みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

桜を求めて山登り(高尾山編)

2011-04-17 23:09:55 | 雑記
 前回の記事の次の日、先週の日曜は高尾山に行ってきた。

 まあ、こちらは実際には桜を求めてというよりはこの夏に考えている富士登山に向けていい加減一歩を踏み出そうという目論みの方が大きかったのだが。

 ともかく、電車を乗り継ぎ乗り継ぎ京王線高尾山口駅に到着。

 背中には自転車用のバックパックを背負い、昔おばあちゃんが使っていた杖を片手に俺は意気揚々とホームを後にし、登山客で賑わう駅前でまずは鼻をかみ、持ってきたスナック菓子をガツガツ食うという万全の?準備を経て、早速山にアタック開始。


 駅からちっと歩くと、ケーブルカーの駅があり、その周りは土産物屋が立ち並ぶいかにも観光地然とした雰囲気。この辺は大きな桜の木が何本かあったので写真に収めた。
 麓はノドカな観光地だが、もちろん山は山なので気合を入れて、俺は幾つもある登山ルートのうちの「6号路」に踏み込んだ。

 最初のうちは足慣らしでチンタラ歩き、何でも修行の場でもある琵琶滝という滝に辿り着き(つまり滝に打たれての修行というのをやるらしい)、そこで分かれ道にぶつかった。
 滝の左手の道が6号路の続き、右手奥が健脚向きのコースだと。

 よっしゃここは一つ腕試しならぬ脚試しをやったろうじゃねえか…と脚を踏み入れてみると、これが中々脚応えのある?道なき道というやつで、早速杖フル活用でヒイヒイ言わせて頂いた。
 自分の他にも年配の方々などが登っている中、なぜか小さい子供づれの家族がこのルートをチョイスしていて、子供はかなりかったるそうにしてたな…
 かくいう俺は、脚および心肺機能的には想定内だったが、やたら鼻水が出てきやがって、途中鼻かみ休憩を挟むという情けない事態になりつつも何とか登り、一旦開けた場所に。

 すると、そこはケーブルカーの上側の駅の近くであり、俺はベンチに座って早速、つうか山頂にも着かない内にさっさと昼飯。
 いやーやっぱり山で食うおにぎりは最高だなーと思いつつ、予め買っといたサラミなども食べエナジー補給完了。

 マ、補給完了とか言った数分後には新鮮な気持ちで天狗焼という黒豆あんのお菓子をパクついていた俺だが…


 実は、そんなのんきなことを言っている場合ではなかった。
 前日の引地川ウォーキングでもこの日と同じトレッキング用の靴を履いていたのだが、どーも靴の幅が狭くて右足の小指が痛くなってきてしまったのである。

 で、今日も天狗焼を食う前からどうにも小指がキツキツで苦しい状況になってきた。
 仕方なく、靴の中敷を一枚外し、引き続き山頂へのルートを歩いていたが、段々痛みは強くなり…

 うーむ、これは富士登山に向けての一歩どころか、(再度靴探しをせにゃならんという意味で)一歩後退かよ…
 ともかく、折角ここまで来たので登らない訳にもいかず、鼻水にも苦しめられつつどうにか山頂に到着。


 山頂は、これまた観光客でごった返していたのだが、桜はまだ咲いておらず、地味ーな風景で達成感があまり無かった

 それでも、来たからには色々見ておこうということで、ビジターセンターに立ち寄り諸々の資料を見学。
 その中で、身につまされる資料があったので書いておく。

 高尾山の登山ルートの随所に、階段が設けられているのだが、それらは山の荒廃を防ぐための施設との事であった。
 どういうことかというと、そもそも山に人が立ち入る事自体が、山の土を崩し植生を荒らしてしまう行為であると。
 その被害を最小限にするために階段を作ったのだが、登山客が階段以外の道を歩いてしまうとまた広範囲の植生が荒らされることになり、意味がなくなってしまうという…

 俺も、山頂までに何回か階段のあるルートをショートカットしてしまった記憶があり、それは山にとってはマイナスであるということを知り、非常に申し訳ない気持ちにになった。
 山登りをするということは、そういう最低限のマナーを学ぶことも当然含まれ、そういう意味では今回の登山は役に立ったんかも知れない。


 一通り見学した後、寝不足が祟って眠かったので(汗)とっとと階段を踏みしめて山を下りることに。
 これがまた、つま先の痛みに加え、かねてからこのブログでも書いている膝の弱さがモロだしになり、麓であえなく膝終了

 前々から、去年富士登山を果たした友人のアドバイスで特に下りにストックが有効と聞いていたが、これはむしろストックが無いと富士山を降り切る前に王大人に死亡確認される事必至であり、これも是非富士までには用意しておきたいかな…


 と、得る事よりは課題の方が見えてきた高尾登山ではあったが、登山者同士がすれ違うときに「こんにちは」と挨拶することや、存在を分かってもらうために鈴をつける等の登山のマナーも勉強できたので、次回の登山の時にはもう少しましな登山客になりたいと思った。

 つうかいつ登山靴を新調するか&合わなかった靴をどうするかだなぁ。

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