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まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1657 竜田川と平群町

2021-10-19 08:18:16 | ふうけい
よろしくお願いします。



















今回は夏に生駒方面をチョイ走りした記録をお送りしようと思います。走ったのは8月16日、前のパソコンが死んでしまって2日後のこと、甲子園は中止が相次いだのですがこの日は試合が行われました、まあ甲子園が雨に呪われるのはこの次の日からでしたが。あ、甲子園と言うと智辯学園の来年のセンバツ出場が絶望となりました、近畿大会で東洋大姫路に完封負け、何か夏からのタイムリー欠乏症がいまだに尾を引いているかのようです。いつもより長く、最後まで甲子園にいたことで新チーム作りが遅れたのでしょうか、そう言えば智辯和歌山も県大会で消えましたからね、勢いで頂点を目指す夏に比べると、春の頂点は夏の終わりから始まるとてつもなく長い道のりです、あとは天理だけが頼りかあ・・・天理なあ・・・。さて、話は最初から逸れまくっていますが、走りの記録は生駒の中心部から南へ少し離れた所にある往馬大社から、正式には「往馬坐伊古麻都比古神社」と言う神社名で、市名の「生駒」はこの神社の名前から来ているとのことです。その後は国道168号線を南へ進んで近鉄南生駒駅前から暗峠越え奈良街道へ、さすがに自転車で上まで行くのはヘタレな自分(一人称)には至難の業・・・と言っても一度暗峠まで上ったことはありましたが・・・なので、今回はほんのチョイかみ程度で引き返すことにしておきました。













その後は国道168号線の旧道を竜田川に沿って進んで行く。生駒山ろくの裾野を進んで行くということで、竜田川もまさに渓谷の中の急流と言った感じで、ゴツゴツとした岩に水がぶつかりながらカーブを繰り返しながらの流れとなっている。さて、そろそろ生駒市ともお別れ、最初の方で高校野球の話をしましたが、実は奈良県内にある市の中で高校野球、サッカー、ラグビーの全国大会に出場していないのは、平成以降にできた葛城市、宇陀市を除くと生駒市からは出ていない。今年の秋季奈良大会では生駒市にある奈良北がベスト4、もし県内で21世紀枠に推薦されてセンバツに選ばれると生駒市から初めての甲子園出場となるが、どうだろうねえ~。準決勝では智辯学園を苦しめただけに甲子園で見てみたい気もするのですが・・・、奈良県から21世紀枠はいまだに一校も選ばれてないですからね、高野連も何の恨みがあるかわかんないけど。















そんなわけで生駒市とお別れして平群町へと入りました、結構難読地名で「heguri」と読みます。近鉄元山上口駅を過ぎて国道を通らず山側の道を進んで行くと展望が開け、菊が栽培されている畑が山の裾に広がってくる。竜田川も山を抜けると整備された堤防に挟まれて悠々と穏やかな流れへと変わっている、その脇を遊歩道が通っているのでそこを進んで平群町の中心部へと差し掛かって行く。平群はあまり行くことがない町で開発された住宅地のイメージが強かったが、古墳も結構多く町中の至る所でその中でも代表格に当たる長屋王墓への道標を見かける。その道標に従って進んで行くと、近鉄生駒線の踏切を越えて住宅地の奥に控えているのが吉備内親王墓、そして更に先へと進むと長屋王墓へとたどり着く。何気ない住宅地の中に夫婦の墓が並んでいる、政変の悲劇に巻き込まれたわけだから、今は普通の住宅地で静かに暮らしてくださいと言ったところか。
生駒山のふもとにある小さな町はこれまであまり取り上げることはなかったが、昨年歩きで訪れた信貴山も平群町に属している。毎日仕事に行くときに通る大和郡山市にある神社の入口に由緒の看板があって、そこには昔の郡山は平群郡に属していたと記されている、「平群」とはこの地を治めていた豪族の平群氏に由来していて、平群郡と言う地名は奈良時代からあったとされている。奈良県内にはいろいろと由緒のある地名が多いので、またそれをテーマに巡るのも面白いかも知れません、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち





