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まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1584 葛城川(2)

2021-06-08 10:49:40 | ふうけい
よろしくお願いします。


















4月初旬の穏やかな晴れの日に御所方面を葛城川を巡りながら走った記録をお送りしていきます。葛城川と言うと京奈和自転車道が御所市内までずっと沿っているのですが、今回は何をひねくれたのか途中まではそちらは通らずに大和高田市まで走り、初走りとなる区間からは自転車道へと入りました。いつもは国道24号線や下街道の車がたくさん行き交う所を通っていたのですが、自転車道を利用すると御所市内まではあっという間に来ることができました、この道は使えそうですねえ。そんなわけで前回は御所市に入ったところまでお送りしました、このまま川沿いを先へと進んで行くのもいいのですが、何か新しい発見があるかも知れません、久しぶりに御所の町並を走ってみることとしましょう・・・と言うことだったのですが、まあ上の写真を見た限りでは、いつもと同じ感じの旧街道の雰囲気が漂う町並の写真が並ぶばかりとなってしまいました。

















葛城川沿いの道へと戻りJR和歌山線の踏切を渡ってすぐの所に写真3枚目にある石橋が架かっている、近くには橋の名を冠したバス停があったのでそのバス停名がこの橋の名前だろう。京奈和自転車道はここで橋を渡った先で葛城川から離れていく、この先どのルートをたどって曽我川沿いに至るのかはまた別の機会に走ってみることにして、自分(一人称)の方はそのまま葛城川巡りを続けていく。国道24号線へと入り葛城川は道路の右手側、この辺りは蛇穴と言う難読な地名の所だが、この地に関してはまたいずれここで取り上げることになると思います。その後はいったん葛城川が左手側に見える道へと入り国道24号線の雑然とした通りを避けて行く、間もなくたどり着いたのは室という国道24号と309号が交差する、以前古墳、都巡りで訪れたことがある所です。再び国道24号線を葛城川を右手側に見ながら進んで行くと、自分(一人称)の巡りポイントセンサーが反応した。畑の中に見えたのは吉野川分水路に太陽光パネルが設置された発電所、国道には吉野川分水の看板が掲げられていて西部幹線水路がちょっとだけ姿を現している。今日は吉野川分水は意識しないで走ろうと思っていたのだけど結局好奇心には勝てない、この走りの帰路はこの西部幹線水路を追う走りとなってしまったのですが、その走りはまた別の機会でのお送りとしておきましょう。

















国道24号線は相変わらず車が多く雑然としているので、ここはこれまで走ったことのない旧道へと入り、名前も知らない集落の中を走って行くことに。葛城川はその集落の中をカーブを繰り返しながら流れている、その川に名を冠している葛城山は右手側に大きくそびえている、青い空に緑の大きな山はまさに絵になる感じ、その山をバックにしてパラシュートで飛んでいる人たちがいる、まさにみんなが人それぞれの休日を楽しんでいると言うことだろう。集落を抜けると国道24号線の小殿交差点、葛城川はこの交差点で国道を横切って東側へと至る、自分(一人称)も信号を渡って川に沿う旧道へ。国道24号線はここからが当国道の標高最高地点となる風の森峠に至る上りとなる、一方自分(一人称)が進んで行く旧道はここでも何度か取り上げたことがある道で、こちらもすぐに緩やかな上りとなって行く。とりあえず今回はここまで、巡りの対象となっている葛城川とは次回もう少しだけお付き合いとなります、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。・・・・・・・・・・・・まちみち



No.1579 大和高田市の水路(2)・・・太田川

2021-06-01 11:09:16 | ふうけい
よろしくお願いします。





















大和高田市を流れる川を巡るシリーズの2回目、今回は太田川をお送りしていこうと思います、と言っても高田での川巡りは今のところこの川で終わりとなってしまっているのですが・・・、まああれやこれや言ってないで進んで行くこととしましょう。
スタートは葛城市にある県道30号線と南阪奈道が交差する太田南交差点の北側から、この辺りは太田という名の地区で、昔からある集落と近年開発された道路の施設が交わる所、今後吉野川分水巡りでもこの地名と場所が出てくることがあると思います。山の方から流れてきた水路は山麓線、吉野川分水路、南阪奈道の下を通り抜けて平地の田園風景の中へとたどり着く、高架道の喧騒とは背中合わせにあるような静かな風景の中を、太田川は違う方向から流れてきた水路を合流して、緩やかなカーブを描いて流れていく。

















