みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

ケッチと行く関門海峡一人旅、その五「小倉編」

2011-06-05 22:52:20 | 映画、演劇等々

 六曜館GIGで焼きカレーとJAZZ、ともちろんお酒も頂き、大満足の門司港の夜を過ごした俺。

 次の日、俺は朝ダラダラとホテルの朝食を食べた後、もう一度中央市場を通過して(お店は休みらしくこの朝もシャッター全閉だった)から、素敵な街門司港に別れを告げ、電車に。

 後は、小倉から新幹線に乗って帰るだけではあったが、その前に久しぶりの小倉の街をサイクリングすることにした。

 小倉の街の中を走っているうち、紫川という川のほとりにある大きな建物、リバーウォーク北九州が目に付いた。

 リバーウォークは、むかーし小倉に行った際にチロッと寄ったことがある。比較的昔からある大型ショッピングモールってやつである。

 そこの広場で、この日は大道芸フェスティバルが行われるとのことで、とりあえず俺はケッチをちゃんと駐輪場に入れて見てみることにした。

 

 この日は幾つかのアーティスト(というのかな)が出演したんだが、最初に登場したのはロボットのぞみさん。

 まず、俺は名前で女性かと思ってしまったんだが…男性である。そして男の俺が書くのも何だが結構イケてる方だと思う。

 んなことよりも、内容。

 ロボットのぞみさんは、その名の通りロボットの姿(全身銀色、頭は昔の人が考えたロボットぽい四角い箱状)で、所謂ロボットぽい動きによるパフォーマンスをやっている。

 大道芸と銘打たれたステージの上でパフォーマンスをする訳だから、当然そのロボットの動きは一流で、本当に機械仕掛けのロボットがそこにいるかのような錯覚を受ける。

 

 しかし、

 この人の凄いところは、その一流のパフォーマンスを持ちながら、彼の見せるステージの最大の特色はその「ストーリー」なのである。

 例を一つ挙げると。(ここで演目をあまり詳しく書かない方がいいとは思うが…少しだけ)

 ロボット兵士が、両手に武器を抱え(ている構えをしていて、当然物を持っている訳ではないよ)戦場を突き進んでいる最中、何処から何やら泣き声が聞こえてくることに気がついた。

 兵士はその泣き声の出所である建物を突き止め、その建物の扉を開けると中には一人、置き去りにされた赤ちゃんがおり…

 という具合で、もちろん上記のような話は一切ナレーション・台詞はなく、全て音楽・SEと彼の精密なまでのロボットの動作によって綴られていくんであるが。

 動きがロボットらしくあればあるほど、その世界の中に引き込まれていくという、今までに体験したことのなかったタイプの感動を覚えた。

 

 まあしかし、まさかこんな旅先でこんなパフォーマンスを知ることができるとは思わなかった。小倉はこの後もどとんこつらーめんを売り文句にしている魁龍というラーメン屋で、濃ゆいスープのラーメンをガツガツ食ったりと色々やったのだが、時間も経ったし今回の旅行記はこの辺にしておくことにしよう。

 気がつくと既に6月に入り、今年一発目にしてかなり大物の自転車イベントへの参加を来週に控える身。来週更新できるかどうかは神のみぞ知るってやつかなあ

 

P.S.今回の写真、一応右下にロボットのぞみさんがいるんだけど分かるかなあ…本当はもっとハッキリ写った写真もあるにはあるのだが、お客さんの顔が入りまくりなので流石にうpできないかなと


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