No.1653 過去旅より・・・夕景の明石の海

2021-10-11 10:43:46 | ふうけい
よろしくお願いします。
















折からの感染症禍もこのところ落ち着き気味になってそろそろ遠くへと走りたくなってくる頃なのですが、自分(一人称)は10月はちょっと自粛気味です。と言うのも10月の初めにワクチン接種を受けて今は2度目の接種の待機中、とりあえずそれが終わるまでは遠出は控えておこうと思っているのですが・・・まあそれ以前に折り重なる出費で金銭面に余裕がないのもあるわけですが。今回お送りしている明石の風景は2018年夏に走った時のもの、確か甲子園では準々決勝が行われていて、第4試合の近江vs金足農の試合はその行方を気にしながらこの地を走っていました。明石へはその後山陽電鉄各駅巡り、翌年には万葉歌碑巡りで訪れているのですが、その万葉歌碑巡りは中途半端なままで残しているのでそのうち行かなければならないなあ~、と思いながら2年経ってしまいました。行こう行こうと思ってはいたのですが、昨年はケガがあり、感染症禍あり、慢性的な金欠ありで実現には至らず、今年も残りは連休がないので行くのは難しそうです。









この時はJR川西池田駅から宝塚へと走り、その後は阪急今津線を各駅巡り、更に神戸市へと入って山陽電鉄本線を明石駅まで各駅巡りで進みました。さっきも書いたようにこの時は夏の甲子園では準々決勝が行われていて、明石に入るまでは大阪桐蔭、日大三、済美がベスト4進出を決めていました、第4試合は近江vs金足農、試合開始と同じ時間に明石市へと入りました。夏の真っ盛りと言うことで夕刻になっても日はまだ空の高い所に位置しているが、それも時間が経つにつれて低くなっていき、空の色も少しずつ変わってきた。天文台の時計を見ると時間はもう17時、明石からだと奈良までは電車2本の乗り換えで帰ることが出来るだけに時間の心配はいらない、ここは明石の夕景を存分に四角い枠に収めていくこととしよう。



























町は休日と言っても夕刻となると駅前も商店街も人はいっぱい、ここは喧騒を避けて海を見に行くことに。灯台、テトラポット、突堤、釣り人、漁船、明石海峡大橋、淡路島、夕景・・・暗くなるまでずっと見ていたい風景が広がっている。前にも何度も写真に撮ったことのある風景だが、この時はそんなことも考えずに目に飛び込んでくる風景をシャッターで押さえ込んでいた、海のない県に住んでいるから余計にそう思ってしまうのかな・・・。翌年に万葉歌碑巡りをした時はまたすぐにここに来ることになると思っていた、宿題を残しておきましたからね、しかしそれ以後で明石に寄ったのは年末に姫路への走りを明石駅からスタートさせた時だけで・・・本来ならこの時に巡りをやるはずだったが出発当日が大雨で予定を大幅に短縮した・・・、本来の目的の宿題にはまだ手をつけていない。今年のうちに行くのが難しそうなので、今回はその風景を思い出す意味もあって2018年、明石の夕景の模様を過去旅シリーズとしてお送りさせていただきました、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち






No.1650 チョイ To 加茂・・・決戦の朝

2021-10-05 10:28:49 | ふうけい
よろしくお願いします。

















今回は加茂方面へチョイ走り、ここも緑色が支配する風景が見られると言うことで行ってきた話をお送りします。走ったのは8月の最後の日曜日・・・と言って分かる人には分かると思うのですが、この日は夏の甲子園の決勝の日、智辯学園と智辯和歌山、智辯対決の日でした。話はいきなり逸れてしまいますが、高校野球だからこの2校に対しては兄弟校だとか兄弟対決とか言われていますが、前も取り上げましたが「智辯」と言うのは女性の名前なので、正しくは姉妹校になるんではないでしょうか、まあどうでもいい話ですが。その試合開始が14時、何でそんな1日で1番暑い時間帯から始めるんやろうねえ・・・と思いながら、その試合前にチョイと走りに行こうと思い、加茂方面へと足を向かわせました。緑の豊かな、水の流れが涼やかな風景を見た後に決勝戦を見て熱くなるのもいいだろう、決勝は負け知らずの奈良県勢、智辯学園ならきっとやってくれるだろうと思ったんですけどね~、結果は御覧の通り惨敗でした(´・ω・`)・・・





