太田川は南阪奈道をくぐって高架道の北側へ、この辺りもこの頃は色を失った田園風景の中、この地に住んでいる人からすれば失礼な言い方になってしまうが少しダラ~ンとしただらしない感じの二上山が、青い空と澄んだ空気の中に映えてそびえている。川は田んぼで区画された直角の仕切りを縫うように流れて、さっきまでは遠くに見えていた集落へと向かって行く。その集落の入口にあるのが写真5枚目~7枚目にある池、この風景、これまでにも何度も通ったことのある道、そしてこれより差し掛かって行く町並・・・ここは疋田という名の町、明日香から二上山へ向かう時には必ず通る町はここでも何度も取り上げたことがありました。葛城市を舞台とした映画ではこの町がロケ地となっていました、その時の主人公が住んでいた家を探すと言う下品な巡りもしてしまいました、まあそんなことで結構見慣れた、走り慣れた町、そこを流れている川が今回のテーマとなっている太田川だったのか~。二上山へ向かう時は町の真ん中で左折するのですが、今回は川巡り、そのまま真っ直ぐ進んで行くこととしよう、確かこの道は初めてだったかな・・・。














住宅地の中を真っ直ぐ北へと進んで行くと立て続けに踏切を2つ渡る、左手側の線路の向こうに見えているのは近鉄尺土駅、この駅は南大阪線から御所線が分岐する駅、駅と踏切の間で線路が分岐しているから2つも踏切を渡らなければならないのか。尺土駅付近は環濠集落の雰囲気を残している所、太田川はその町並の脇を流れて国道166号線へと突き当たって直角に折れて道に沿って流れていく。大和高田市の川巡りと題しながら、ここまではずっと葛城市内での川巡り、この道路を境界線としてやっと大和高田市へと入ることとなる。国道166号線=横大路、更に=竹内街道を東へと進んで行くと高田の中心地はもうすぐそこ、その入口となる交差点はもう目の前だが、太田川はその手前で国道の下を通り過ぎて向きを変えてしまう。川は右手側に大中公園を見ながら進んでやがてその先で高田川と合流となってしまう、大中公園は市民の憩いの場、高田川と太田川の合流点は河川敷が階段になっていて川のすぐ近くまで下りることができる。ここを通るとよく親子連れがこの合流点へ下りている光景を見かけるが、川はいつ増水するか分からないもの、油断大敵の気持ちはいつも持っていなければ・・・ですね、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。・・・・・・・・・・・・まちみち



No.1568 Go To 大津(1)・・・近江大橋を渡って

2021-05-17 10:39:34 | ふうけい
よろしくお願いします。





















今年最初の大津への走りの記録です、GoTo編として3~4回に渡ってお送りしていこうと思います。いつものように奈良から定番のコースを通って大津市へと入る、写真を見てもお分かりのようにこの日はどんよりとした曇り空、大津港から見る琵琶湖の水面もちょっとくすんだような色に見えてしまいました。遊覧船乗場を横切って水上警察署前を通り過ぎて湖沿いの遊歩道を、歩行者に気をつけながら進んで行きます、まあちらこちらに目をキョロキョロさせながら走ってしまうのが自分(一人称)の悪い癖なので。走ったのは4月になったばかりの頃、例年なら桜が満開で人がたくさんのところですが、この日は折からの感染症禍と桜の見頃が早かったこともあって、人の出具合もまあまあと言ったところ、でも自分(一人称)にとってはこれくらいが一番走りやすくていい感じです。












とりあえず目的もないまま大津までやって来たのでここから先はノープラン、いつもなら大津市内をチョイチョイと巡ってまた国道1号線に戻って逢坂越えで京都へ・・・と行くところだが、今回は時間もあることだしちょっと変わったルートで帰ることにしてみるかな。まあ久しぶりの琵琶湖なので、この眺めをじっくりと楽しみながら先へと進んで行くことにしよう。呑気なのは自分(一人称)だけではないようで、公園の草むらの上ではカモの団体さんがこれまた気ままな休日の昼下がりを楽しんでいらっしゃいました。カモって中には自分勝手な奴もいますが、総じて団体行動ができる動物ですね~、まあ渡り鳥もそうだし地上の肉食系もそうか、みんな生きるための手段と言ったところでしょうか。


















