きょう3時から“宮城県生活と健康を守る会”は県と
5月に「生活保護費の値下げは納得できない」と保護費削減に対する不服申し立て(審査請求)をした。
知事からは「棄却」の返事。
それに対して「反論書」を提出し、口頭意見陳述を行うことになった。
我が支部からはNさんが発言することになったが、急遽健康診断をすることになり私が代理発表をする。
県生連は15人が参加し、10人が発表した。
交渉ではないので言いっぱなし聞きっぱなしだが、生保者の実態を生で訴えるのはこんなときしかないのだ。
<Nさんの訴え>
憲法25条の「人らしく生きる」ことができません
私は仙南生健会のNといいます。80才です。
今、町営住宅に一人で住んでいます。
生きていると、いつ何が起きるかわかりません。
※今年の春、たまたま通りかかった知人から「ついでに乗せていくから」って声をかけられ、
好意で乗せられたと思い、断るのも悪いのでついつい甘えて数回乗せてもらいま した。
ところが2・3ヶ月後に、ガソリン代4万円を請求されビックリしました。
払えないと困っていたら、弁護士を紹介してもらって何とか示談できましたが、その間私
の友達や知り合いのところに「あの人は生活保護を受けていて・・・」と言いふらされて付
き合ってもらえない人がでてきました。信用がなくなったのです。人間不信になりました。
食事を2食にへらしたり、会食などのお誘いは全部断って、やっとの思いで払いました。
憲法25条があるのに、貧乏であるということで、こんなにみじめな思いをせねばならない
のかとホントニくやしい思いをしました。
※一難さって また一難
9月に、東京に住んでいる娘が重体になったという連絡が入りました。
飛んでいきたくても、交通費がありません。
子どもたちに相談しても、自分の生活が精一いっぱいで、親の面倒まで見てもらえません。
どうしようもなくて、生健会に相談し 何とか娘に会うことができました。
※友達付き合いも、近所付き合いもできず、冠婚葬祭なんてもってのほかです。
家族付き合いまでもできないのです!
80になって、こんな状態が続くのかと思うと情けなくなります。お先 真っ暗です。
ぜいたくは望みません、残された人生を心配しなくてすごせるようにしてほしいのです。