加茂方面も季節のいい時期になると定期的に行く所で、ここでも何度か取り上げたことがありました、今回も特にこれと言ったテーマは決めずに、目に飛び込んでくる風景を手当たり次第に四角い枠に収めていきました。奈良坂を越えて京都府木津川市に入って梅美台ニュータウンへ、梅谷の交差点からはバスが通っている道へは向かわずに森の中へと伸びている坂を上って大仏鉄道廃線跡コースへと入って行く。坂を上り詰めた所が城山台ニュータウンの端っこになる所、付近には大仏鉄道のレンガ造りの遺構がいくつかあり、JR関西本線がニュータウンと古くからある集落を分断するかのように通っている。この先は森の中の道を抜けて田園風景が広がる集落の中へ、遠くには加茂の中心部が見渡せるが、そこの発展ぶりを横目にこの辺りは開発から忘れられた感じの昔ながらの集落が連なっている。やがて左手側に木津川が寄り添ってきて、川沿いの道を進んで行くと恭仁大橋へとたどり着く、さあ、橋を渡って国道163号線を越えて山の斜面に緑が映える所へと行ってみることとしましょう。














・・・とその模様については上に並べた写真にある通り、8月の終わりとは言え暑さはまだまだ続いている時期だが、集落の脇を流れている水路が涼しさを感じさせてくれている。特に見所が何かあると言ったわけではないが、気ままに走り回って気ままに写真を撮って奈良へ戻ることにした、そろそろ戻らなければ試合開始に間に合わないですからね。帰りには奈良市の中心部を通り抜けたわけだが、今日は奈良県にとっては31年ぶりの夏の夢が叶う日・・・なのにそんなワクワクした雰囲気など全く感じられなかった、みんな高校野球には興味ないんかな~、となると寂しい話だが、智辯学園は五條の学校だから仕方ないのかも。そんなわけで決戦の朝の、ちょっと気分を紛らわせたいためのチョイ走りの記録をお送りさせていただきました、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.1649 久しぶりに赤と緑の交響曲(後編)・・・藤原京編

2021-10-04 08:22:44 | ふうけい
よろしくお願いします。
















9月の連休に明日香村を訪れた時の記録を2回に渡ってお送りしています、前編では明日香村稲渕の棚田で行われている案山子祭りの模様をお伝えしました、今回はその続き、明日香村の中心部へ戻ってきたところからお送りしていきましょう。この日は朝から雨が降っていて出発を午前11時に遅らせました、まるでいつぞやの甲子園みたいです、走り始めてしばらくはスッキリとしない空模様は続いていましたが、明日香村の至る場所でグレーの曇天の下で赤い彼岸花が映えている風景を見ることが出来ました。飛鳥川沿いの森の中の道を抜けて橘寺前へと戻ってくると、この辺りも彼岸花はほぼ満開、午後も中盤に差し掛かって空には青い部分も見えてきて、雲の間からは日差しも覗いてきました。甘樫丘の前を通っているとコキアが咲いているのが見られた、自分(一人称)はこの花の存在は全然知らなかったが、昨年馬見丘陵公園で見かけてからは今年に入っていろいろな所で見かけるようになった。まあ自分(一人称)がそれまでは全然気にしてなかったからだと思うが、一旦その存在を知ってしまうと秋の新しい風物詩としてカメラを向けるようになりました。













明日香村を後にするともう定番コースのようになっているかのように、今回も元薬師寺跡へとやって来ました。毎回話していることですが、今年もここでのホテイアオイの植栽は中止となってしまっています、1か月前にもここに来ているのですが・・・その記録は3回前No.1646でお伝え済み・・・その時には咲いていたハスの花ももうほとんどが茶色の蓮根になっていた。その蓮根畑の隙間からはホテイアオイがチラリと顔をのぞかせている、繁殖力の強さが問題視されている花が見物客のいない場所でささやかに咲いている姿は許してあげましょうよ。彼岸花はこの頃がちょうど見頃、確か2年前に訪れた時は彼岸花とハスとホテイアオイの3つ巴のコラボレーションが見られましたが、今年はそれは叶いませんでした。それでも畝傍山、天香久山をバックにして映える彼岸花は寂しい風景に彩を与えてくれていました。






















飛鳥川が斜めに流れているせいで町並や道筋の感覚が分かりにくくなっているが、元薬師寺から藤原宮跡は西一坊大路で一直線につながっている。今はその道は住宅地の中にあってバスが通っている道となっている、右手側には藤原宮の広大な緑色の敷地が見えてきて、彼岸花も存分に咲いているかのよう、行ってみることとしましょう。1か月前に来た時はまだ花が咲いていたハス畑も今はもう蓮根畑、シーズンは完全に終わってしまったようです、次はこの辺りはコスモスが咲き乱れることになるので、ここに来る楽しみはまだまだ続きそうです。今がシーズンの彼岸花は大和三山をバックに映える姿が見ることが出来ました、感染症禍の影響で人の訪れは寂しいものの花に罪はありません、いつものように変わらぬ姿を見せてくれたらそれでいいのです、あとは人間がそれに合わせるだけ・・・。9月の連休を挟んだこの時期は自分(一人称)の中では彼岸花ウィークと決め込んでいるのですが、まず明日香村編は終わりました、あとは近辺を巡った記録が残っているので近々のお伝えを予定しています、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち





