我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「記念日」

2014年06月30日 | 日記

 

ー 前置き ー

実はこの日記、
昨日のものなのですが、
すっかり、投稿を忘れていました。

設定を今日に直し、
改めての投稿です。

生きているご褒美の一つは、
移ろい行く季節を愉しむことにある。

幸いにも我が国は、
地球の地軸が傾いた、北緯30~45度の、
太平洋と日本海に挟まれて、
恵まれた環境が創る
春夏秋冬の織り成す美しい四季を
ほぼ等分に堪能できる
位置にある。

私の人生の「最初の幸せ」は、
そんな我が美しき国、
日本に生まれたことにあり、

その幸甚により
重ねるごとに花鳥風月の趣は、
ますます深まるばかりで、

六十を越えた我がライフ・スタイルの
極めて重要な核と成している。


ささやかながらも
我が家流の
「四季の愉しみ方の一つ」と言えば、

狭隘な土地を活用して
季節の移ろいとともに実を付ける
野菜や果実のなる木を幾つか植えること。

その一つに葡萄があり、
土曜日はその葡萄の
「袋掛け作業」を行った。

冬に、思い切った枝の剪定が
功を奏したのか、数は少ないけれど
今年は見事な房を付けた。



葡萄の木の隣、スージィー菜園では、
スイカのツルに幾つもの実を付けている。



花から実へと次々に数を増やし、
一番大きいものは直径17センチ。



ツルには「日付の札」。

「食べごろ」を表す目安の日付を
書いてある。

美味しさは昨年実証済み、
夏七月の半ばには、最初の一個を頂ける。

「春のさくらんぼ」だけは
残念ながら例年不作だが、

「秋には葡萄」、「冬には八朔」。

食べ物だけをとってみても、
移ろい行く季節は
私達に「旬の味」を愉しませて頂ける。

「有難き哉、嗚呼、春夏秋冬」
である。


そして昨日、
早めのジョグへ春日公園に足を運んだ。

公園は「梅雨明け」を思わせる
強い陽射し。

汗はすぐに噴き出して、
暑さをしのぎ走る人影は
見つけた木陰に吸い込まれていく。

来週からは、いよいよ七月。
もうすぐ夏がやってくる。


暑いのは好きじゃないが、
暑いからこそ、
夏ならではの風情もある。

「生きているご褒美の一つは、
移ろい行く季節を愉しむことにある」
のだから、

63回目の夏も思う存分、
愉しむことにしよう。


昨日、6月最後の日曜日は、
今年最初に
「日陰に飛び込んだ記念日」。


いよいよ夏がやってくる。 

思う存分、
夏を愉しむことにしよう。
 
 

