■ 「直火型」R-101を 講座用に調整する中で、皆さんに伝えてないことが多くあるのは承知していますが、その理由はお知らせしても皆さんが検証出来ないからです。
■ 何故、検証出来ないか?
それは私のマシンにはインバーター制御により三相200Vの排気ファンで無段階変速をしているからです。
【重要】排気ダンパーは、操作量と制御量が比例していませんので、「操作する」という作業は実は出来ないのです。送風量が半分になるのが8割程閉めた時なのです。
■ その前に他の方々(カフェ坊)が書いてる内容というのが、余りにも幼稚すぎる事が焙煎を難しくしている原因の一つです。
自ら検証するのは良いけれど方法が間違っています。
例えば「風速計」の使い方もデタラメです。場所もデタラメです。
スプーン口にかざしてる人もいます。
その「風速計」から今日は書きます。
■ フジローヤルでは実は難しい計測なのです。だから、これで理屈言われても困るのです。
それはどうおいうことですか?
今まで、風速計で語っていたのは「プロバット」(B図)でした。
フジローヤル(A図)ではしておりません。
それを書きに示します。
■ フジローヤルでは、自然対流に逆らって下に引き込み後、サイクロンを通り煙突で排出されます。(前から押され)
■ プロバットを含め世界中の焙煎機は焙煎釜から直接サイクロンに入り(つまり、この法が下に引くより効率良い)ファンで「後引きされ」煙突から排出です。
■ 何故、検証出来ないのでしょうか?両者を比較する為に排気ダンパーを操作しません。「排気ダンパーを操作する」ことは検証方法として論外なので、この図では示していません。
それに替わるデバイスとして、インバーター制御して送付量を計測するると・・・・・・・
(R-101にそのままインバーター付けても動作しないので注意)
■ フジローヤルでは「サイクロン」が内部抵抗となり、全くリニアに変化しないのです。例えば、急速冷却を試みようとして、90HZで動作しても、抵抗で跳ね返り風が出ていかない状況が出現します。笑
プロバットは後引きですからリニアに変化します、事前にノーマルの制御板で記録した量をインバーターでも状況に合わせてリニアに設定することが出来ます。だから、当店では「インバーターKIT」を販売しています。
プロバットの新型は、この理論通りでインバーター内臓になってます。
フジローヤルでは無理なのです。
■これ以上はちょいと難しい話になります。いわゆる「静圧」なんかも絡みますが、結論から言えば、理論的に結果を予測しても、その通りにならない。
(それは当然、その理論が見落としている要素があるわけです。)
だから数台の焙煎機で検証しているわけです。
フジローヤルも最低2台ないと検証は出来ない。
その中の一台をインバーター制御して高度な焙煎をしようと理論立ててをして
実際に計測すると、予測が違う。 ↓
■ 単一の実験焙煎台で検討する。風速計で計測しても、煙突の長さで(つまり計測地点)で値は大きくブレる。
煙突が100cm
50cm
開口部フランジ 数cm
では同じファン動作量でも値が違うのだ。断面積は同じ、時間も同じだから
速度分が確実に違う。これが大きく違う。
■ だから最初に書いた「風速計」の測定の仕方次第で、数値はどうにでなる
多くの人達は間違っています。
ほとんどの結果はマトメてありますが、未発表にします。
「静圧」も勉強してください。
■ 同じ30cm径の扇風機とサーキュレーターでは風が大きく違います。
「サ」は5m離れたら、かなり風圧を感じます。扇風機は何も感じません。
近接だと逆になります。
いろいろなファクターがありますが、予備知識です。
■ 簡単なマトメ:
たった一台の「排気ダンパー」を操作してる限り本当のコーヒー焙煎は理解出来ない。(ずっと言い続けている)つまり基本中の基本から間違っているから、その後何を言おうとデタラメなのです。気が付もしない。笑
「蒸らし」「ニュートラル」なんてやってるわけよ。
測定結果は、まだ未発表です。
(なぜなら第3者の立会い実験を経てませんので)
もし、あなたの先生が「水を抜く」「蒸らす」を言うなら、必ずその反対も見せてもらって下さい。
その時には大ハンマーも持参しましょう。