No.1643 久しぶりに赤と緑の交響曲(前編)・・・明日香村編

2021-09-22 07:57:37 | ふうけい
よろしくお願いします。























さて、今回私がお送りするのは・・・って久しぶりの某CMのフレーズを使って始まったわけですが、今回は季節ネタは熱いうちに打っておけと言うことで、この3連休の初日に明日香村方面を走ってきた時の話を2回に渡ってお送りしていきたいと思います。9月の連休には明日香村で彼岸花祭りがあり、稲渕の棚田の中のあぜ道では創作案山子の展示が行われます。毎年この案山子を見に行ってはここでその模様をお送りさせてもらっているのですが、ここ数年は彼岸花の咲き具合がちょっとピークとずれたような感じ、そして昨年は感染症禍の影響で祭りは中止、人の出も案山子の数も少なく寂しいイベントとなってしまいました。さて、今年はどんな感じなのだろう、と言うことで例年通りに奈良市内から中ツ道を走って明日香村へと向かったわけですが、その途中、天理市辺りではかなり赤い風景を見ることができました。これは期待できそうやぞ~、と思いながら橿原市へと入り、藤原宮跡の横を通り過ぎ明日香村へと入ったわけですが・・・











1番目のゾーンの写真を見る限りではまあここ数年の中では一番咲いている方ではないでしょうか。数年前、このブログを始めた頃には近鉄南大阪線、吉野線に走り始めた観光特急列車『青の交響曲』になぞって、彼岸花が畑に咲く風景を赤と緑の交響曲と表現したのですが、ここ数年の寂しい風景に比べると今年はまあまあその風景に近かった気がしました。ただ走ったのが18日で日にち的にはまだ早い感じもする頃、見頃は今週末辺りになりそうです、まあそれでもいい風景には変わりありません、人が密になるのは良くないが彼岸花の密状態は大歓迎、写真の撮り高もだんだんと積もっていきました。


大官大寺跡のあぜ道から明日香村の中心部へと入り、飛鳥寺裏手の農道から飛鳥板蓋宮跡へ、更に上り坂を進んで石舞台古墳の前を通り過ぎて稲渕へ。今年も彼岸花祭りの会場となっている稲渕の棚田へとやって来ました、例年なら50体以上の出品がある創作案山子ですが、昨年は感染症禍の影響で数がガクンと減ってしまいました。今年はどうかと言うと・・・会場入口には案山子コンテストの出展一覧の写真が貼られているのですが、その数はやっぱり少ない感じ、そして訪れている人の数もちょっと少ない感じです、まあ悲観的になっても仕方ないので行ってみることとしましょう。

















そんなわけでその案山子たちの模様は2番目、3番目のゾーンで一部ではありますが写真を添えました、全部貼ってしまうと営業妨害か!って言われてしまいそうですからね。畦道を進んで行って並び立つ案山子を見て気になるのが、どの案山子もマスクをしていること、ほぼ全部の案山子がマスクをしてましたね、まあこのご時勢だから仕方ないと言ったところか。案山子のネタとなるとオリンピック、『鬼滅の刃』辺りが目立っている感じ、毎年恒例の不気味な案山子は今年も健在でした。そして途中にある大きな案山子、昨年は感染症で亡くなったお笑いのタレントさんだったが、今年は見ても分かるように大谷翔平選手がモチーフとされている。昨年の人には申し訳ないがこのご時勢、やっぱり日本を明るくしてくれる人がここに立ってくれる方が嬉しい気がします。自分(一人称)が気に入ったのは鬼滅の刃ネタの案山子、ちょうど週末に再放送やってますからね、毎回録画しながらオンタイムでも見てました、この私がアニメにはまってしまうなんて・・・と言いたいが、確かに『鬼滅の刃』はもうアニメの域を越えてしまっていますね、そういや今週末は映画をテレビで初放送するんだっけ。そんなわけで走りの呼吸、壱の型はここまで、次回は藤原京編をお送りしていきます、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち