いつまでもぼちぼち

食べ物とか読書録です
アフィリエイト広告が有ります
「ORKの口伝」はフィクションです
実在する全てと無関係です

20101224近況、読書録「戦慄!プ業界用語辞典」

2010-12-24 | Weblog
20101224近況、読書録「戦慄!プ業界用語辞典」

今日はクリスマスイブ、
夕食の買い物に行くとひどい混雑だった。
まず目に付いたのは鳥の丸焼き、
思わず買ってしまいそうになってしまった。
その次に目に付いたのはホールケーキ、
これも思わず買ってしまいそうになったが、
食べきれるわけがないため見送る。
それにしても人が多い、
一度通り過ぎた陳列棚に戻るには、
店内を一周する位の覚悟が必要だった。

楽しいはずのクリスマスイブだけれど、
帰宅してから人ごみ酔いが治まるまで、
二三時間寝込んでしまった。
とほほ。

ーーーーー

最近の読書

「戦慄!プ業界用語辞典」2

著者 夢枕獏
出版 講談社文庫

p153より引用
“その意味では、まさしく、ブッチャーと馬場の試合には、
まぎれもない、受け継ぐのに可能な型があるのである。”

人気小説家である著者による、
プロレスの業界用語をタイトルとしたエッセイ集。
イラストはマンガ家であり小説家であるいしかわじゅん氏。
1995年出版の為、
20代後半位の方でないと知らないレスラーの話題が盛り沢山、
年代が合えば懐かしく楽しめる一冊。

上記の引用は、
古典芸能と題された項の一文。
色々と格闘技がある中で、
モノマネ芸人の方達に多くネタとしてプロレスが使われるのは、
しっかりとした型が出来上がっているからなのかも知れないと、
思いました。
ジャイアント馬場さんがお亡くなりになられて、
もう10年以上経っていますが、
特にプロレスファンでもなかった私でも、
当時は寂しさを感じた物です。
プロレスの歴史の一部を知りたい方に。

ーーーーー



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20101222近況、読書録「アイの物語」

2010-12-22 | Weblog
20101222近況、読書録「アイの物語」

先日、
何か煮物を食べたくなったので、
ねじりこんにゃくを生まれて初めて作ってみた。

板こんにゃくにまな板の上で切り込みを入れ、
短冊状に切って、
一方を切り込みの中を通すようにねじる。
初めて作った割には上手くいき、
思っていたよりもブツギレにならずに形が整った。
ところどころ、
綱引きロープみたいに太い物が見えたが、
まぁこんな物だろうと見てみぬふりをして煮込む。

こんにゃくは下湯でして灰汁を抜かなければと、
聞いた事があるのでその通りに。
茹で汁を切ってつゆで煮る、
味付けは適当。
酒・白だし・みりん=1・1・1のところに、
色付けの濃い口しょうゆ少々。
出来上がりはそこそこ、
かなりおかずに適した味付けに仕上がった。
砂糖を少し加えたほうがおいしく仕上がったかもしれない。

ーーーーー

最近の読書

「アイの物語」5

著者 山本弘
出版 角川文庫

p68より引用
“現実逃避?笑いたければ笑うがいい。
確かに〈セレストリアル〉という船は実在しないかもしれない。
しかし、クルーの結束や信頼や友情は、
まぎれもなく実在するのだ。”

と学会会長でありSF作家である著者による、
SF短篇連作。
主人公にアンドロイドが物語を聞かせ、
物語の間に主人公とアンドロイドの対話が進む形で進行します。

上記の引用は、
第一話の締めの一文。
良く出来たフィクションは、
実体験よりも人の心に響くと言うことを、
色々と形を変えてこの本の中で語られています。
第五話「正義が正義である世界」についてですが、
ゲームを子供の頃から遊んでいる私としては、
非常にあちらの世界にあこがれる所があります。
MMORPGをプレイされる方なら、
この話に面白さを感じやすいのではないでしょうか?
読後感の気持ちいい一冊です。

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20101217近況、読書録色々

2010-12-17 | Weblog
20101217近況、読書録色々

少し前の季節はずれの雨が上がってから、
大変寒さが厳しくなった。
暖房にはエアコンを使っているのだけれど、
足元がまったく温かくなってこない。
仕方がないので、
寝転ぶわけでもないけれどホットカーペットをつける。
来月の電気代の請求書が見たくない・・・、
だけど寒さで身体を壊すよりはいいとは思うので、
まぁいいかなぁ。

