我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「満足、大満足!」

2014年07月31日 | 日記

今朝のこと。

FMラジオを聴いていると、
天神のとあるレストランに
人気の新しいメニューがあると言う。


毎日、行列の出来るほどの
人気の「夏限定メニュー」を
レポーターが紹介していると、

スタジオで、その存在を知らなかった
女子アナが言い放った言葉に、

我輩は、「はた」と反応した。

その言葉とは、

「私って時代遅れぇ。やだーっ、恥ずかしい!」

さて、「時代遅れ」の時代とは、
いつの時代を指して言うのか、

おそらく、二十歳を過ぎたばかりの小娘が
「時代遅れ」と言うのなら、
半世紀以上を生きた親父は、

じゃ、いったい何なんだ。

天神のレストランも、
人気のメニューも知らないけれど、
「夏限定」と言うのなら、

我が、ガーデン・レストランには
「冷や汁」がある。

行列こそ出来ないが、
鎌倉時代から続く、由緒ある人気のメニュー。

「新しいもの」にしか飛びつかぬ輩なんぞに、、
この味は判るめぇー。


風情(ふぜい)も情緒も食べ物すらも、
すべからず、古きものしか関心持たぬ我輩が、
いくら「時代遅れ」で
「シーラカンス」で、「カブトガニ」だろうが、

少しも「恥かしい!」とも「不便」とも、
一向に思わない。

( 「恥かしいのは上半身」、「不便なのは下半身」
ぐらいなら、我輩も自覚もあるが ・ ・ ・ )

「時代遅れ」は永く生きた証。
むしろ、「時代遅れ」は誇らしい。

来たるべく新しい時代の
新しい出現を待たずとも

古きものの中に
未知の優れものは無尽蔵。

未知との遭遇の新しき感激も又、無尽蔵。


今夜は、少し前に小僧が送ってくれた
絶品の「山女魚の燻製」を晩酌の肴に飲んでいたが
大事に残しておいた二匹を
出(だ)しで作った「冷や汁」。

見事な「山女魚の燻製」



古(いにしえ)から、綿々と代々伝わる「冷や汁」に
「山女魚の燻製」のエッセンスが混在し
なんとも言い難し、この旨さ。

白ゴマがなくて、今夜は黒ゴマ、

拙宅になんなら一度、
前述のレポーターと小娘を寄こさせて、

「古くて新しい、こんな美味しいがあるのも知らないなんて、
やだーっ、私、恥ずかしい!」

と言わしめたいものである。

「新しいもの」にしか飛びつかぬ輩なんぞに、、
この味は判るめぇー

なのである。


人に「時代遅れ」は存在しても、
「本物」と呼ばれるものに
「時代遅れ」は 一つもなし。

例えば、今夜の「冷や汁」の如し。

例えば、今夜のこの曲の如し。

映画「おもいでの夏」のテーマ
(1971年)

曲はミシェル・ルグラン。

 聴きたかったこの曲を
無理やりこじつけられて満足。

山女魚の冷や汁で,
満足、大満足!
 

 

 

 

