まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.85 東高野街道(柏原~河内長野)

2015-04-01 01:06:31 | みち
おはようございます。今回は東高野街道を柏原から南へ河内長野へと走ってみようと思います。



奈良から国道25号線を走って近鉄河内国分駅、ここで国道から分かれて堺方面へと行く府道12号線へと入る。石川を渡り少し行くと細い道が交差している、この道が東高野街道。ここを左に曲がって河内長野方面へと向かうが、その前に一旦右に曲がりほんのペダルを一漕ぎだけ行くと、細い道どうしが交差している。この十字に交わる道が長尾街道である。
では、東高野街道を行ってみましょう。近鉄南大阪線の踏切を渡ると道明寺天満宮の横を通り過ぎ、近鉄道明寺駅に近い町並の中の狭い道を通り抜けて行く。道は国道170号線の信号のない所を渡りそのまま細い道を進む。この道は一目で街道と分かるタイル敷きの道、右手側には応神天皇陵が見えている。


(道明寺付近)

誉田八幡宮横を通り過ぎすと右に分かれる道があり、道の両脇には石の道標が2基立っている。この分岐するする道が古市街道で大阪市内の平野へと向かう道である。再び国道170号線を渡りそのまままっすぐ進み近鉄南大阪線の踏切を渡ると、旧街道の雰囲気を漂わせる古市の町並の通りとなる。少し行くと道端に石の道標が立つ交差点にたどり着く、この交差する道が国道166号線、堺と奈良を結ぶ竹ノ内街道である。



(古市街道との分岐点)

(竹ノ内街道との交差点)


またまた近鉄線の踏切を渡り小さな古墳の横を通り過ぎ国道170号線に合流、少しだけ行ってまた左へ分かれる細い道へと入って行く。国道170号線と沿う道は一部喜志付近で国道に入るが、所々旧街道の雰囲気を残す町並を見ながら富田林へと差し掛かって行く。
近鉄富田林駅に近い富田林寺内町、古い造りの家や寺院が立ち並ぶ所、道は碁盤の目状になっていて街歩きに訪れている人も多い。とりあえず町並をぐるっと一回りして、町並みの一角から南へ伸びる道を走って近鉄川西駅前へとたどり着く。
国道の信号を渡り高架の駅の下を抜けて近鉄線の西側へと入る。国道309号線を越えて少し入り組んだ民家が並ぶ細い道を進み近鉄滝谷不動駅に近い錦織の町並へ、駅の近くには石の道標が立っているがその横にはゴミ置き場の箱が置かれていて街道の風景も台なしだ。


(滝谷不動駅付近の道標、スマホでの画像)


街道は近鉄長野線の踏切を渡って国道170号線へと合流、ほぼ近鉄長野線に沿う道の途中には錦織一里塚の小高い丘の横を通り過ぎる。その先で右に分れて踏切を渡って坂道となる道があるのだが、その道が東高野街道かどうかわからなかったのでそのまま国道を進むことにする。
近鉄汐ノ宮駅前を過ぎて近鉄線の下をくぐってまっすぐ進むと河内長野駅に近い菊水町交差点、T字の交差点は左に五條方面へと向かう国道310号線が分かれている。ここは向かって左が近鉄長野線、右が南海高野線が出会う場所であり、以前はその両鉄道の線路が分かれて行く所に桜の樹が立っていたが、道路の拡張工事の際に撤去されてしまった。


(在りし日の桜の樹)

(河内長野駅前に立つ道標)

交差点を右に南海高野線の下をくぐると南海、近鉄河内長野駅前へとたどり着く。少し狭く感じるロータリー、その一角にあるアーケード通りの入口に高野街道の表示の道標が立っている。ここで堺方面からの西高野街道と合流して、高野街道は橋本方面へ向かう道となる。今回はここまでとしておきます。    まちみち