ーーーーー

最近の読書

「懐かしのプロレス技、一挙公開」3

著者 別冊宝島編集部
出版 宝島SUGOI文庫

p155より引用
“木村健悟と越中詩郎は、意地と粘りと根性で、
それぞれの技を育て上げたのである。”

フリーライターから歌人まで、
プロレスが好きで好きで仕方のない執筆者達による、
それぞれに思い入れのあるプロレス技について書かれた一冊。
1993年に発行されたものの海底改題文庫版。

上記の引用は、
一見したらまったく痛そうに見えない技を、
必殺技にまで育て上げた事に関する一文。
これぞまさに継続こそ力なりを、
地で行くようなエピソードです。
この本に出てくるプロレスラーの中には、
現在すでにお亡くなりになられた方達も多数おられ、
リアルタイムで見た事がある世代の方は、
寂しさを感じずにはいられないのではないでしょうか。
30代以上の方のほうか楽しめそうに思います。

ーーーーー

「日本と世界の「幽霊・妖怪」がよくわかる本」3

編著 造事務所
監修 多田克己
出版 PHP文庫

p259より引用
“明治時代の日本が、躍起になって西洋から学ぼうとした
近代合理主義に、当の西洋が納得しきれずに苦悩していた
証だともいえよう。”

年間40数冊を編著する企画編集会社による、
妖怪や幽霊を紹介する一冊。
ゲゲゲの鬼太郎にもでてくる一反木綿から、
実在した歴史上の人物の怪しいエピソードまで、
幅広く掲載されています。

上記の引用は、
西洋の幽霊を紹介する章の前置きの一文。
科学的合理主義に寂しさを感じるというのは、
分からなくもないところです。
しかし、
その寂しさを感じる人の心の部分に、
付け入ろうとする人達が多いのは悲しい事実だなと思います。
巻末あたりの参考文献が豊富なので、
資料を探す入り口として。

ーーーーー

「理科系雑学」4

編  竹内均
出版 知的生き方文庫

p4より引用
“「勉強」だけでは触れることのできない理科系のおもしろさを、この本でぜひ味わってみていただきたい。”

理学博士である著者による、
身の回りにある不思議について一つ一つ答えた一冊。
虫歯菌の伝染の仕方から宇宙でのゲップの話まで、
非常に身近な質問から生きているうちに体験できなさそうな物まで、
面白く楽しい雑学が盛り沢山です。

上記の引用は、
はじめにの締めの一文。
子供の頃の理科の勉強がつまらなかったのは、
教科書しか読んでいなかったからかも知れません。
好奇心が不足していたのではと言われたら、
それまでかも知れませんが。
理科や科学が好きな方なら、
知っている事柄が多いと思うので、
昔から嫌いだった方にこそ読んでもらいたい一冊です。

ーーーーー

「世界史怖くて不思議なお話」3

著者 桐生操
出版 PHP文庫

p55より引用
“彼の本名、ボンバスツスは、のちに英語で
「誇大妄想症(Bombast)」という意味の
名詞になっているほどである。”

女性二人組みの著者による、
歴史上実在した人物達の怪しげなエピソードを、
色々な方向から紹介する一冊。
ジャンヌ・ダルクやナポレオンの様に、
歴史の授業で必ず一度は目にした人たちの、
その行動の理由等について面白い解説がなされています。

上記の引用は、
錬金術師パラケルススのエピソードの中の一文。
歴史だけにとどまらず、
言語にまで名を残す事になるのだから、
この人物の生き方の影響の大きさを感じます。
視点を変えて歴史に触れたい方に。

ーーーーー

「自分の頭と身体で考える」4

著者 養老孟司、甲野善紀
出版 PHP文庫

p212より引用
“変わるっていう現象はそれが良いか悪いかというのは、
その人個人の主観でしょう。”

解剖学者と武術家である二人の対談集をまとめた一冊。
1999年に同社から刊行された物の文庫版。
独自の視点を持って世の中を観察し、
分析・解説しながらの対談。
時に辛辣に時に穏やかなふりをして、
世の中の自称に対して意見しておられます。