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続:蝉が鳴いた」

2014年07月27日 | 日記

陽が陰(かげ)て植える花は
ピプリカム。

せっせ、せっせと
盆支度。

一風呂浴びて迎えた夕餉に
掛かった電話の第一声は、

「ばぁば、ばぁば!」。

「ばぁば、ばぁば!」の声を聴きながら  

独り始める晩酌は、
明るき夏の十と九時。

まだ鳴きやまぬ蝉の声。


都都逸一つ。

ー 慕う孫居ぬ  嫌われ者に  じぃじじぃじと 蝉は鳴くー


歌は、ジェシ・コリン・ヤング  

曲は、
 「
 Song For Juli 」

Jesse Colin Young - Song For Juli

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「宿題」

2014年07月26日 | 日記

 我輩は拙宅の庭を、
ガーデン・レストラン「スターダスト」と称し

「外食(そとめし)を愉しむ」を本懐として

ときに客人を招き、ときに独りで、
老い先短い人生のひと時を
心豊かに過ごさせていただいている。
 

「外食を愉しむ」
是に、酒は付き物。

宴もたけなわともなれば、
時が過ぎ夜も更け、口は益々饒舌となり、

声高鳴るのも、至極当然。

しかし、
スターダストとお隣さんの2階の高さは等しく
そして、最短の間隔は1m余り。

お隣さんの2階の間取りは不明だが、
どうやら寝室らしい。


此処は住宅地
隣接するお家も多い。

「大草原の小さな家」ならまだしも

辺りは隣接するお家だらけ。

 いくら、外食を愉しむ」が本懐でも、
実はこれが、我輩の悩みの種 ・ ・ ・


いくら、
[老い先短い人生の,心豊かなひと時のため}
と言えど

春日村のお隣さん,ご近所さんを
蔑(ないがし)ろ にしては、
「村八分」も同然。

 これ以上、ご近所に嫌われては
この村で生きてはいけぬ。
 

 これを解消しようと5年前に、
壁面を作った。

毎年、蔦(つた)が生い茂り、
やがて、
板の隙間も葉やツルで覆われて

「緑一面の様」は見た目もよく 、
その上、「遮蔽と防音の効果も都合が良い」
と思っていたら、

「壁の木材の朽ちるのを早めるのでは?」
の危惧が芽生えてきた。
 

それで、三連休の最後の日
壁両面の蔦をすべて取り去り、

後ほど汚れを落として,
再び塗装をすることにした。

5年振りに姿を現した壁面。
 

壁の内面はどうでも、
外面はお隣さんの一階から
梯子(ハシゴ)かけての大仕事。


しかし、
壁が奇麗になって、長持ちするのは
「大歓迎」。

「外食を愉しむ」も好きだが、
「庭仕事」も嫌いじゃない。

八月中には作業終了を目指す。 
 

巷では、「夏休み」。

6年目の「壁の大メンテナンス」は、
今年の夏に、私に果たされた

「宿題」みたいなもの。


今日はその準備の最初の日。
壁面の下を作業の為に整理する 。

さぁ、宿題の取り掛かり 。
 

曲は  

「大草原の小さな家」のテーマ 

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「カビに纏わる話」

2014年07月23日 | 日記

「カビに纏(まつ)わる話 1」

梅雨が明けた。

と思っていたら、
遮光目的よりも、
見た目の涼感のために
喜多里亭に吊るした二本の竹の簾(すだれ)に

カビが生えていた。

希釈したキッッチン・ハイターの溶液で、
何度も、たわしで擦るうちに
洗い流す水から、カビ汚れはすっかり消え、

定位置に吊るし直して乾燥した簾は
竹素材の柔らかな輝きを取り戻して、

簾を透いて流れる
竹の香りを含んだ清(すがし)い風を、
今、私に届けてくれています。



「カビに纏わる話 2」

先週、
和歌山の酒造会社、「世界一統」様から、
お願いした資料が届いた。

この酒造会社、
我が尊敬する、否、敬愛するが相応しい
紀州が生んだ巨人、
南方熊楠の父が創始した 
造り酒屋である。

南方熊楠(以後、「彼」と表記)は
創始者の次男として慶応3年に生まれ、
類稀な研究功績を
世に残した人であるが、

残念ながら彼の功績と、その評価は
英米に比べ、わが国ではきわめて低い。

彼が生物学者として研究に没頭した一つが、
カビなどの粘菌の研究であった。

(彼の軌跡と功績はここでは遠慮する)

資料とは、彼と、
現在、創始者の六代目社長の
「世界一統」のことを知りたくて
お願いしたら届いたものだった。

資料には、
六代目、現社長が、いかに、
彼を誇らしく愛しているか。

創始者から受け継ぐ志をいかに、
誇らしく愛しているか。

試料を読めばよく判る。


家業が造り酒屋のお陰で
彼は粘菌研究や
神社合祀(ごうし)反対運動や
環境保護活動に没頭することが出来た。

実に羨ましい限り。

しかも、その功績は高く評価され、

1962年、
昭和天皇は33年ぶりに和歌山を訪れ、
こう詠んだ

「雨にけふる神島を見て 
紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ」。

なんと、天皇が彼を
一般人である彼を

彼の功績を称えて、こう詠んだ。

彼は凄い!


「カビはカビ」でも
簾のカビしか落とせない
無能な私だが、

この一週の間に重なった
簾と彼の
憧れと勇気と、ほのかな嫉妬を頂いた
カビに纏わる

清い二つのお話です。


補足
社名「世界一統」とは
大隈重信の命名だそうです。

そして写真の主は、
若き日の南方熊楠大先生です。 

 


