みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

バニラノエルでミズノコエル

2010-02-21 23:57:26 | 映画、演劇等々
 実はまだ去年のネタを引っ張ったりする。

 ついこないだはバレンタインデーなる日があり、俺様は見事なまでに華麗にスルーした訳だが、一方去年のクリスマスは。

 活弁士・山崎バニラが有楽町の東京国際フォーラム内のイベント「マルシェ・ド・ノエル2009」(ノエルってのはフランス語でいうクリスマス、要は「クリスマスマーケット」って感じらしい)ってのに登場し、活弁をやるという情報を聞きつけ、ノエルっつったらこの俺だろという全く根拠のない理屈で有楽町に出向くことにした。


 もっとも、有楽町に辿りつく前に、ふと立ち寄った御徒町のアートスポーツ本店でランニング用の靴を買い、ふと立ち寄った秋葉原であれやこれや買ったりしたんだが…

 結果、スポーツ用品の袋と祖父地図の袋などを手に持ち、ますますもってノエルどころじゃない状態と化した男がマルシェ・ド・ノエルに辿りついた。


 東京国際フォーラム敷地内の、建物に囲まれた中庭のような広場は既に、華やかなイルミネーションに彩られ、行交う人も老若男女を問わずなんだかその華やかさに浮かれているようであった。
 その中を一人、「えーとりあえず食料と酒はっと…」と堅実な?歩みを進める男が。
 ちなみに、俺はここに来る前ちゃんと近所の万世でパーコーメンとビールをやってきたんだけどね…

 何でも帝国ホテル殿がプロデュースしているというフードコーナーはしかし、行列ができバニラちゃんの出番までにブツを確保できなさそうだったので、そのまま会場に突入。


 今回は親子連れが多数来ており、そんな中バニラちゃんはまず絵本「はらぺこあおむし」を歌って朗読。これは以前NHKのイベントでも見たが、歌うというのが中々楽しいのでノエルのハッピーな雰囲気にマッチしていたかな。

 その後、古い日本アニメ「心の力」の大正琴弾き語り活弁上映に続き、初めて活弁する「月世界旅行」の上映。

 これは、1902年に作られた「世界初のSF映画」で、ぶっちゃけ相当に破天荒なお話だったりする。正直今のギャグ漫画でもここまでぶっ飛んだものは中々できないと思う…
 で、バニラちゃんはこれをキーボードを弾きつつ、クリスマスに因んだ曲を演奏しつつも時にかなりハイテンションで語っておられた。
 学者同士のケンカのシーンがあったりして、「ふざけんなコノヤロー!」みたいな台詞がでると男の子のウケは結構いいんだよね(笑)。

 ちなみに、この作品は今自由に観ることができるそうで、こちらなどでも観られる。でもやはり活弁付の方が面白いとおもうけどね。


 さてそんなこんなでイベントを無事こなした山崎バニラちゃん、去年秋に本を出版した。
 俺は早々に買ってサイン会でサインしてもろうたのだが、一人友人が別に購入しており、当然サインは無かったのだが。

 バニラちゃんがブログで「会場に持ってきてくれればサインします」と書いていたため、友人の分ももらいにいくべと借りて持っていったのだ。

 もちろん、わざわざサインを頂くからにゃあ手ぶらという訳に行くまい。
 ということで、小生バニラちゃんにピッタリのお土産を秋葉原で仕入れるという無茶過ぎるミッションを自分に課したんだが…

 なぜか「あきばおー」で、スペインで100年以上の歴史を持つリップクリームというのが売っていたので、ベタだがバニラの香りつきのを購入。別途巾着袋も10円だかで購入し(あーあばらしちゃった…)持って行った。どんなブツかはバニラちゃんが最近載せて下さったのでリンク先の写真ご参照あれ。
 しかし、秋葉原ってとこは本当に何でも売ってるなあ…

 イベントの後、バニラちゃんにお土産を渡し、本にサインを頂き、友人の名前を書いてもらう目的で、該当する電話帳を見せるために出したケータイをその場に忘れるという失態も演じつつ、ミッション終了。

 その後はもちろん、特製ホットワインに帝国ホテルプロデュースのうまい食べ物をハフハフやりながらロマンティックな!?ノエルのひと時を過ごした…



 というお話でしたとさ。めでたしめでたし。


---完---

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