上記の引用は、
何かを体験した事によって起こる変化に対する、
甲野氏の考えの一文。
今まで面白かった物が面白く無くなってしまうというのは、
私にも思い当たる節があります。
今面白いと思っている事はそのままに、
良い変化を自分に起こして行ければ、
幸せに生きていけるような気がします。
そんな風に上手く変化できるか、
出来た所で周りの人が歓迎してくれるか分かりませんが。
変わった視点で世の中を見たい方に。

ーーーーー

「ショージ君の時代は胃袋だ」5

著者 東海林さだお
出版 文春文庫

p74より引用
“しかも港区民はこういっているのだ。
「これがナウいんだかんね」と。”

マンガ家でありエッセイストである著者による、
食べ物に関するエッセイをまとめた一冊。
昭和60年に同社から刊行されたものの文庫版。
今も昔と変わらない定番の食べ物から当時のCMの話まで、
時代を感じさせる話題が盛り沢山です。

上記の引用は、
その答辞に流行しだしたカフェバーについての話の締めの一文。
ナウいと言う一言に対して懐かしさを感じる私も、
結構な年齢になってきたのだなと思います。
なうなヤングにバカ受けという感じでしょうか?
この頃からラーメンの有名な店では行列が出来ていた様子、
20年以上むかしから状況が変わってない、
ラーメンと言う食べ物の人をひきつける力は、
息が長く強い物なのだなと思います。
食欲不振の方に。

ーーーーー

「死体は生きている」3

著者 上野正彦
出版 角川文庫

p143より引用
“一生の終わりである死が、理由もはっきりしないまま
葬られるのは、やはり心もとないことだとおもうのである。”

元監察医である著者による、
自身が担当した数多くの事例を集めた物と、
事実を基にした小説をまとめた一冊。
1996年に同社から出版された物の文庫版。
30年間勤め上げた著者の、
監察医としての経験が存分に生かされています。

上記の引用は、
行政解剖についての項の締めの一文。
解剖と聞くとどうしても、
各臓器ごとにホルマリン漬けにされてしまう様に思っていましたが、
そのような事が無いとこの本のおかげで知ることが出来ました。
まぁでも、
誰から見ても分かりやすい穏やかな終わり方が出来れば、
それに越した事は無いと思います。
サスペンス好きな方に。

ーーーーー

「寄り道して考える」3

著者 養老孟司、森毅
出版 PHP文庫

p72より引用
“人にはそれぞれ、いろいろな考え方、行動があるということを
前提にしていれば、いじめなどは起こらないような気がします。”

解剖学者と数学者である著者二人による、
対談をまとめた一冊。
著者達の戦中戦後の体験から、
現在の世の中の出来事までを語りあわれています。

上記の引用は、
みんな同じでなければならないと言う意識と題された項の、
現在のいじめに対しての一言。
大勢の人間達と少し違う所を目ざとく見つけ、
そこを取り掛かりにしていじめが始まる。
少し違う所位、
そっとしておいてあげればいいのにと思いますが・・・。
しかし、
許容や寛容の心などというものは、
大人になっていてもなかなか身に付けにくいので、
子供たちにそれを求めるのは酷かもしれません。
視点を変えて世の中を見たい方に。

ーーーーー

「イギリス不思議な幽霊屋敷」2

著者 桐生操
出版 PHP文庫

p252より引用
“イギリスには「幽霊一覧表」などという本があって、
この世に化けて出る千人以上の幽霊たちの名前が、
リストになっているという。”

女性二人組みである著者による、
イギリスに実在した人物達の怪しいエピソードを紹介する一冊。
王侯貴族から映画女優まで、
はては魔術師まで出てくるイギリスの、
怪しげな話に対する嗜好の強さが伺えます。

上記の引用は、
あとがきの中の一文。
幽霊や悪霊についての書物ならば、
日本でも数多く出版されていますが、
どちらかと言うと妖怪に関する物のほうが、
多く出されているのではないでしょうか?
特に今は、
水木しげる先生の事を取り上げたドラマのおかげで、
妖怪は注目を集めているようです。
観光資源になっている所も、
イギリスと似ているのではないでしょうか。
怪しい話が好きな方に。

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20101217近況、読書録色々

2010-12-17 | Weblog
20101217近況、読書録色々

少し前の季節はずれの雨が上がってから、
大変寒さが厳しくなった。
暖房にはエアコンを使っているのだけれど、
足元がまったく温かくなってこない。
仕方がないので、
寝転ぶわけでもないけれどホットカーペットをつける。
来月の電気代の請求書が見たくない・・・、
だけど寒さで身体を壊すよりはいいとは思うので、
まぁいいかなぁ。

