慣習とは不思議なもので、
日々の貧しい暮らしが続く内に、
心にはそんな暮らしを愉しむ、
ゆとりさえ生まれてくる。
上や隣を眺めて、
溜め息をつくこともなく、嫉妬もせず、
「これが普通な暮らしなんだ」
と、あえて自分に言い聞かせるような
無理強(じ)いもしないのに、
「「貧しさと豊かさ」の基準も境目も
見分けられないほど、鈍感になっているのに、
幸せを感知する心は、
きわめて鋭く敏感になっていく。
豊かさに鈍感になるよりは
貧しさに鈍感になって
「今ぐらいの貧しさが、
幸せを感じて生きるのには丁度いい」。
「ちょっと愉快なことがあれば、
それだけでいい!」。
例えば、
そばに愛する家族や友が、
そして、「貧しさ」に感謝する心と
愛する音楽があるだけで。
「ちょっと愉しいことがあれば、
それだけでいい」
そう思ってるのは、
私だけじゃないはず。
昨日に続き、シェリル・クロウ。
やっと、好きな歌の出番が巡ってきた。
シェリルが苦労しているか知らないが、
コーラスのパートで
私と同じことを唄っている。
いや本当は、私が今夜の日記にこじつけ
このフレーズを、無理やりに
パクっているだけ。
「All I Wanna Do 」
私がしたいことは
♪
ちょっと楽しいことがあれば、それだけでいい。
そう思ってるのは、私だけじゃないはず。
ちょっと愉快なことがあれば、それだけでいい。
サンタモニカの並木通り に 日が昇りきるまで。
♪
補足:「家族」にはキャッシュとバンク、
それに酒類も含まれます。
All I Wanna Do - Sheryl Crow