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「外は雨、心は晴れ」

2014年07月16日 | 日記

どこかで、「梅雨明け」。

なのに春日村は入梅には雨がなく、
梅雨明け時には雨ばかり。

まるで「梅雨トンネル」の入口と出口が
逆さまの様相。


「二日に一日は、必ず
ジョグ&ウォーク」

「心して走る夕刻」。

しかし
こうも連日、雨ばかりでは、
「心して走る夕刻」は
意のままにあらず。

雨上がりを諦めて
いつしか、時は夕餉を迎え、
昨夜干した杯(さかずき)に今夜も酒を満たして、
はじむる晩酌。

せめて、
一滴でも汗をかいてさえいれば、

「運動の後のお酒は最高!」

「健康のお陰で今夜も
美味しいお酒が飲める!」

「有り難や、嗚呼、有り難や!」

などと、

酔っ払いはいつも、黙っていても飲める酒を
声を出さずには飲めない性質がある。

その上、
食い意地、飲み意地の張った、気の小さい輩は、
欲求を満たすために何がしかの
相応しい言い訳を準備する。

背中から刺す、冷めた視線の
後ろめたさもなく、

渇いた喉に滑り落ちる
ひときわ旨い酒を堪能するために

相応しい言い訳を準備する。

その内、干した杯に心を満たし
眠りはじむる我が五体。

仕事でさえ、
ジョグでさえ、
身体を動かした後の酒は
実に旨い。

仕事でさえ、
ジョグでさえ、
その成果が素晴らしいほど

言い難く、頂く酒は旨い。

旨い酒は人の心も身体も
幸せに健やかに
してくれる。
 

走っては飲み、走らずとも飲み。

晴れては飲み、降っても飲み。

昨日も今日も外は雨、
昨日も今日も内は酒。
 
嗚呼、有り難き哉 、有り難き哉。


ところで今夕、
雲の合間に走りました 。
 
で、今夜も随分酔いました。


さっき、スージィーの傍で
テレサに愛を打ち明けたばかりの
今夜の日記。

酔っては
この曲しか浮かびません。

作:ヘンリー・マンシーニ 
「酒とバラの
日々」

歌は
パティ・ペイジ

プラス

「ムーン・リバー」も
:ヘンリー・マンシーニ



 

 