近江大橋を渡って草津市へと入る、湖に対岸の風景と菜の花が曇り空の下で映えています。奈良を出た時は鬱陶しい天気やな~、と思っていたが太陽光線がない分風景が映えて写ってくれるのがありがたい、ただ雨の心配はまだ否めないところですが。いつもなら湖岸道路を北へと進んで行くところだが、今回は逆に南へと相棒君を進めていく。草津市に入ったと思ったらまたすぐに大津市、湖の上には赤と白の縞々模様の長い浮きがポワンポワンと浮かんでいる。湖岸と湖の中にもツートンカラーのポールが立っていてロープで結ばれている、多分ボートのゴールなのだろう。琵琶湖のこの辺りはボート部の練習場所としても有名な所、ドラマ『がんばっていきまっしょい』のロケ地にもなりました。まあそんなことを思い出しながら、気ままに大津を走った記録はまだまだ次回へと続きます、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。            まちみち




No.1565 和歌山の旅、2021年新春(4)・・・夕暮れの和歌山港

2021-05-12 10:26:30 | ふうけい
よろしくお願いします。






















和歌山へ向けての走り、紀ノ川に沿って万葉歌碑を巡りながら和歌山市へと入り、中心部を通り抜けて和歌山港までやって来ました。走ったのは正月3日、箱根駅伝では駒澤が奇跡的な大逆転を演じました、行程の半分以上が川のそばを走っていたがとにかく風が強くて寒かった、年末に香川、徳島方面を走った時も風がきつくて仕方なかったが、その時の天気をそのまま引きずったかのようだった。雲の流れは早く変わりやすい空模様、晴れたかと思えばすぐに雲が広がってくるの繰り返し、和歌山市の中心部に入った頃は雲が空一面を覆っていて、これは期待した風景はどうかな・・・の気分だった。とりあえず最終目的地の和歌山港へと到着、余裕があれば和歌浦の灯台まで行きたかったがさすがに時間を考えるとここまでが精一杯だった。まずは南海和歌山港駅前に架かる赤い欄干の青岸橋、ループ状の上りを進んで一番高い場所へとたどり着く。ちょっともったいぶってまずは市内中心部に目を向けてみる、どんよりと曇った空の下には紀ノ川と和歌山の町が広がっていて、真正面の山の上には和歌山城が見えている。振り向いてみるとこの走りでは初めて見る海、空は雲に覆われているがその隙間から沈みかけの太陽が海面をキラキラと輝かせている。灯台が立つ突堤の間をフェリーが通り抜けて行こうとしている、あれは3日前の大晦日の夜に乗ったフェリーだったのかな、あの時は地上に下りることもなくすぐに電車に飛び乗ったからなあ、それではその地上に下りて行ってみることとしましょう。


















・・・と言うことで和歌山港へとやって来ました、フェリーが出たばかりで車も人も誰もいない、波がタプタプと音を立てて桟橋を揺らしている。風はきついが海は穏やか、そこに間もなくまん丸で真っ赤な太陽が溶けていこうとしている、でもここからは防波堤が影になって海に沈む太陽は見ることができなさそう。場所を変えようかと思ったがもう間に合いそうにもないし、その前に太陽の方が雲に吸収されて残照だけを輝かせて消えてしまった。でも写真を見ると雲じゃなくてその向こうに見える山に沈んでしまったかのよう、あの山は淡路島かな、まあ一応これで目的は達成できたかな。

和歌山港・サンセット


陽が沈むと空はすぐに暗くなってくる、そろそろ相棒君もお休みの時間だ、南海和歌山市駅へ急ぐとしよう。












和歌山市駅も3日前に来たばかり、駅は改装されて階段を使わずに難波行ホームまで行けるようになった。そのホームに停まっている特急『サザン』は黒色の車体で奇抜なラッピングが施されている、L'Arc〜en〜Cielのhydeが和歌山出身で、よくこの電車に乗って難波に来ていたとのことでこのラッピングになっているのだろう、でも派手派手なラッピングもほどほどに、と言ったところです。さて、和歌山の旅も終わりました、年末年始の走りの予定もすべて終了、京都疎水巡り、香川、徳島、京都、和歌山と走り回ったが、また普通の日常がやって来ます、今年(2021年)は昨年のようなことにならなければいいな~、と思っていたのですが・・・。今のところ自分(一人称)の方は順調だが世間の現状は昨年より悲惨ですね、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。            まちみち



