ブログはじめました!(since2012,feb)

・・・🌤  やっと秋山へ  ☀・・・

天城越え

2012年02月21日 | 静岡県の山

天城峠を越えて、河津七滝・河津桜を見てきました。

 JRで三島へ、三島から伊豆箱根鉄道駿豆線で修善寺へ、

さらに中伊豆東海バスで昭和の森会館へ、ここから”踊子歩道”を歩き始める。

 

看板は多い!!が、道は荒れている。

流木やら、枝打ちされた杉の枝が歩道を覆っている。

”風花”のような粉雪が舞っている。日差しも雲で遮られ寒い。

  天城大橋

歩道は水生地下から旧道に入る、正面には新道に架かる天城大橋が見える。

このあたりは天城名物のわさび田が多い。

天城山塊に降った雨が伏流水となって沢に流れる、それを棚田引き込み”山葵”を育てている。

 山葵(わさび):アブラナ科ワサビ属

旧道を天城トンネルへ向かう。

わざわざ旧道を通行する車もあるので、完全な”轍”が出来ている。

伊豆の踊子の記念碑が出てきた。こんな場所で川端康成先生と会うとは・・・。

旧道入口から約25分歩いて「旧天城トンネル」へ、踊り子はいなかった。

 トンネル内は凍っており、歩くのに気を使った、暗いがライトを使うまでもない。

河津側からか風が抜けてくる、約10分で抜けられた。

トンネルを抜けると、下り。寒天橋を渡り、二階滝観瀑台へ。

 二階滝:落差20m、水量も多い

ここから林道を下り、再び歩道へ戻る、河津七滝まで3kmの標示。

杉林が続く、赤い橋が見える。その手前を「平滑の滝」の看板、寄ってみる。

 平滑の滝:落差4m、幅25m、一枚岩の滝

滝壺まで降りて撮ってきた。分岐へ戻り、三度歩道へ、ワサビ田にこんな看板が?

 ”山葵検定”は、これ一枚だけだった。

 杉林の道が続く、目立つのは「落石注意」の看板。

確かに歩道にも大きな石がゴロゴロしている。

河津川源流の沢とは離れ、再び林道歩き「宗太郎杉並木」、手入れがいいのだろう、真直ぐ伸びている。

 少し疲れも出てきた、無口になりモクモクと歩く。

日差しでもあれば、気も紛れるのだが。

15:00「猿田淵」入口の標示、木製の階段が整備されている。

 猿田淵:河童もいない。

ここはもう河津七滝の入口、整備された木道を下へ移動する。

さらに急な階段を降りると、「釜滝」だ。かなり落差のある大きい滝だ。

 釜滝:落差22m、幅2m、周囲の岩にも注目。

今回見た滝で一番迫力のある滝だった。

周囲の岩も「柱状節理」と呼ばれ、規則正しい割れ方をしている。

溶岩がゆっくり流れて、冷えていく時にできるたもので、岩は玄武岩。

この玄武岩からの湧水(3000L/分)がこの地域の水源となっているらしい。

これだけ大きな「柱状節理」は初めて見た。

 エビ滝:落差5m、幅3m

 エビ滝を見て、さらに下に進もうとすると、トラロープが張られ通行禁止の標示。

昨年10月の豪雨で落石が発生し、未だに復旧していない。

急遽、「水垂」バス停へ戻ることとした、河津へ下るバスは16:02時間は余裕がある。

駐車場に戻ると、「無料シャトルバス」が停まっている、乗せてもらうことにした。

16:00今日の宿舎「しゃくなげ」に着いた。 万歩計は約21000歩をカウント。

貸切温泉と金目鯛煮付けのオプショをで部屋食でいただいた。

甘辛く味付けされた、金目鯛は「上手い・旨い・美味かった」

                ∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴

  翌日は残りの鑑賞可能な滝を見て歩いた。

朝女将と河津桜について話をした。

宿の桜も”固い蕾状態”こんなことは過去になかったと話していた。

仮に咲いても、すぐ葉が出てきて、花が終わってしまうのではないかと?

   花が咲く前に葉が成長している木。

初景滝=落差10m、幅7mは工事中で遠くから見た。

カニ滝=落差2M、幅1mのしょぼい滝

出合滝=落差・幅とも2m

大滝=休業中

 代表してカニ滝を紹介します

バスで河津方面へ向かう。

峰温泉で下車、峰温泉大噴湯公園へ。

おおかたの温泉は、ポンプで汲み上げているが、ここ峰温泉は噴湯しているという。

この時期1回/2時間弁を開き、その状況を見せてくれる。

虹がきれいだ。日本のイエローストーン(間欠泉)か?

この公園にある、河津桜も固い蕾だった。

国道から河津川沿いの道「お花見ウォーキングコース」に出る。

河津駅から約3.6kmある、例年この時期賑わう場所だ。

 一分咲きか?

この木に代表されるような状況。

見頃には7~10日かかるかもしれない。

この桜は”成長を促す薬”で咲かせた河津桜。

一分咲きでも、探せばこんなきれいな桜もある・・・。

蕾にもかかわらず、人は出ていた。

お店も増えた、”呼び込み”で花もゆっくり見れない。

今年の冬は、西高東低の気圧配置が続いている。

寒く、乾燥した日が多い。

花の開花は全般的に遅れているようだ。

 行 程:修善寺 =11:40昭和の森会館 ⇒12:50水生地下 ⇒13:15旧天城トンネル

            ⇒13:40寒天橋 ⇒13:45二階滝 ⇒14:20平滑の滝 ⇒15:10釜滝 

                     ⇒15:20エビ滝  ⇒15:30水垂バス停 ⇒16:00宿舎

                           (登り標高差258m、下り500m、約15km)