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一箱古本市専門店《吉田屋遠古堂》主人のぐうたらな日々。。。。

信夫山 その3

2014-12-04 22:24:13 | 歴史/民俗/伝統芸能
さて、はるには花見の名所としてにぎわう信夫山のなかでも
屋台がでて最もにぎわう広場の下に、ひっそりとそれはありました。
ま、ひっそりとというにはでかいんですけど(笑)



養兎記念碑です。日本が満州に進出をはじめた頃、
国内では防寒着の襟に付ける兎毛皮の生産が奨励されました。
実は福島はその生産量が国内有数であったそうです。
で、この養兎記念碑はそれを記念してなのか?
それとも兎供養のためのものなのか?
次回行ったときにゆっくり碑文を読んでみたいと思います(笑)


さて、その少し上には護国神社が鎮座しています。




ここには、福島県送出満蒙青少年開拓義勇軍慰霊碑がありました。



碑文は以下の通りです
時の国策に殉じた少年達の霊 ここに眠る
國の礎たらんことを自覚し 身を挺して散華した
あなたたちは 満蒙開拓青少年義勇軍
我等義勇軍は 天祖の宏漠を奉じ
心を一にして追進し 
身を満州建国の聖業に捧げ 神明に誓って
天皇陛下の大御心に副ひ奉らんことを期す
この綱領を胸に 祖国の安泰と五族協和
王道楽土の建設を 夢見つつ旅立った
同志の御魂よ
いま 護國の神域に相寄り 安らかに鎮まらんことを
昭和五十五年九月彼岸  福島県拓友連絡協議会会員一同

満蒙開拓団殉難者拓魂 東北〉より

福島からも少なからぬ青少年が満蒙に渡って
その命を落としたかと思うと、いろいろと考えさせられます。
その詳細も、もう少し調べる必要がありそうです…


※信夫山の石碑については、こちらのブログで詳しく解説していました。
公園が好きな神戸の方らしいです(笑)



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