我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「早く、家へ帰ろうよっ」

2015年07月28日 | 日記

 週は金曜日の夕刻のこと、

ジョグ&ウォークを終えて、春日公園から
自宅に向けて歩いていると、

公園に近い光町交差点角にある
コンビニエンス・ストアーの駐車場に、

待ち合わせらしい、数組の
女子中高生達が、小生の目を惹いた。

目を惹いたのは、彼女たちの
浴衣(ゆかた)姿。


信号待ちの間に、浴衣の一人に

「今から何があるの?」

と尋ねると、その子は嬉しそうに、

もうすぐ、春日公園に隣接した、
航空自衛隊春日基地で

市民開放の「夏祭り」が始まり、
何でも、盆踊りもあるのだと言う。


「もう盆踊りの季節か。
そうか、みんな、盆踊りが好きなんだ」

そう思いながら 、
やっぱり、夏祭りには浴衣が似合うと
もう一度、後ろを振り返える。
 

「  夏祭り 日本の女は  浴衣の姿 」


ところで、我が家の周辺で、
毎年恒例の「盆踊り会場」と言えば、

この春日基地と、直線で約1km離れた  
陸上自衛隊福岡駐屯地。

それに、各地区の公民館。


春日公園でも、毎年恒例の
大掛かりな「花火大会」もあるが、

そこで「盆踊り」をやっているか否かは
定かでない。

定かでない理由は、

公園で、散歩はしょっちゅうでも、
夏の催しには、とんとご縁がないからである。

ご縁のない理由とは、

小生、浴衣の女の子たちのように
季節の風物詩を愉しむ
粋な心得は持ち合わせても、

季節は夏。

つまるところ、

それでなくても暑いのに、
袖や肌がすれ合う程にごった返す
あの人ごみが嫌いだからである。


それでも最近は、
弥生地区の皆さんが愉しむ、
「弥生公民館の盆踊り」には
顔を出すようになった。


日ごろは会釈だけ。
あるいは、口も利いたことがない人達と、

それぞれの組が用意した
つまみと缶ビール片手に
接することが出来るからである。



今週の日曜日の朝のこと、

暑くなる前に散歩にと、
バンクと公民館の横を
通りかかると、そこは盆踊りの支度。

正面には既に、ステージが設けてある。

どうやら今週の土曜日が
「弥生地区盆踊り大会」らしい。


ぼんやりと、誰もいないステージを
眺めていると ・ ・


ステージの下には缶ビール片手の
大人たちに混じって子供たちが手拍子、

そして、ステージの上では小生が
ギターを抱えて歌っている。



「そうだ、年に一回ぐらいは
馬鹿やってみるか! 」

と本気で考えはじめる。

「いや、あんたはしょっちゅう
馬鹿やってるよ」。

とは、どこかで誰かが言っていそうだが、

今年は無理でも、
来年は高齢者の仲間入り。

自分の記念の夏の思い出つくりと、
子供たちの夏休みの思い出つくりの

ささやかなお手伝いを、みんなで愉しむのも
悪くないなと考える。

「さて、何を歌いましょうか?」


その気になって歌う曲を
考え始めたところに、

バンクがリードを引っ張りはじめた。


「どうでもいいけど、父ちゃん、
馬鹿なこと考えてないで、早く帰ろうよ ・ ・」



「そうだ、そうだった
涼しい内に、早く帰えるんだった
ご免、ご免」。



「でも、待てよ
アンコールがきたらどうしよう?」



「んもおー、父ちゃん、

早く家に帰ろうったらっ!」



どうか土曜日は、
浴衣姿の子供たちが、雨に濡れませんように!

どうか来年も、小生が生きていますように、

どうかこのまま来年まで、

本気が
続いていますように! 


「夏休み」

吉田拓郎

 

 

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