まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.93 中山道大井宿

2015-04-09 09:42:06 | みち
おはようございます。2006年のGWに馬籠、妻籠を走った時の記録を何回かに分けてお送りしていきたいと思います。ただし、もう相当前のことなので、当時の記憶を旅の写真から紐解きながらお話していくことになります。



今回は1泊2日の旅の1日目、大井宿から中津川宿へ向けて走ります。


(JR恵那駅)

新大阪から新幹線、名古屋で中央線の快速に乗り継いでJR恵那駅で下車する。時間はもう夕方近く、午前中は所用があってこんな遅い時間のスタートとなってしまった。今夜は中津川のビジネスホテルで宿泊の予定、その前にひとつ手前の大井宿から走ってみようと思いこの駅からスタートすることにした。




相棒を立ち上げて行くわけだが、夕暮れ時にはまだ時間もあるので、旧中山道を岐阜方面に戻るように走ってみることに。駅前の道からJR線沿いを少し行った所で中山道に合流、五叉路の坂の上交差点からJR中央線沿いの県道を進む。旧街道は県道を分かれて石畳の道となり山の中へと入って行く。




石畳の道はやがて未舗装の道へと変わり町を見下ろす山の高い場所を走る。ややっ、GWなのにまだ桜が咲いているではないか、標高の高い所なので開花が町よりも遅いのだろう。付近には桜百選の石碑が立っている。ここを少し行くと石の道標が立つ槇ヶ根の追分、中山道は右へ次の大湫宿へと進んで行くがさすがにそこまで行くわけにはいかないので、ここから坂を下って国道19号線へと出て恵那方面へ戻ることにする。




(大井宿にて)

旧中山道を走って大井宿の中心地、旧街道の雰囲気を残す町並の中を細かく右折左折しながら抜けて行く。宿場町を過ぎるともう夕暮れは近い、急いで中津川へ向かわなければ。


(街道の風景)



この区間も足を止めて見てみたい所はいろいろとあったが、とりあえず先を急ぐことを優先する。目の前に迫る木曽の高い山々、明日はあそこを走ることになるんだろうな、ふと後ろを振り返るときれいな夕焼けの風景が、ああ、泣けてくる風景だ。今回は遅い時間の出発で駆け足で通り過ぎてきたが、今度はもっとゆっくりじっくり走ってみたい大井宿であった。今回はここまでとしておきます。     まちみち