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最近の読書

「懐かしのプロレス技、一挙公開」3

著者 別冊宝島編集部
出版 宝島SUGOI文庫

p155より引用
“木村健悟と越中詩郎は、意地と粘りと根性で、
それぞれの技を育て上げたのである。”

フリーライターから歌人まで、
プロレスが好きで好きで仕方のない執筆者達による、
それぞれに思い入れのあるプロレス技について書かれた一冊。
1993年に発行されたものの海底改題文庫版。

上記の引用は、
一見したらまったく痛そうに見えない技を、
必殺技にまで育て上げた事に関する一文。
これぞまさに継続こそ力なりを、
地で行くようなエピソードです。
この本に出てくるプロレスラーの中には、
現在すでにお亡くなりになられた方達も多数おられ、
リアルタイムで見た事がある世代の方は、
寂しさを感じずにはいられないのではないでしょうか。
30代以上の方のほうか楽しめそうに思います。

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「日本と世界の「幽霊・妖怪」がよくわかる本」3

編著 造事務所
監修 多田克己
出版 PHP文庫

p259より引用
“明治時代の日本が、躍起になって西洋から学ぼうとした
近代合理主義に、当の西洋が納得しきれずに苦悩していた
証だともいえよう。”

年間40数冊を編著する企画編集会社による、
妖怪や幽霊を紹介する一冊。
ゲゲゲの鬼太郎にもでてくる一反木綿から、
実在した歴史上の人物の怪しいエピソードまで、
幅広く掲載されています。

上記の引用は、
西洋の幽霊を紹介する章の前置きの一文。
科学的合理主義に寂しさを感じるというのは、
分からなくもないところです。
しかし、
その寂しさを感じる人の心の部分に、
付け入ろうとする人達が多いのは悲しい事実だなと思います。
巻末あたりの参考文献が豊富なので、
資料を探す入り口として。

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「理科系雑学」4

編  竹内均
出版 知的生き方文庫

p4より引用
“「勉強」だけでは触れることのできない理科系のおもしろさを、この本でぜひ味わってみていただきたい。”

理学博士である著者による、
身の回りにある不思議について一つ一つ答えた一冊。
虫歯菌の伝染の仕方から宇宙でのゲップの話まで、
非常に身近な質問から生きているうちに体験できなさそうな物まで、
面白く楽しい雑学が盛り沢山です。

上記の引用は、
はじめにの締めの一文。
子供の頃の理科の勉強がつまらなかったのは、
教科書しか読んでいなかったからかも知れません。
好奇心が不足していたのではと言われたら、
それまでかも知れませんが。
理科や科学が好きな方なら、
知っている事柄が多いと思うので、
昔から嫌いだった方にこそ読んでもらいたい一冊です。

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「世界史怖くて不思議なお話」3

著者 桐生操
出版 PHP文庫

p55より引用
“彼の本名、ボンバスツスは、のちに英語で
「誇大妄想症(Bombast)」という意味の
名詞になっているほどである。”

女性二人組みの著者による、
歴史上実在した人物達の怪しげなエピソードを、
色々な方向から紹介する一冊。
ジャンヌ・ダルクやナポレオンの様に、
歴史の授業で必ず一度は目にした人たちの、
その行動の理由等について面白い解説がなされています。

上記の引用は、
錬金術師パラケルススのエピソードの中の一文。
歴史だけにとどまらず、
言語にまで名を残す事になるのだから、
この人物の生き方の影響の大きさを感じます。
視点を変えて歴史に触れたい方に。

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「自分の頭と身体で考える」4

著者 養老孟司、甲野善紀
出版 PHP文庫

p212より引用
“変わるっていう現象はそれが良いか悪いかというのは、
その人個人の主観でしょう。”

解剖学者と武術家である二人の対談集をまとめた一冊。
1999年に同社から刊行された物の文庫版。
独自の視点を持って世の中を観察し、
分析・解説しながらの対談。
時に辛辣に時に穏やかなふりをして、
世の中の自称に対して意見しておられます。

上記の引用は、
何かを体験した事によって起こる変化に対する、
甲野氏の考えの一文。
今まで面白かった物が面白く無くなってしまうというのは、
私にも思い当たる節があります。
今面白いと思っている事はそのままに、
良い変化を自分に起こして行ければ、
幸せに生きていけるような気がします。
そんな風に上手く変化できるか、
出来た所で周りの人が歓迎してくれるか分かりませんが。
変わった視点で世の中を見たい方に。