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「蝉が鳴いた」

2014年07月12日 | 日記

台風明けの庭掃除で見つけた
蝉の抜け殻。

いよいよ、蝉の季節がやって来た。

「蝉の鳴き声を聴くのも、もう暫らく」
と、楽しみにしていたら、

まだ、自分の羽で空を飛ばない内に、
カラスの口ばしに啄ばまれ
空を運ばれる哀しそうな蝉の鳴き声 ・ ・ ・

今年初めて聴く蝉の
「鳴き声」は、

地上に出て間もなく、
自然の厳しさを知る悲痛な
「鳴き声」でなく「泣き声」


助けてあげる何の術(すべ)もなく
ただ空を見上げるばかりで

私はただ、無性に哀しかった。

地上に待ち受ける
自然の非情な現実。


その哀しい話しを聞いたスージィーが、

実は昨日、ブロックの上で
途方に暮れているこの子を
木に導いてやったらしい。

スージィーは、
家族同然のこの子を持っていった
憎きカラスに一言

「カラスの馬鹿ったれ!」


哀しくて書かないつもりの
今夜の日記だったが、

カラスの羽で飛んで行ったあの子が

「私の最初の鳴き声を聞いてくれたあなたに
お願いだからどうか書いてく下さい!」

・ ・ ・ 私に言っている。


今年もいよいよ、蝉の季節が始まります。

高杉晋作の都都逸をもじり 

「三千世界のカラスを殺し、“蝉”と朝寝がしてみたい」


意味なく今夜は
この歌。

時は、もうすぐ明日。

明日はきっと、正真正銘の

蝉の鳴き声。


お祭りマンボ

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「インポッシブル・ドリーム」

2014年07月09日 | 日記

たった今、サッカー準決勝で
ブラジルが大敗し、
世界一の夢をドイツに先を越された試合の
TV再放送観戦を中座したばかりです。

サッカーを中心に、世間はワールドワイドな
グローバルな「夢のお話し」。

一方で、今夜の私の日記は 、
同じ「夢のお話し」でも、
実にちっぽけな、私的な
パーソナルな「夢のお話し」ですが、

とっても大事な「夢のお話し」 です。


昨年9月、
オリンピック東京開催が決定した
嬉しい話題に触れて、

オリンピック観戦のための
「貯金を始めよう!」
と、私は日記に書いた。


オリンピック開催までの約2500日間に、
1日に100円を貯金すれば、
25万円が貯えられ、

オリンピック観戦の
貴重な資源が生まれることになる。


私の提案は、いつも半ば「悪戯」
いわゆる、「面白半分」、

試算は「絵に書いた餅」。

しかし、諦めずにコツコツと実行すれば、
2500日後の通帳には、

250,000の印字。


実はこれを
実行している人がいる。

正確には、
“ 実行していた人がいた ”。

スージィーから、
その人の話を聞いた瞬間、

いやはやどうも、「アメイジング!」

なんとも全く、「ファンタスティック!」

まさかまさか!」の驚きであった。

残念ながらその人は、
止(や)むを得ぬ理由で、
貯金箱を開けることになり、

銀行で中身を確かめれば、

「4万円以上も貯まっていました」

「途中で止めたのは残念だったけど、
お陰でお役に立ちました」

と言う。

その同級生の名前は、
名誉のために名を伏せることにします。

“名誉のために”の「名誉」とは、
途中で、夢を諦らめた
「恥じ」ではなく、

夢を抱いて「挑戦」したこと。


私のように、
複数の「止むを得ぬ理由」と、常に同居し、
天から夢に、挑戦しない輩と異なり、

夢の実現を追いかけて、
続けたことに大いなる意義があり、
そのことへの敬服の念があります。

もしかすると、夢を追い続けている人は
その同級生以外にも
いるのかも知れません。

2020年には、
まだまだ時間があります。

悪戯な提案ばかりで、
何もしないほうが、もっと「恥」。

せめて我が家も、二人で100円。

しかし、身の周りには、
止むを得ぬ理由で一杯。

さてさて、どうしたものか・・・ 


で、その夢に挑戦した
敬服すべき同級生にこの曲を。

当初は、「ラ・マンチャの男」の
主題曲
「見果てぬ夢」にするつもりでしたが、

曲名は、日記のタイトルにして、

夢を追いかけた同級生には
この曲を贈ることにしました。

ご存知、陽水「夢の中へ」



追伸
ブラジルの夢が
いつの日か叶いますように! 

 

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「最高の記念日」

2014年07月06日 | 日記

七月、連なる平穏な日々。

書き記す事象も取り立ててなく、
日記は暫らく止まったままで、
一週間後の迎えた休日、
土曜日は好天。

鮮やかなブルーを取り戻せないまま
萎れてしまった紫陽花を、
土質改良の為に
一旦、移動することにした。

昨日は久しぶりの庭仕事。

一年先に
胸ときめく鮮やかなブルーの
愛しき紫陽花に出会う、
楽しみの汗をかく。


今日、日曜日は雨天。

達郎の「サンディ・ソングブック」を
聴きながら
次第に雨は強くなり、

昨日の作業の続きも、
春日公園のジョグも望めそうになく、
パソコンを‘ONにすれば、

そこにチャーリーから届いた
コメントを見つけた。

見つけたものは「コメント」だが
私にとっては、有り難き「事象」。

連なる平穏な日々の中、
やっと、日記を始める気になった。

一週間ぶりの書き記す日記の
書き出しの「紫陽花」は、
「ついで」みたいなもの。


コメント発信は、海の向こう
アイルランド。

チャーリーの
次男にとって最初の子に会う為に、
遠く離れたアイルランドの地を
奥さんと訪れたとのこと。

さぞかし二人は今頃、
「破顔百笑 」、「笑顔満面」。

ヨレヨレのデレデレ様子は
手に取るよう。

コメントに、
「私たち夫婦の『記念日作り』をしています」
とあったので、

「お二人の『最高の記念日』になりますように!」
と返させて貰った。


一週間前の日記、「記念日」に
ビーチ・ボーイズの
「BALLAD OF OLE' BETSY」を
アップした時に、

実はある曲を思い出して、
「次の日記で流したい」と思っていたら、

なんとチャーリーが、
「千載一遇」は大袈裟としても、
絶好の機会を作ってくれた。

歌い出しに ある

 
♪ Oh My darling Don’t you cry ♪

ひょっとするとこれは
孫との別れ際に泣きじゃくるチャーリーを

、♪  愛しき人よ泣かないで ♪

孫の切ない思いではないかと。

例え一時でも別れは辛いが、

私は「紫陽花」と、
チャーリーは「アイルランドの孫」と
どうか、一年後にも会えますように!

明日は「七夕」。
願いは、必ず叶います。


2週続けて、ビーチ・ボーイズ
「Hushabye 」

「Hushabye」とは、
「子守唄」のこと。

「孫」と「子守唄」

チャーリーのコメントは 
グッド・タイミングでした。 

あらためて、お二人の
「最高の記念日」になりますように! 

 The Beach Boys - Hushabye

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