昨日、達郎の
サンディ・ソングブックで流れた
爽やかな 夏を思わせる

ビーチ・ボーイズ 

「BALLAD OF OLE' BETSY」

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「少年の心」

2014年06月25日 | 日記

ランプシェードを
天井に張った板に取り付ければ、
喜多里亭の造作は
一通り終わりを迎え、

後は
ランプシェードを購入するだけなのだが、

すべては懐具合 ・ ・

造作終了は
さて、何時のことやら ・ ・ 


「休日のお定まり」

土曜、日曜のすっかり手に馴染んだ
鋸やドライバーを
当分、触れることもなくなった。

先々週はその手に、博多湾で釣り竿を。
そして、先の土日には
ギターに持ち替えた。

ギターには、
ランプシェードが来るまでの
「手慰み」ではなく、
「確たる目的」がある。

いつものウォーク&ジョグで
聴き慣れた、あの曲を
コピーする為である。


米国にライ・クーダーと言う
ミュージシャンは、
「オープン・チューニング(注)」で
ギターを巧みに奏でる名手である。

その彼が、
あるバンドのセッションに参加し、
ある曲を「オープン・Gチューニング」で
弾いていたのを見聞きしていた
このバンドのギタリストは、

レコーディングで
彼の奏法を勝手にパクってしまった。

以来、このギタリストは
オープン・チューニング奏者の名手として、
ステージでは実に格好いいギター・リフを
実に格好良く弾いて魅せる。

「あんな風に格好良く弾いてみたい!」

ギターの好きな連中なら
誰もがそうだろうし
63になった親父でもそう思う。


そう、男は幾つになっても
「格好良さ」に憧れる。

「格好良さ」とは、
「生き様」であったり、
あるいはギターを弾く「技術」であったり、
例えば、「ヘヤー・スタイル」一つをとっても、

憧れた人の姿を
「自分流の格好良さ」
に置き換え(コピー)努力する。

「オリジナル」をコピーすることで、
「新たなオリジナル」が生まれる。

コピーとは、「継承」。

「ライフ・スタイル」、「研究」、「開発」
「アート」、「スポーツ」、「庭造り」

これ、すべて然り。

すべて、歴史が証明するところ。


努力次第で、憧れの域に接近し、
いつか到達する日がやってくる。


ところで、あるバンドとは
「ローリング・ストーンズ」。

あるギタリストとは、
「キース・リチャーズ」。
御歳70歳の、ご存知
現役のロックンローラー。

ある曲とは 「この曲」。

私の「確たる目的」とは、

「格好良くなりたい」

格好良くはなれないけれど
今、着々とコピーは進行中。

63の親父、
幾つになっても、心はいつも
少年のまま。

「格好良く生きたい」の願望は、
「永生きの秘訣」。

それを喜ばない人も居るけれど 。



オープン・Gチューニングとは、
1から6弦までの音の高さを
レギュラーのチューニング(調律)でなく、
開放で鳴らした時に
「Gコード」の長和音になる
チューニング法のこと。



コピーは、この曲 
「ホンキー・トンク・ウィメン」 

Honky Tonk Woman/Rolling Stones

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「生活に不可欠なモノ」

2014年06月22日 | 日記

金曜日に、
愛するBOSEが修理を終えて
東京から送られてきました。

壊れて眠っている間の3年間、
別のハードを使っていたのですが、
これも昨年、
壊れてしまいました。

その間、
ウォークマンに収録された曲だけを
小さなスピーカーから通して流れる音で
聴き凌いできましたが、

BOSEのお帰りで、
やっと好きな音源を好きなだけ
聴くことが出来るようになりました。



15年前に買って、
生き返ったBOSEから

連日、堰を切ったように
待ち焦がれていた愛聴盤の
愛しき調べが次々と溢れ出ては
リビングを満たしてくます。

お陰様で
BOSEの優しい響きが、
我が家に帰ってまいりました。


一等最初に流したアーティストは、
ジャクソン・ブラウン。

「ファースト」、「レイト・フォー・ザ・スカイ」、
「プリテンダー」と
続けざまに聴く彼の作品で
心は次第に満たされていきます。

リビング(生活)に、
音楽は不可欠です。

つくづく、そう感じます。

忘れていた興奮を
生き返ったBOSEで
取り戻すことが出来ます

やっぱり、私にとって音楽は
不可欠なモノ。


ところで、
続けてきた“雨に纏わる曲”、

今夜は、前述の名盤
「レイト・フォー・ザ・スカイ」の一曲、
「ビフォー ザ  デ リュジュ」
(
洪水の前に)