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「ショージ君の時代は胃袋だ」5

著者 東海林さだお
出版 文春文庫

p74より引用
“しかも港区民はこういっているのだ。
「これがナウいんだかんね」と。”

マンガ家でありエッセイストである著者による、
食べ物に関するエッセイをまとめた一冊。
昭和60年に同社から刊行されたものの文庫版。
今も昔と変わらない定番の食べ物から当時のCMの話まで、
時代を感じさせる話題が盛り沢山です。

上記の引用は、
その答辞に流行しだしたカフェバーについての話の締めの一文。
ナウいと言う一言に対して懐かしさを感じる私も、
結構な年齢になってきたのだなと思います。
なうなヤングにバカ受けという感じでしょうか?
この頃からラーメンの有名な店では行列が出来ていた様子、
20年以上むかしから状況が変わってない、
ラーメンと言う食べ物の人をひきつける力は、
息が長く強い物なのだなと思います。
食欲不振の方に。

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「死体は生きている」3

著者 上野正彦
出版 角川文庫

p143より引用
“一生の終わりである死が、理由もはっきりしないまま
葬られるのは、やはり心もとないことだとおもうのである。”

元監察医である著者による、
自身が担当した数多くの事例を集めた物と、
事実を基にした小説をまとめた一冊。
1996年に同社から出版された物の文庫版。
30年間勤め上げた著者の、
監察医としての経験が存分に生かされています。

上記の引用は、
行政解剖についての項の締めの一文。
解剖と聞くとどうしても、
各臓器ごとにホルマリン漬けにされてしまう様に思っていましたが、
そのような事が無いとこの本のおかげで知ることが出来ました。
まぁでも、
誰から見ても分かりやすい穏やかな終わり方が出来れば、
それに越した事は無いと思います。
サスペンス好きな方に。

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「寄り道して考える」3

著者 養老孟司、森毅
出版 PHP文庫

p72より引用
“人にはそれぞれ、いろいろな考え方、行動があるということを
前提にしていれば、いじめなどは起こらないような気がします。”

解剖学者と数学者である著者二人による、
対談をまとめた一冊。
著者達の戦中戦後の体験から、
現在の世の中の出来事までを語りあわれています。

上記の引用は、
みんな同じでなければならないと言う意識と題された項の、
現在のいじめに対しての一言。
大勢の人間達と少し違う所を目ざとく見つけ、
そこを取り掛かりにしていじめが始まる。
少し違う所位、
そっとしておいてあげればいいのにと思いますが・・・。
しかし、
許容や寛容の心などというものは、
大人になっていてもなかなか身に付けにくいので、
子供たちにそれを求めるのは酷かもしれません。
視点を変えて世の中を見たい方に。

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「イギリス不思議な幽霊屋敷」2

著者 桐生操
出版 PHP文庫

p252より引用
“イギリスには「幽霊一覧表」などという本があって、
この世に化けて出る千人以上の幽霊たちの名前が、
リストになっているという。”

女性二人組みである著者による、
イギリスに実在した人物達の怪しいエピソードを紹介する一冊。
王侯貴族から映画女優まで、
はては魔術師まで出てくるイギリスの、
怪しげな話に対する嗜好の強さが伺えます。

上記の引用は、
あとがきの中の一文。
幽霊や悪霊についての書物ならば、
日本でも数多く出版されていますが、
どちらかと言うと妖怪に関する物のほうが、
多く出されているのではないでしょうか?
特に今は、
水木しげる先生の事を取り上げたドラマのおかげで、
妖怪は注目を集めているようです。
観光資源になっている所も、
イギリスと似ているのではないでしょうか。
怪しい話が好きな方に。

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20101214読書録色々

2010-12-14 | Weblog
20101214読書録色々

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最近の読書

「にぎやかな未来」4

著者 筒井康隆
出版 角川文庫

p226より引用
“考えてみれば豚肉でも牛肉でも、
体内で分解されてしまえば同じアミノ酸なのだから、
合成食品だってかまわないのだが食欲と言う奴は、
そううまくなっとくさせてしまうわけにはいかない。”

