ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

雲仙で地獄めぐり

2018年07月31日 | 日本滞在


雲仙で地獄めぐり、といっても30分ほどで回るコースだそう。


雲仙に行くと言ったら、「すっごくさびれてる幽霊屋敷みたいな温泉街よー」ってじいちゃんばあちゃんに言われたのだけれど、確かに相当さびれてる・・・。

投宿した宿もちょっとかなりすいてたんだけれど(そもそも客はわたしたちとドイツ人カップルだけではないか?)、売店で買い物してた時にアルバイトの人に聞いたら(「素敵なのにすいてますね・・・」)、「明日から学生が貸切状態で、100人以上来るんです」とのこと。そっか、地元の学校とかが使ってくれて、なんとか運営できてるのね・・・・なにしろがらがらというか、とても観光地とは言えない。




↓温泉卵を楽しむ、別府で食べたのよりぷりぷり(ちょっとどろどろ)




雲仙の前に、島原城を訪問していた私たち。



お城内の展示には、隠れキリシタンが雲仙地獄で拷問にあっている絵が・・・・・
知らなかったのだが、温泉というか、この雲仙で相当ひごいことをやってたらしい。



キリスト教徒の弾圧は、その事実が伝わった当時の欧州でもひどい!!って話題になったくらいだそうで(イギリスのロンドン塔とか他の国でも相当ひどい拷問をしていると思うのだが)、キリスト教世界の人にとっては衝撃的だったんだろう。

でも地獄での拷問は、まさにクメールルージュ・・・・・同民族が同民族を拷問、とはいっても、異教徒だからという理由だから、クメールルージュとはちょっと違うか(スパイとか敵という観点からは同じ?)。学生時代に遠藤周作の「沈黙」を読んで、すさまじいと思ったけれどよく理解できなかったので、また読もうと思ったのであった。