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ヤフオク、中古エスプレッソマシン 業務用 購入の注意

2015-08-06 | ◇エスプレッソマシンのしくみ

過去に、ヤフオクで業務用エスプレッソマシンを数台購入した経験から書きますので、主観的ですが、その何割かは的を得ていると思います。まず、結果から書きます

五体満足なマシンは一台も無かったです。

全てのマシンは何らかの不具合がありました。(一応は動きますが)

マシンの状態が「どんなに良いこと」が書かれていても、多くの場合は「ノークレーム&ノーリターン」が条件です。

これは中古車で保証なしと同じ意味です。高額な取引としてはとっても不利です。

店舗から外して来た状態で大丈夫ですというマシンは一番あやしい。正常なマシンなら外すわけがありません

閉店物件は別ですが、どこかに不具合があり、使えないから売って処分したと考えるのが当然なのです。

特にスチームの出ている写真(そんなものはヤカンと同じ)も、圧力計が9.0指示の「写真」が出来ていても、そんなものはマシンの状態とは何の関係ありません。5秒で調整出来ます。7でも10BARでも調整できます。

写真で見て納得して買われるなら良いとしても、その写真で「この部品がここまで痛んでいたら、相当酷使したな」と思われるマシンでも外見は磨けばいつでもピカピカですからね・・・・・ 肝心なのは「中身」です。 ハンドルが割れている、あまり使わないノズルがボロボロとか多いですね。 

くどいうようですが、外見はピカピカになります。

 

出来るなら稼動状態で見れるのが一番です。何十万円も出すのに「クレーム。ノーリターン」が条件なら買わないことです。常識で判断すれば良いのです。

 

 

中古業務品店の中でも、こういう精密商品は「電源コード」を途中で切断して「ジャンク」で売ってるお店は個人的には【良心的】な考え方だと思います。 

業務品はエスプレッソマシン専門店ではないので、マシンの正常状態がキチンと把握出来てないわけですから、「ジャンク」として出すのはクレームへのexcuseの意味も含めて、「良心」だと思います。

 もう一度書きます。ヤフオクで購入した経験で、業務用中古エスプレッソマシンは殆ど何らかのトラブルを抱えてます。

基本的に自分で治せないなら買わない方が良いです。

それでも買う場合は、購入者が自分なりの制限を設ければ良いのです。

① 製造年がわかる

②「個人売り」なのか「中古業務店」なのか

③ 代理店もの

④ 現品を見れるなら見た方が当然安心ですね

⑤ 高額な商品ですから、怪しいものには手を出さないことです。

 

■5年以上、経過した業務用エスプレッソマシンの場合は下記を参考にして下さい。的を得た指標です。

基本的な部品交換についてです。(定期交換部品です。)車の車検と同じです。高温・高圧・高湿度の機械ですから劣化が早いパーツで6ヶ月です。

一回目の車検で部品を総取替えすべき交換時期なのですから、少なくとも、これら交換部品が入手出来るかどうか始めに調べて購入すべきです。

Group Gaskets – about 6-18 months depending on the abuse (and lack of cleanliness) you give the machine

Shower screens (many years, if you keep them clean)

Vacuum Breaker Valves (3-7 years)

Pressurestat (3-7 years)

Vibe Pump (3-5 years, they also weaken with age)

Heating element (3-10 years)

E61 group, but 3-5 years before service advised

Electronic 3 way solenoid valves (about 5-7 years, unless you let them scale up and burn out!)

Gicar/Giemmie control Boxes (and similar) about 5-7 years

Cable ties, holding wiring together (about 2-3 years! They get brittle and perish, but easily replaced)

Water and steam valves (conventional type) a long time if you are gentle (3-7 years),

 

■中古エスプレッソマシンを買う為の必須条件

自分で修理出来て、「ノークレーム・ノーリターン」の意味が理解出来てる大前提です。

わざわざ、故障機を買って「壊れているじゃないか?」とケンカしてもつまらない。

どんなマシンも少なくとも、 「何処かダメな感じ」がするから売りに出ているのです

必ず不具合があると思うこと

① 部品が入手出来ることが絶対条件

② 少なくとも電源が入り、スイッチ類が生きていること(これらは部品代が高い)

③ 外見がキレイなこと

④ 日本の代理店は助けてくれないと思うこと(自分だけがたよりです)

⑤ バイクでいうなら「レストア」をする趣味だと割り切れること

⑥ 下記のブラインド・フィルターが無いということは、日々の洗浄が全く出来てないということです。

  これは要注意です。一番の注意点です。

 

 

 

【結論】

業務用としては、中古エスプレッソマシンは買わないことです。(製造3年以内ならOK)。どこまでメンテされた商品か判るものは良いですね。

間違っても、マルゾッコというだけで中古に数十万円も払う愚行はさけたいものです。

君子危うきに近づかず。

けれど、名人は危うきに遊ぶ。のです。

私は勿論、名人ではありません。遊びたいだけです。


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