少しだけですが、
この曲の終わりの部分の詩を
載せることにしました。

只今、22時17分。
酒と音楽で今夜も随分と
酔っています。

もう一度、この曲を聴いて
布団に入ります。

BOSE、「お帰りなさい」

です。



ジャクソン・ブラウン
「 BEFORE THE DELUGE 」



さぁ、音楽で我々の気持ちをハイ(高揚)にしよう
建物の中で子供たちを濡らさないように守ろう
天地創造の秘密を明らかにして行こう、
少しずつ、少しずつ

我々の心の中で失われた光が
空に届くその時に




Jackson Browne - Before the Deluge

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「続:雨が降っている・完結編」

2014年06月20日 | 日記

昨夜の「続:雨が降っている」の中で、
「貧乏の功績」について、
私は思いつく幾つかを書き記したが、

後で大事なことを
書き忘れたことに気付いた。

一番、大事なことを。


「決断」の心構えを
「清水の舞台」になぞらえて記したが、
「大事なこと」とはその後のこと。

願いが成就し、
恋焦がれたモノを手中にした
その時に、

「大事なこと」とは

心の底から感激すること。

「書き忘れたこと」とは、

感激の喜びを
深く心に刻み付けて、
けして忘れないこと。



これどやっと、
「続:雨が降っている」が
完結しました。

そこで今夜の曲は
アメリカ民謡「シェナンドー」

雨の日

深く心に刻む
いや、
深く心に染みる
ピアノはキース・ジャレット 

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「続:雨が降っている」

2014年06月19日 | 日記

永く続く貧乏生活に慣れて
必然的に物欲が抑制されたのか、

このところ、
直ぐにモノを欲しがる傾向が
極めて少なくなった。

昔なら、用もなくふらりと立ち寄ったお店で、
「衝動買い」は頻繁だったし、

例えば、
好きなミュージシャンの音源を、
中身の良し悪し構わず、
すべてを集め揃えることに
生き甲斐を感じた時代もあったのに、

自由に使えるお金が
無くなったからなのか、
モノの購買への執着心や価値感に
随分と変化が生じてきたように思う。


生活必需品の食品購入、
壊れた家電の買い替えなどの、
必要な出費と比べて、

ある意味で、
「生活“不”必需品」と呼べるような
一時しのぎのモノに今まで
随分とお金を使ってきた。

それでは、「衝動買い」や「生き甲斐」で
購入したモノモノすべてが「不必要なモノ」
かと言えばそうじゃなく、

そんなカテゴリーの中のモノにも、
今でもちゃんと価値を見い出して、

暮らしは貧しくても
心豊かな生活の支えとなる
大切なモノも身の周りには
沢山ある。

今、着ているポロシャツがそうであり、
15年前に購入し、今、修理に出している
BOSE(ボーズ)のステレオも然りである。

買った時は確かに
「衝動買い」だったとしても、
今では「愛着の塊(かたまり)」
なのである。


貧乏に「功績」と呼べるものが
あるとすれば、

何事にも
価値を見極める本物の
眼を持つこと。

衝動に囚われない
柔軟な心を持つこと。

熱が冷めないか
しばらく様子をみること。

それで、
「買う」と思い立ったら、
清水の舞台から後ろに三歩下がり
助走をつけて死ぬ思いで
思いっ切り飛び降りること。

そして、大切に大切に使うこと、
どちらかが朽ちるまで
最期までしっかり愛すること。

けして、後悔しないこと。
 

すべて、
貧乏から学んだことばかり。

どこか、プロポーズにも似ている。


ところで今、
欲しいモノ。

喜多里亭の「ランプシェード」と、
8月、福岡サンパレスの「達郎のチケット2枚」。

今夜は
昔、買い集めたシナトラの一枚、
「No One Cares」

買ったときは「衝動買い」でも
今では、なくてはならない一枚の
心に響く佳曲

「今日もあの日と同じ雨」
と言うタイトルの

「Heae’s That Rainy Day」

 

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「雨が降っている」

2014年06月17日 | 日記

 六月の夜の雨は美しい。


雨が

降っている。

 

