えば先述したも大河であまりにも汚い格好だったので、グループから苦情を頂いたと言うことがありましたね。このドラマではその辺りの配慮はされているんでしょうか。
男性の方は花森安治氏、花山のモデルとなった人なのですが、こんな人だったらしいです↓↓↓



ドラマでもどうして女性のことにそんなに詳しいのかと聞かれて「帰る、私にも羞恥心と言うものがある」と言っていましたが、これを見るとどうやらマジみたいですね・・・ってことは唐沢も女装するのか?朝からそんなん見たいって思うか?いや、見てみたいかも。唐沢寿明を兄貴と慕っているミッチーは昔女装してたぞ、ここはやるべきかも・・・今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。      まちみち