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金環日食~中国雲南省・大理~

2010年01月20日 11時29分02秒 | 添乗報告
テレビや新聞のニュースにもなりましたので皆さんご存じと思いますが、先週15日に部分日食の中で最大の金環日食が観測されました。キャラバンも各地にツアーが出発しましたが、私・内藤は中国雲南省の大理を担当しました。

旅の始まりは雲南省北部のナシ(納西)族の町・麗江からスタートします。町の北には5596mの未踏峰・玉龍雪山がそびえ、伏流した山の雪解け水が旧市街を流れています。


旧市街は麗江古城として世界遺産に登録されています。石畳の小径が縦横に走り、雪解け水がサラサラと流れます。

高台に上ると旧市街が一望できます。まさに『甍の波』。


続いてペー(白)族の町、大理へ。蒼山(そうざん)という4千メートル級の山と細長い湖・洱海(じかい)に挟まれた大理は、標高2千メートルの高原の町です。歴史は結構長く、唐代(1200年ほど前)には南詔国の都として雲南省を統治していました。

大理古城の南の城門です。昔、雲南南部でとれたお茶は、馬の背中にくくられてこの門から大理に入り、その後チベットへと送られたことでしょう。

城内はほぼ碁盤の目のようになっておりますので分かりやすく、割合と歩きやすいです。


仏教に土着の信仰をミックスさせた南詔国時代の仏教。その名残が古城の外にある崇聖寺三塔です。青い空によく映えています。


1月だというのに、コブシが満開でした。むしろ散り始めくらいで、やはり暖かいのですね。


という訳で、大変にお天気に恵まれ目的の金環日食も初めから終わりまでバッチリ見られたのですが、写真は上手く撮れませんでした。専用フィルター等が必要です。

金環日食は、太陽の9割がたが月の影になってしまうのですが、肉眼ではそれが全く分かりません。幾分陽光がやわらかくなったなぁとは感じますが、指輪のような金環の状態は専用サングラスを通して見ないと分からないのです。実は、私は肉眼でも見られるものだと軽く思っていたのですが(太陽を肉眼で見てはいけません!)。太陽の実力を侮ってはいけません。

ほとんど月の影になっているにもかかわらず、あれだけの光を出している太陽というのは、本当に凄いもんだと思った次第です。


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