「身体が一番、思いは２番」

身体は期待に応えて
良く働いてくれるし、

まだまだ若いと自分では
思っている。

いや、そう思っていました・・

先週の土曜日、眩いばかりの
朝日で目を覚ました私は、

機嫌よく作業着に着替え
早速、外に飛び出し、

枝が伸び過ぎて気になっていた
トネリコ、紅葉、ナニワイバラの
枝の剪定作業に取り掛かり、



お次は、花を咲かした後で
何故か急に、緑葉を枯らし

気にしていた桜の木の
鉢の取り換えと
土の入れ替え作業を行い、



一夜明けた日曜日は、
腐食しているのを見つけた
プランターの底板を張替え、



狭い菜園の枠板も同じく
「腐食しているから」と言われて
枠板の取り換えを行い、



土日の２日間は、
作業を苦にするどころか 目一杯、
庭仕事に愉しみましたが、

あまりの頑張りすぎか、
土曜日の夕刻辺りから急に、

今までに経験したことのない
腰の痛みを感じ始めたのです。

前述のように、日曜日も作業を続け
やるべきことを終わらせ
風呂で汗を流し、

ご褒美の慰労のウィスキーを頂き、
食事を済ませた時のこと、

立ち上がることも容易ではない
あまりの腰の痛みに耐えかねて、

翌朝の昨日の朝、
生涯、生まれて初めて、
整骨院に行くことにしました。

幸いにもスージィーの知り合いの
整骨院に昨日と今日の２回、

仕事帰りに整骨院で施術を受け、
少しは楽になりましたが、
まだ、本調子ではありません。


普段、元気な人が体調を崩したり
病気になることを、

「鬼の霍乱（かくらん）」
と申しますが、

人一倍元気で、ハートも若いと
思っていても、

無敵の鬼でさえ霍乱するのですから、
今回の腰通は健康への
「警鐘」と思って、

身体に負担のかかる作業は
極力自重し、

無理をしないことを
心掛けることにしました。


人にはエネルギーを湧き出す
パワーが必要です。

そんな時に、この曲が私を
元気づけてくれるのです。


「長い夜」

シカゴ
1970年ライブ

ギターは若くして亡くなった
テリー・キャス

「私にとって故郷とは」

５月１４日、
私が立っているこの橋の川は、

正面の山、涌蓋（わいた）山麓を
源流とする「北里川」です。

この場所から右に進むと
国道があり、

国道を横断して
そこから杉の木の覆った
山に入ると、

程なくして、そこには苔むした
五輪塔が目に入ります。



この五輪塔は、北里家代々の子孫、
加賀守正義の菩提を弔うために、
１５６２年に建てられたものですが、

昨日、私がこの地を訪れたのは、
年に一度、北里一族の子孫たちが
集まり、

ご先祖さんを祭る
「加賀殿祭り」のためです。

祭りの前には必ず、
杉の葉を被った五輪塔と
その周りを清掃し清め、

ご先祖さんにお供え物を納め
神主さんからお祓いを頂き、



参加者は順に、ご先祖さんへ
感謝を申し上げます。

お祭りを終えれば、
会場を移して、直会（懇親会）が
始まります。

この加賀殿祭りに参加する
北里一族の名簿数は現在、
20世帯。

コロナの影響で、お祭りも
4年ぶりとなりましたが、

再会を喜び、酒を酌み交わし
会場が盛り上がっている

丁度その時のことでした、

そこに、柴三郎先生の
ひ孫さん、北里英朗さん夫妻が
見えられたのです。

「皆さんに、お礼を申したい」
とのことでした。

来年、柴三郎先生が
2024年度発行の新1,000円札に
選ばれたのに 伴い、

北里大学微生物学研究室の
教授である英朗先生は、

来年春、北里柴三郎記念館に
隣接する場所に完成する
シアターホールの館長の予定です。

町民の一人としても、
一族の一人としても、

町に活気が溢れ、
早くもワクワクする思いです。


さて、私にとって故郷とは、

ご先祖さんが生まれ、育ち、
亡くなった処。

誰もが同じ言語や習慣で、
生活できる処。

一緒に育った幼馴染や、
初恋の人を見つけた処。

良くも悪しきも、性格や行いを
知り尽くされた処。

よって、虚言や見栄が
全く、通用しない処。

よって、素直になれる処。

そして、私が死んで、
納骨される処です。

最後に、
来年の加賀殿のお祭りは、

今年以上に、賑やかなりそうな

予感がしています。