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もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

「生活保護費の引き下げは納得できません」

2015-11-12 23:47:16 | Weblog

 きょう3時から“宮城県生活と健康を守る会”は県と
 5月に「生活保護費の値下げは納得できない」と保護費削減に対する不服申し立て(審査請求)をした。


 
 知事からは「棄却」の返事。
 それに対して「反論書」を提出し、口頭意見陳述を行うことになった。

 我が支部からはNさんが発言することになったが、急遽健康診断をすることになり私が代理発表をする。
 県生連は15人が参加し、10人が発表した。

                                                                           
 交渉ではないので言いっぱなし聞きっぱなしだが、生保者の実態を生で訴えるのはこんなときしかないのだ。




                <Nさんの訴え>

          憲法25条の「人らしく生きる」ことができません

 私は仙南生健会のNといいます。80才です。
 今、町営住宅に一人で住んでいます。

 生きていると、いつ何が起きるかわかりません。

※今年の春、たまたま通りかかった知人から「ついでに乗せていくから」って声をかけられ、
            
 好意で乗せられたと思い、断るのも悪いのでついつい甘えて数回乗せてもらいま した。

 ところが2・3ヶ月後に、ガソリン代4万円を請求されビックリしました。

 払えないと困っていたら、弁護士を紹介してもらって何とか示談できましたが、その間私
                 
  の友達や知り合いのところに「あの人は生活保護を受けていて・・・」と言いふらされて付

 き合ってもらえない人がでてきました。信用がなくなったのです。人間不信になりました。

 食事を2食にへらしたり、会食などのお誘いは全部断って、やっとの思いで払いました。

 憲法25条があるのに、貧乏であるということで、こんなにみじめな思いをせねばならない

 のかとホントニくやしい思いをしました。
 
※一難さって また一難 

 9月に、東京に住んでいる娘が重体になったという連絡が入りました。

 飛んでいきたくても、交通費がありません。

 子どもたちに相談しても、自分の生活が精一いっぱいで、親の面倒まで見てもらえません。

 どうしようもなくて、生健会に相談し 何とか娘に会うことができました。

※友達付き合いも、近所付き合いもできず、冠婚葬祭なんてもってのほかです。

 家族付き合いまでもできないのです!

 80になって、こんな状態が続くのかと思うと情けなくなります。お先 真っ暗です。

 ぜいたくは望みません、残された人生を心配しなくてすごせるようにしてほしいのです。