SF作家である著者による、
商業誌第一作を含む短編集。
解説は、
ショートショートの大家・星進一氏。

上記の引用は、
全栄養をひとかけらで摂取できる未来での話の中の一文。
時間がかからないのは良さそうな食事ですが、
食べ物に関する話題が出てこない会話は、
とてもつまらなそうです。
たまにサプリメントばかり食べている人の話を、
聞く事がありますが、
未来にあこがれているのかもと思いました。
初版が昭和47年ですが、
古さを感じる事はそんなにありません。
皮肉な笑いが好きな方に。

ーーーーー

「ヘタな人生論よりイソップ物語」

著者 植西聰
出版 河出文庫

p29より引用
“他人の心を傷つけまいと思いやりをもって接してゆく姿勢は、
ほかならぬ自分のためでもあるのです。”

カウンセラーである著者による、
イソップ物語の従来の解釈に加え、
著者独自の解釈を加えた一冊。
誰でも一度は耳にした事のある話が、
具体例を交えた解説と共に掲載されています。

上記の引用は、
ワシとキツネの話の解説の一文。
情けは人のためならずの言葉を表す物語は、
かなりの数繰り返し出てくるので、
大昔も今も通じる本当に普遍的な考えなのだなと思いました。
大人になっていても、
これらのはなしの教えは役に立つでしょうから、
いつ誰が読んでも面白いと思います。
子どもから大人の方まで。

ーーーーー

「続・涼しい脳味噌」3

著者 養老孟司
出版 文春文庫

p196より引用
“自転車に乗れる、スキーで滑れる、泳げるようになる。
それを、なぜだと尋ねても、本人にも返事ができない。”

解剖学者である著者による、
独自の視点から世の中を見た雑誌連載をまとめた一冊。
昆虫標本のカビふきから戦争の話まで、
世の中の事柄を幅広く取り上げ解説されています。

上記の引用は、
学生に解剖を教える事についての一文。
物事を繰り返し身体で覚える、
これが身体知というものなのでしょうか。?
後半は書評なので、
読みたい本を探す為に活用されるのも良いかもしれません。
少し変わった視点で世の中を見たい方に。

ーーーーー

「新版 年収300万円時代を生き抜く経済学」5

著者 森永卓郎
出版 知恵の森文庫

p128より引用
“お金を使わなくても幸福に暮らす方法はあるのだ。
ただし、
それには働き方や生活の上での発想の転換が必要になってくる。”

経済アナリストである著者による、
収入が低下したとしても、
豊かに生きるための提案を記した一冊。
日本社会の変化から具体的な知恵と工夫など、
本人の子供時代からアナリスト時代までの、
経験をまじえて書かれています。

上記の引用は、
人生を犠牲にして働く事と言う発想に転換を迫る項の、
締めの一文。
この文庫版が刊行されて5年程経っていますが、
当時よりまたさらに厳しい状況になっているような気がします。
しかし、
この様な状況を何とかやり過ごすためにも、
お勧めの一冊です。
全ての年代の働く方に。

ーーーーー

「精神科の待合室」4

著者 斎藤茂太
出版 中公文庫

p106より引用
“やっぱり教えられなければ、人間はだめなんですね。”

精神科医である著者による、
多くの精神疾患の症状を、
著者が出会った実例と共に紹介・分析する一冊。
ノイローゼから薬物依存まで、
普段から耳にする症状の具体例に、
著者なりの対処が示されています。

上記の引用は、
佐藤愛子氏との対談の締めの一文。
親が無くとも子は育つなどと言われますが、
健在でいるのであれば、
自分の持っている経験などを伝えるのは重要である、
と言う事でしょうか?
単行本の刊行は1974年となっていますが、
30年以上も前から今と変わらない事件があったのかと思うと、
何ともいえない気分になります。
メンタルヘルスの基礎知識を得るための一歩として。

ーーーーー

「死体は知っている」3

著者 上野正彦
出版 角川文庫

p36より引用
“いや、目を閉じなければ見えないものもあるのかもしれない。”

法医学者である著者による、
死者とその死因にまつわるエピソードを綴った一冊。
著者の豊富な経験を元にした実例と、
まるでノンフィクションの様な短篇が収録されています。

上記の引用は、
魂の重さと題された項の締めの一文。
本当に大切な物は目に見えないとは、
星の王子様の中で使われた一言だったでしょうか?
死を科学的に分析する法医学者であったとしても、
感傷的な考えを持たざるを得ない、
理屈で分かる事の出来ない事が、
まだまだこの世には数多くあるようです。
事実は小説より奇なりを地で行く様なエピソードが多くあるので、
リアルさを追求される方に。

