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「ORKの口伝」はフィクションです
実在する全てと無関係です

ORKの口伝9

2008-01-20 | フィクション
この文章は全てフィクションです
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの
口伝9」

カグヤカメムシについて

先だって話したカグヤカメムシについて
他にも色々後から解ったことがある
どうやら既存のカメムシの
突然変異の様である
彼の発見以来
あらゆる国の昆虫学者が例の竹林に入り
調査した結果である

何故
普通のカメムシが竹の節の中に食い入り
光るようになったのか?
原因まではまだはっきり解っていない
だがしかし
有力な仮説がいくつか出てきている

一つ
現地では昔から竹林に食物廃棄物を
捨てていたようである
現地人の生活から見た場合の食物廃棄物は
ほぼ全て自然物である
しかし
都市化が進み町が近付いてくるにつれ
通りすがりの人々がゴミが捨てられているのを
目撃し次に通りがかった時に捨てる
このようなことが
ほんの四・五年前まで繰り返されていた様である
こうした都市からの持込ゴミの多くは
非自然物であったため
そこから漏れ出した化学物質の影響である

二つ
かのカメムシが
ただ単純に
心の底から
光りたいと願った

調査が進めばいずれなんらかの結果が
出るであろうが
科学的に見て
一つ目の仮説が立証される可能性が
高いと思われる

だが
私と友人は二つ目を推す
一寸の虫にも五分の魂
漢のロマンである
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この文章は全てフィクションです


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