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「悔しさも 半分になりけり」

2014年06月15日 | 日記

二人して楽しみにしていた
14日がやって来た。

釣り好きの社長の
「キス釣りに行きませんか?」
のお誘いに、

「了承」、どころか、
こちらから嘆願したくなるようなお誘いに、
二つ返事で引き受けさせて頂いた。

9時、
海洋スポーツ協会のボート置き場から、
社長のプレジャーボートは4人を乗せて
博多湾某所へ滑り始めた。

スージィーの
「日焼けの心配」無用の、
明るい曇天の中、ポイントに到着。

すぐに4人は竿を投げた。


最初にスージィーが釣り上げて、
4人の竿には次々にキス。

釣ったキスで、直ぐに
クーラーボックスの底は
見えなくなる。

釣り始めて、
ものの4匹を釣ったところで

私に     「異変」

船酔いが始まった ・ ・ ・


プレジャー・ボートは本来、
水上を滑走する目的の
マリンレジャー向けのモーターボート。

早く走る為に造られたスタイルは
漁船に比べ停泊時に揺れがある。

それでも、この日の波は穏やかで
絶好の「釣りコンディション」にも拘らず

その揺れに、私はやられた。


他の3人、酔いとは全く無縁で、
次々にキスを釣り上げる。

「きつくない?」
とスージィーに尋ねると

「こんなに愉しいのに、そんな暇は無い!」

私はついに、船長(社長)の勧めで
キャビン(客室)で横になることになってしまった。


昼食時に近くの漁港で
おかに上がり、気分も次第に良くなり、
「酔いが治まった」
と意気込んで、後半戦再開

再度竿を投げたが ・ ・ ・

・ ・  また ・ ・ そして ・ ・ ついに

海を汚してしまった ・ ・ ・

また一人、キャビンへ逆戻り。


2時で釣りは終了。

気が付けば

社長のボートも、
キスを釣り上げたスージィーの勇姿も
一枚も撮っていない。

これが帰りに、やっと撮った、
唯一の写真。

波を蹴立てて走るボートから
ヤフオフ・ドームを左端に、ももち浜周辺の景色。

釣果は、真鯒(マゴチ)1匹。
キスは刺し身級6匹、
他全76匹。



夜は勿論、
キスの天麩羅、刺し身。

そして一番の収穫、マゴチの刺し身。

薄造りを小ネギとポン酢で頂く。

「美味!」 

調理前の28センチのマゴチ。 

 

今日のキス釣りは、
みんな、釣るだけ。私、寝るだけ。

されど、


「 悔しさも 半分になりけり コチの味」  

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「典型的な出来事」

2014年06月12日 | 日記

生来、物覚えが悪い小生の
最近の典型的な出来事。


先週、ふらりと立ち寄った
とある道の駅に、

可憐な小さな白い花を付けた、
名も知らぬ盆栽仕立ての
木の鉢を見つけた。

傍には沢山の木や花があるのに
その木の際立つ存在感に
私の目は、その木一点に注がれ
他には何も映らなかった。

私は、他人様の評価がどうであれ、
私個人の価値観に適合したものに
接したとき、必ず、
魂の震える感覚が生まれてくる。

この木を見つけた瞬間にも、
魂が
「ビビッ」ときた。

喜多里亭の「亭の風格」のために、
亭の随所に緑を配置したが、

この木が、風地草と
双璧の「優れもの」に感じて、
やもたてもたまらずに
欲しくなってしまった。

値札に名前と価格。

初めて知る名前のこの木は、
私が想像したよりも、
驚くほど、はるかに安い。

いつもの“おねだり”が功を奏し、
この木は我が家へ来ることになり、

今、風地草と並んで鎮座し
さらに「亭の風格」を
高めることになってくれた。

左が{その木」  
右が「風知草」  

さて、
今日の演目「典型的な出来事」の
枕が永くなってしまったが、

レジが終わって車に積み、
我が家への走行まもなく、

もう、この木の名前を
忘れてしまった ・ ・ ・

物覚えが悪い」 と言うか、
「物忘れが早い」 と言うか。

「ビビッ」ときて
ほんの僅かな時間が経過しただけで、

情けないことに、
喜多里亭に自ら招いた
この大事な木の名前を
ものの10分も経たぬうちに
すっかり忘れてしまうとは ・ ・ ・

いくら「物覚えが悪い」と言っても、
これじゃ悪すぎる!

いや、これは
認知機能に障害が生まれる
痴呆の始りか?

ついに、始ったか?



いつか、スージィーから
こんなことを言われる日が

近いかも ・ ・ ・

 

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「らっきょうの季節」

2014年06月10日 | 日記

どんな季節でも、
店頭に旬の食材が
顔を並び始めるのを眺めるは、

いつだって嬉しいものです。

「もう、そんな季節なんだ!」

意識や肌は、とっくに
新しい季節の訪れを既知していても、

人はあらためて、
初物の食材から季節の到来を覚えます。


最近のそんな食材、野菜の中に
「らっきょう」があります。

今年は既に、
「らっきょう」が店頭に初めて顔を出して、
半月ほどにもなりますが、

日曜日、
やっと店頭から我が家へ
運ばれてくることになりました。


「歯ごたえ」や、「のど越し」
と言った食感を、

食材の持つ味覚の
大切な旨み要素の一つとして
受け止めている小生にとっては、

何時の頃か
「らっきょう」の独特のカリカリ感に
魅了されて以来、

私はいまだに、
「らっきょうの魅力」の呪縛から
逃れぬまま、御齢三歳を
迎えてしまいました。
 

ところで、やって来た「らっきょう」は、
今,我が家で 


定番の「甘酢着け」

好物の「塩漬け」

それに、

今年初挑戦の
「味噌漬け」

に化けています。


「 男は、敷居を一歩またげば
七人の敵 がいる」

と申しますが、

いくら世間が冷たくて辛くても 

家に帰れば、「三種のらっきょう」。


間もなく、その「らっきょう」を 
頂く時間がやってまいりました。

酔ってしまわぬ内に
さっさと日記を片付けて、

「らっきょうの塩漬け」で
早速、一杯。

今年も、
「らっきょうの季節」が
やって来ました。 

ただ、ただ、嬉しいばかりです。 

 