ーーーーー

「人類が消えた世界」3

著者 アラン・ワイズマン
訳  鬼澤忍
出版 ハヤカワ文庫

p462より引用
“ことわざにあるように、私たちは「命あっての物種」であり、
地球もまたしかりだ。”

あらゆる科学的データを元に、
今突然人類が地球上から消えた時、
どの様な変化が訪れるかを考察した一冊。
近代都市の建築物から大海まで、
その行く末を科学的根拠に基づいてシミュレートされており、
自分達の普段の生活について考えさせられます。

上記の引用は、
最後の章の冒頭の一文。
少しでも元気に長く生きる事が出来れば、
今問題になっている事が次々に解決される所を、
見る事が出来るのでしょうか?
出来ると思いながら出ないと、
気分が滅入ってしまいそうな現状だとは思いますが。
想像をめぐらせるのが好きな方に。

ーーーーー

「裏ネタ全書」3

編  エンサイクロネット
出版 知恵の森文庫

p150より引用
“しばらくは、この長文欠落現象、
どうにも収まりそうにない。”

世の中にあふれる雑学の中でも、
少し怪しげな感じのするものを集めた一冊。
タイトルに示されるような、
裏ネタといわれるものばかりではなく、
身近な事が数多く取り上げられています。

上記の引用は、
コック後のテストに関する項目の中の一文。
多くの人に読んでもらえなければ、
世間に存在を知ってもらえないけれども、
無許可で使われるのも困る。
著作権の問題は本当に難しい物だと思います。
個人的に気になったのは、
焼きナスが海外で焼かれていると言う項目。
今後外食する事になっても、
焼きナスを注文する時には複雑な気持ちになりそうです。
雑学好きな方なら買って損のない内容だと思いますが、
既知のものがある場合が多いでしょうから、
目次だけでもチェックしてから買われた方がいいのでは?

ーーーーー

「大人のケンカ必勝法」3

著者 和田秀樹
出版 PHP文庫

p88より引用
“他人の気持ちなんて予想しても、読める物ではないから、
自分がどう見られているかということを
勝手に考えない方がいい。”

精神科医である著者による、
社会で生きていく為に有効な心理学的行動を紹介する一冊。
心理戦の重要性から負けても巧く立ち回る方法まで、
実用的に思える方法が詳しく解説されています。

上記の引用は、
認知的不協和に関する項目の中の一文。
まず自分の事を良く知り無理をしないと言う事が、
大切なのでしょうか?
目に見えないことを邪推するのは、
取り越し苦労を増やすだけと言う事でしょうか?
自分の感情をコントロールする為の一助として。

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「やっぱりイタリア」5

著者 タカコ・H・メロジー
出版 集英社文庫

p49より引用
“イタリアでは、ウサギの肉には必ず頭がついてくる。”

ライターでありイタリア在住である著者による、
イタリアの人々や料理に対するあふれんばかりの愛情を、
あますところなく書き綴った一冊。
著者のご近所さん達やレストランで習ったレシピが、
数多く載せられており、
エッセイとしても料理本としても楽しめます。

上記の引用は、
著者が苦手なウサギを料理する項の中の一文。
日本では一般的にはあまり売られていないウサギ肉ですが、
イタリアではメジャーな様です。
何かで聞いたのですが、
ウサギを1羽2羽と数えるのは昔は鳥として扱ったからだとか?
大昔は日本でも良く食べられていたのかと思うと、
今簡単に手に入らないのは少し残念です。
料理好きの方に。

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「朝バナナダイエット」4

著者 はまち。
出版 ぶんか社文庫

p9より引用
“実はダイエットは頑張らないことがとても重要です。”

予防医学の知識を基にした、
比較的続けやすいダイエット法を紹介する一冊。
太る原因から実践者の体験談まで紹介されており、
ネットでコミュニティも開設されているので、
ダイエットに参加するのも容易です。

上記の引用は、
朝バナナダイエットのコンセプトを解説した中の一文。
必死になって身体を動かしている人が見たら、
複雑な気持ちになりそうな一文です。
この方法は果物が好きな方には非常に簡単ですが、
辛党の人やフルーツが嫌いだと苦痛なのではないでしょうか。
著者はアレルギーの方や通院中の方は、
医師と相談する事を勧められています。
この方法が流行した時は、
バナナの売り切れが発生していたようですが、
今はまったくそのような事が無いので、
試してみるには良い時期ではないでしょうか。
健康で在りたい方に。