No.1546 高田川(後編)

2021-04-09 08:37:16 | ふうけい
よろしくお願いします。





















大和平野の川巡り高田川編、前回は大和川の合流部から流れとは逆向きに進んで大和高田市へと入りました。高田を通るから高田川、まあ当たり前のことですなあ、ところが川巡りをしながらずっとあった違和感、大和高田市の西には葛城市があるのですがその名を冠した葛城川は高田川の東を流れている。その謎を追って引き続き高田川を上流方面へと進んで行ってみることとしましょう。
近鉄築山駅近くの国道165号線の交差点を渡ると高田川は右手側、ただこの辺りは交通量が多いので左車線からは川を見ることができない。その後ふたつの踏切を連続して渡る、先の踏切は近鉄大阪線、すぐそこに近鉄大和高田駅のホームが見えている。後の踏切はJR和歌山線、JR高田駅は近鉄のすぐ近くにあるが、これだけ線路が接近しているのならホームを合わせてすぐに乗り換えできるようにすればいいのに・・・と思ってしまうが、ライバル関係にある路線だからそこまでするわけもないか。相変わらず車の混雑ぶりがひどい道を進んで行くと、市役所の近くを通り過ぎて別の川が合流してくる所へとたどり着く。合流部は三角形の公園になっていて、感染症禍の中でもたくさんの人たちがそれぞれの休日を楽しんでいる。走ったのはもう秋も深まった頃で、紅葉の赤色が空の低い場所で輝くお日様をバックに映えていた・・・とここでネタバレしてしまいが、前回が大和川の合流部からスタートして川の流れとは逆向きで来ているので、それに合わせて今回の川巡りの記録は走りの時間が逆になっています。もしかしたら何か写真に不自然さを感じていた方もいらっしゃったと思いますが、つまり写真の向きも巡りとは逆方向での写りとなっていると言うことです、まあこの調子で次のゾーンへと向かいましょう。




















近鉄南大阪線の踏切を越えると高田川は3本に分かれている、つまり3本の川がここで合流することだが、ここからは一番メインとなっているっぽい真ん中の川を巡って・・・つまりここまで進んできたのが真ん中の川だったと言うこと、言い訳はもういいか・・・進んで行きます。南西方向へと進んで行くと南阪奈道、できた当初はあまり車も走ってなくてこの道必要あるんか?とも思ったが、この先奈良の活性化には必要な道となるはずです。更に先を進んで行くと川は蛇行して葛城市へと入り近鉄御所線の近鉄新庄駅へとたどり着く、駅前に架かる橋の欄干には万葉集の歌が刻まれていて、前に万葉歌碑巡りで紹介したこともありました。川は線路を越えて住宅地へ、普通の住宅地の中なのにちょっと歴史を感じる石橋が架かっている、「行者橋」とあるので何か修行している人がここを渡って行ったのだろうか。












最後の言い訳、このゾーンで並べた写真は、前回、そして今回の上の2つのゾーンとはまた別の日での走りとなっています、まあ空を見たらお分かりいただけると思います。高田川は少しづつ小高くなっていく住宅地の中を、葛城山の方から流れてくる、その上流部へと進んで行くと県道30号線、山麓線の下をくぐって公園の横を沿っている。川沿いには自転車が通ることができるくらいの道はあるが、ここまではダラダラな上り、公園を過ぎた辺りからは道は急な上りになって山の方へと差し掛かって行く。そんなわけで貧脚な自分(一人称)ではもうこれ以上の上りはきついと言うことで、高田川巡りはここで終わり、上流部を見るのはあきらめることにしました。
さて、謎の川の並びの件ですが、葛城市に入っても葛城川はどこを流れているのかは分からない、地図で調べてみると高田川とは相当離れたまだまだ低い所を流れているようです。元々は北葛城郡にあるいくつかの町が合併して新しく付けられたの名前が葛城市だったので、古くからあった葛城川は葛城山麓から流れてくるのでその名前を冠しているのだと思います。これは宿題フラグですね、次は葛城川を巡って来いと走りの神様が言っているかのようなので、近いうちに行ってみようと考えています、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち