あるところに、
マーロン・ブンドという名の
1匹のウサギがいました。
ある日、マーロンは
ウェスリーというオスのウサギに
出会います。
「しなやかな長い耳に、
ふさふさしたしっぽ、
なんて素敵なウサギなんだろう」と、
マーロンは出会った瞬間から、
彼に惹かれていきます。
2匹はすぐに意気投合し、
庭やお屋敷のなかを一緒に、
元気に駆け回ります。
そうして楽しい時間を
過ごしていくうちに、
2匹はお互いへの想いを
募らせていったのです。
ある日、マーロンは、
「ウェスリー、もう君なしで
跳(は)ね回りたくないよ」
と言いました。
すると、ウェスリーも
「不思議だね、
僕もそう思ってたんだ。
マーロン、もう君なしじゃ
跳ね回りたくないよ」
マーロン、
「だったら、結婚して
ずっと一緒に跳ね回まわろうよ」
しかし、
ここで問題が起こります。
ウェスリーはオス、実はマーロンも
オスだったのです。
みんなのリーダーである
カメムシが言いました
「「オスのウサギは、メスのウサギと
結婚することになっている。
おまえ達は普通と違う。
普通と違うことをするのは、
いけないことだ」
と、猛反対したのです。
この「にじいろのしあわせ」の
主人公、マーロンという
オスのウサギは、
両性愛者政策・権利拡大に対し
反対姿勢をとっている
米国副大統領ペンス氏の家族が、
ワシントン公邸で
実際に飼っているウサギで、
ペンス氏の妻と娘が
マーロンをモデルにした絵本を
風刺したものです。
既に、全米で80万部を売った
ヒット作です。
ところ変わって、舞台は日本。
14日、国が同性同士の
結婚を認めないのは、
憲法が保障する婚姻の自由を侵害し、
法の下の平等にも反するとして、
同性13組のカップルが
国に損害賠償を求めて
札幌、東京、名古屋、大阪の
4地裁に、国内で初めて
同性婚の合憲性を問う提訴しました。
カップルはそれぞれ手を取り合い、
プラカードを掲げ、東京地裁の前を
堂々と歩く姿を親父は見ました。
誰もが、幸せになる権利を
持っています。
もう直ぐ、彼らに明るい未来が
待っています。
必ずやって来るその日まで
私は彼らを応援します
堂々と!
♪
もし君が落ち込んで混乱していたら
誰と話しているかも思い出せず
集中できなくなってしまったら
それは君の愛しい人が
遠くにいるからだろう
握られたグローブにバラが咲き
鷲が鳩と一緒に飛ぶ
もし君が愛しい人と一緒にいられないのなら
Love the one you're with
君のそばにいる人を愛せばいいんだよ
Love the one you're with,
Love the one you're with
♪
「Love the one you're with」
ステファン・スティルス