気になるGeneral Aviation Aircraftが発表された。Cessna SkykCourier 408という双発ターボプロップ。Cessna Aircraft Companyを所有する親会社のTextron Aviationは、Beechcraftを買収している。つまり、その傘下に双発ターボプロップの代名詞とも言える、ベストセラーのKing Airシリーズを持っているわけだ。
今回、SkyCourierは双発ターボプロップということなので、King Airとの共食いにならないか?と思ったが、初期スペックを見るかぎり、上手な棲み分けができている。まず、SkyCourierはfixed gearを採用しているからだ。つまり、単発ターボプロップにfixed gearを採用したCessna Caravanの双発版という位置付け。
これで、どんな荒地でも荷物や人を届け蹴られるfixed gearのCessna Caravan(単発)とCessna SkyCourier(双発)があり、retractable gearのモデルとしては、丁度2年に発表された単発ターボプロップのCessna Denaliと、双発としてはBeechcraft King Airシリーズを有することになる。これでターボプロップ市場のほぼ全てのセグメントを網羅できる。残るはTBMやPiper Medirianなどの6人乗り単発ターボプロップのセグメントだけ。
SkyCourierのスペックだが、Payload 6000lbs, Cruise at 200kt, Range 400-900nm, Pratt & Whitneyの1100HPのエンジンで25000ftまで上昇できる。いまCessna Caravanを運行しているFedexが、すでにSkyCourier50機を発注しているとのころ。
セスナおそるべし。