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「ご免!」

2014年06月08日 | 日記

本日は小生の誕生日です。

とは言いつつも、
喜ぶべきか、哀しむべきか。

本日まで、ただひたすらに
花鳥風月と酒と音楽に
現(うつつ)を抜かし明け暮れて、

天から授かった、生来の才能の
僅か3パーセントしか使わず仕舞いで、

何のとりえもなく、
世に何一つお役にも立てず、
その上、その生き様に恥を覚えず、

おめおめと生きながらえて、
悪戯に齢(よわい)を重ね、

世間様には面目もなく、
ついに人生二巡目の
御齢三歳を迎えることと相成りました。


生への執着は一分たりとも
持ち合わせてはおりませんが、

哀しむべきは、
身体の感覚器官と筋力、
五臓六腑はいたって健在。

日々、自ら進んで酒毒を煽り、
たちまちに衰え果てる覚悟ですが、

かえって食欲を増長し、
深い睡眠を促す効果を成しては、
「酒毒」のつもりが、「百薬の長」

早々に逝きそうも御座いません ・ ・ ・

ゆえに、現世とのお別れは
今しばらくのご猶予を頂きたく、
一筆啓上申し上げる所存でございます。


最後に、
軽輩の如き小生に、
過分にも有り難きお言葉と品々を
頂きましたこと、

皆様には心より御礼申し上げます。

今しばらくのご辛抱を
切に願う次第ですが、

小生、本日の気分は、
この歌の如きです。


ご免。

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「いらっしゃいませ」

2014年06月08日 | 日記

関東では一月分の雨量を
一日で記録したというのに、

方や春日村では、
何時降りだしても可笑しくない空なのに、
雨は気配だけで、
一向に落ちて来そうもない。

そんな休日の土曜日は
庭と喜多里亭の「夏支度」。

先ずは、庭。

蚊の発生を極力抑えることと、
風通しを良くする為に、
庭の余分な木枝や草、
壁やフェンスに伝(つた)うツタを
取り除く作業にお昼近くまで費やし、

お次は喜多里亭。


随分前から、喜多里亭のテーブルが
小さいのを気にしていたが、
新たに買いかえるお金もなく、
先月、両脇に板を張って広くした。

これで庭に出て
スターダストのテーブルを使わなくても、
喜多里亭でも十分に
BBQや、鍋物が出来るようになったし、

何よりも、雨の心配が不要なので、
ここのところ、喜多里亭での食事が
増えてきた。


テーブルに気を良くしたついでに、
喜多里亭のアメニティにも
拘ることにした。

「亭」としての居心地の良さ、
快適さを目的に、

亭の空間の適所に緑を配置し、
来たるべき夏の強い日光を遮る以上に、
観た目の涼感を求める為に、
「すだれ」を下げることにした。

で、出来上がり。



板を継ぎ足し、
「広くなったテーブル」と、「緑」と、「二枚のすだれ」。



「鉢植えのモミジ」



相変わらずの手前味噌だが、
これでまた一つ、喜多里亭の
「亭の風格が上がった」と言うもの。


今夏は喜多里亭へ
是非、一度お越しくださいますように!

