一昨日の夜も、風呂から上がると
〆鯖のヌタを盛った小鉢と
グラスを片手に庭に出た。
とは言え、すでに12月。
湯冷めをせぬよう、
パーカーの上から
ダウンジャケットを羽織り、
ベンチに腰掛け一杯やりながら、
ライトアップされた庭を眺めていると、
あることに気が付いた。
「そうか、” あれ ” がない方が
庭が広く感じるよな」
と思い付き、
昨日、仕事を終えて帰るや否や
大した作業でもないので
早速、作業に取り掛かった。
” あれ ”とは、これ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/23/abed7561241fda8ba6f6fa8830f72baf.jpg)
ガーデニングの雑誌を参考にして
ずっと以前に建てた、庭の塔。
取り外した後の画像。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/1b/077da9fbe1aef16065c1027f865ee395.jpg)
やはり取り外した方が、
庭により開放感が
生まれただけでなく、
僅かばかりの空間でも
置く鉢や花の種類など、
季節ごとに用途が広がり、
この方が、
限られた敷地の庭を
もっと、愉しめるようになる。
とりあえず、
今まで近くにあったものを
置いてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/45/4522a8a92e4f984bf87f2b5f2fc6a4f6.jpg)
暮れなずむ庭に痺(しび)れを切らし、
一旦、風呂に入り、
日が暮れたのを待って、
庭をライトアップ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/ba/4c0ede2b35ede886ccb18e79521aec89.jpg)
テーブルの上には、
レモンを絞ったウイスキーロックの
炭酸割りと、器に乾き物を少々。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/7f/cac9ee257fa13084e39c112b8e5d9754.jpg)
テーブルの隣には、
灯篭に明かりと、照らされた水鉢。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/b1/1e9d924636a68b880fb908096eb26506.jpg)
この時間こそ、オヤジの至福の時だが、
12月の風呂上がりに寒い庭に出て、
晩酌を始めるオヤジを観て
ご近所の方達の中には、
「物好きだね」とか、「変わり者だよ」だの、
揶揄(やゆ)する人も
いるかも知れないし、
中には「年中、構わず庭に出て
季節ごとの夜の気配を愉しむなんて、
素敵な趣味をお持ちですね」
と、お世辞半分でも風情(ふぜい)の
解(げ)せる人もいるやも。
ただ庭が好きなだけで、
「風情」と言うにはおこがましいが、
風呂上がりに、庭に出て、
今日、また一つ、趣が一変した庭を眺め、
誰にも遠慮せず、誰にも邪魔されず、
自分が作った愛する庭で
自分の時間を好きなように、
グラスが空になるまで
庭に佇み、庭を愉しむ。
夕餉の前のこのひと時は、
これ以外にすることなど、
オヤジの頭の中には
何一つ、浮かばず、
これからも続けていければと
庭に向かって願います。
安直だが、
今日の曲は庭ではなく、
久しぶりに、「星に願いを」
頭の中は今にも、庭に出たいばかりで、
曲の検索には、一向に
頭が回りませぬ。
「When You Wish Upon a Star」
星に願いを
唄:リンダ・ロンシュタット