LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

セスナの新しいモデル、SkyCourier 408

2017-12-01 | 航空関連エッセイ

気になるGeneral Aviation Aircraftが発表された。Cessna SkykCourier 408という双発ターボプロップ。Cessna Aircraft Companyを所有する親会社のTextron Aviationは、Beechcraftを買収している。つまり、その傘下に双発ターボプロップの代名詞とも言える、ベストセラーのKing Airシリーズを持っているわけだ。

今回、SkyCourierは双発ターボプロップということなので、King Airとの共食いにならないか?と思ったが、初期スペックを見るかぎり、上手な棲み分けができている。まず、SkyCourierはfixed gearを採用しているからだ。つまり、単発ターボプロップにfixed gearを採用したCessna Caravanの双発版という位置付け。

これで、どんな荒地でも荷物や人を届け蹴られるfixed gearのCessna Caravan(単発)とCessna SkyCourier(双発)があり、retractable gearのモデルとしては、丁度2年に発表された単発ターボプロップのCessna Denaliと、双発としてはBeechcraft King Airシリーズを有することになる。これでターボプロップ市場のほぼ全てのセグメントを網羅できる。残るはTBMやPiper Medirianなどの6人乗り単発ターボプロップのセグメントだけ。

SkyCourierのスペックだが、Payload 6000lbs, Cruise at 200kt, Range 400-900nm, Pratt & Whitneyの1100HPのエンジンで25000ftまで上昇できる。いまCessna Caravanを運行しているFedexが、すでにSkyCourier50機を発注しているとのころ。

セスナおそるべし。


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