「なぁーんだ、この程度かよ!」

なんと仰っられてもも結構です。

「亭主が良ければ」

それだけのことなのことです。

「アジの開き」と


 
「いわしの丸干し」の 

「いらっしゃいませ」

で、お迎え申し上げます。 

今日は、庭(スターダスト)と喜多里亭の
すべての、お客様のための

「夏支度」でした。 

 

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「続:幸せのレシピ」

2014年06月05日 | 日記

五月も終わりを迎える頃には、
真夏を思わせる陽射しに
飛び込む日もありましたが、

「入梅」の声を聞く水無月(みなつき)に入ると
連日、今にも降り出しそうな
雨雲が空一面を覆い、

低い気温の、
いたって過しやすい日が続いています。


身辺に心懸かりなことが
幾つかあったとしも、
特に心や体を苛(さいな)まれることも、
たいした憂いもなく、

六十から始った
二巡目の人生を悔いなく生きる、
自分自身の「幸せのレシピ」のために

自ら望み課した多少の痛み以外は、
日々、穏やかに過させて頂いています。

本当にありがたく
幸せなことです。


まもなく、その二巡目は
早くも三年目を迎えようとしています。

ここ最近、
つとに感じるものがあります。

永年、抱いてきた
行動や思考の判断基準となる、
感性や嗜好と言った、観念の中に、

幾歳月流れようとも
微動だにしない不変なものと、
日々、変化を遂げるものがあることを。

一巡目に芽生え育まれて
完成した観念の中には、

強くなったり、弱くなったり。
あるいは、
新たに生まれるもの、失うもの。

一巡目と二巡目では、
違った感覚でモノと接することが
出来るようになりました。

例えば、
頑固者の私の一巡目の末頃に
疎遠となってしまった天神の街でさえ、
新たな親しさを覚えます。

一度、失った後で
また、新しい感覚が生まれます。


いよいよ、梅雨。

今年も新鮮な感覚で、やってきた梅雨を
いくら雨が落ちようが嫌な顔をせず
精一杯、心から愉しみたいと願っております。

昨夜のBSで流れたこの曲の
作者の心持のように。

二巡目で三回目の
今までで
一番美しい梅雨を。

小室等さんの
「雨が空から降れば」 
( 作詞:別役実さん ) 

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「幸せのレシピ」

2014年06月02日 | 日記

土曜の夜、
珍しく二人して天神にいた。

永いこと春日村に住み慣れて
我が家の居心地の良さが
すっかり身に染み付いてしまったのか、

私と天神の街は
随分と疎遠になってしまった。


一時期、仕事場が天神に
在ったこともあり、
公私共にこの街にはお世話になった。

あの頃は今と違って体力もあったし、
お金も自由に使えた。

友人から誘われ、、そして誘い、
馴染みの店も幾つか在った。

歓楽街中州が私には肌に合わず、
その殆どは天神界隈と西鉄沿線。


さて、土曜日の夕刻から、
スージィーの勤める会社の社長さん主催の
社員夫婦ご招待の「懇親会」が
ホテル・オークラであった。



右端がスージィー。

社長さんをはじめとして、
殆どが初対面の方達とも直ぐに
和気藹々(あいあい)。

料理と笑いとビールとワインで、
心身、上機嫌になった頃、

「この後、あのお店に行ってみる?」

と、スージィー言い出した。

そのお店とは、
かつての私の馴染みのお店の一つ。

薬院は浄水通りに在る
「ミス・マーベルマーサ」

英国風のウッディな店内のショット・バー。



つまみはマスター手製の燻製料理。
(写真右上に吊るした肉と魚の燻製)

実は私、このお店に永い間
「借り」がある。

と言っても「お金」じゃない。

「義理」。

春日村の隠遁生活で
天神界隈とも疎遠になり、
とっくにお店の馴染みでなくなって、
既に15年以上もなるのに

根気良く、いまだに月に一度、
決まってこのお店から、はがきが届く。

「限定の英国ウィスキーが入荷しました」
とか、
「旬の季節料理でお待ちしています」
と言ったもの。

年に12通、
15年で180通。

ここでは
あえて、お金に換算しない
「無粋」と言うもの。 

今日、そのはがきが届いていた。

書面はいつものスタイル。



最後の言葉は、
「素晴らしい6月をお過ごしくださいませ」。



嬉しいことに、
「ミス・マーベルマーサ」のマーサは、
私の顔を憶えていてくれた。

「懇親会」とマーサ、

土曜日の二つのハッピーな出来事でした。
 

曲は 「マーサの幸せのレシピ」のテーマ

「Country」

ピアノは、
キース・ジャレット。 

社長さんとマーサの
「幸せのレシピ 」のおかげで

本当に幸せな夜を過せました。

ありがとうございました。 

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