現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

最上一平「ぴょこぴょこぴょこちゃん」あける28号所収

2017-04-28 09:37:08 | 同人誌
 いつもは目立たないおとなしい女の子が、突拍子もないころびかたをしたのをきっかけに、主人公のこれもまたおとなしい男の子は、その子が気になってたまりません。
 思いきって声をかけてから、男の子は、その子と自分自身に今まで知らなかった別の面があることに気づいていきます。
 小学校低学年の男の子と女の子が仲良しになっていく過程が、ほほえましく描かれています。
 ぴょこぴょこぴょこちゃんというのは、靴下が破けていてとび出していた親指を、女の子が自分で名づけたものです。
 主人公は、そのぴょこぴょこぴょこちゃんに強く惹かれて、ラストで思いきった行動をします。

銀のうさぎ (新日本少年少女の文学 23)
クリエーター情報なし
新日本出版社
 

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