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20101213近況、読書録

2010-12-13 | Weblog
20101213近況、読書録

昨日、
久しぶりに大変きつい仕事に取り掛かる。
しばらく体をあまり動かさない仕事が続いていたので、
動き始めからかなり厳しい。
気温はかなり低いのだが、
動いていると汗が吹き出す。
くたびれて動きを止めると、
流した汗のせいで非常に寒い、
寒いどころか着ているシャツが冷たくて仕方が無い。
何とか一日やり終えたけれど、
今度は体が痛くて仕方ない。
やっぱり普段から体を動かさなければ、
すぐになまってしまうようです。
とほほ。

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最近の読書

「ショージ君の養生訓」3

著者 東海林さだお
出版 文春文庫

p43より引用
“一日中、時間と首っぴきで、
山のような薬と健康食品を飲む生活になっていたはずだ。”

マンガ家でありエッセイストである著者による、
食事や健康に関するエッセイを集めた一冊。
著者の数多い著作の中から、
選りすぐりの物が掲載されています。

上記の引用は、
「健康フリーク」と言うエッセイの締めの一文。
以前TVで食事のほとんどを、
サプリメントで摂っている方を思い出しましたが、
そのような食事でつまらなくないのか?と、
ギモンに思ったことを思い出しました。
色々な健康法や健康食に興味のある方に。

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「ルパン三世カルト大辞典」4

著者 ルパン三世特捜班
出版 双葉文庫

p199より引用
“タイトルにも長い間ずっと覚えていたぐらい印象的。”

日本を代表する漫画でありアニメである「ルパン三世」、
この作品が大好きなエディター達が結成した研究会による、
ルパン三世の情報をギュッと詰め込んだ一冊。
パイロットフィルムからTVスペシャルまで、
ルパンの長い歴史がうかがえます。

上記の引用は、
ベストエピソード第8位「カクテルの名はリベンジ」に対する、
編集部の推薦の一文。
昔再放送していたのを見ていましたが、
今ネット配信でまた定期的に配信してもらいたい物です。
ルパン好きなら資料として抑えたい一冊。

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「ド・ラ・カルト」4

編  小学館ドラえもんルーム
出版 小学館文庫

p216より引用
“自分の弱さというものを知り尽くしながら、
それでもやっぱり、一段でも二段でも、一歩でも二歩でも、
前へ行きたい、高みに登りたい。”

日本を代表する漫画でありアニメであるドラえもんの中の、
マンガ作品群に対しての研究をまとめた一冊。
連載年表がついているため、
歴史が一覧できて便利です。

上記の引用は、
原作者・藤子・F・不二雄氏の語録の中の一文。
己を知り向上心を持ち続ける事が、
現状の悪い部分を解決する良い方法なのでしょう。
ドラえもんをより深く知りたい方に。

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「ルパン三世カルト2001」5

著者 ルパン三世特捜班
出版 双葉文庫

p136より引用
“世の中の風俗、流行を取り入れていた原作同様、
アニメーションにも当時の流行すたりが反映されている。”

日本を代表するアニメであり漫画であるルパン三世、
この作品が大好きなエディター達が結成した研究会による、
ルパン三世の情報がギュッと詰まった一冊。
今回は作品ごとの作画の違い等、
より細かな情報が盛り沢山の内容です。

上記の引用は、
作品に登場するモノについての一文。
30年以上続いていると、
アニメや漫画のエンターテイメントとしての価値に加えて、
歴史資料の側面も出てきている様な気がします。
ルパン好きならほしい一冊。

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「大人の女養成講座」2

著者 石原壮一郎、ひさうちみちを
出版 扶桑社

p6より引用
“困った上司や困った同僚や困ったお友達や、
困った世間の攻撃を巧みにかわせる自分なのです。”

全日本大人養成学会代表である著者による、
立派な大人の女を目指すための一冊。
1993年に出版された物のペーパーバック復刊版。

上記の引用は、
オリジナル版のまえがきの中の一文。
いろいろと降りかかる難題に対し、
真正面からぶつかってばかりいるとくたびれてしまいます。
かわして済む物ならばうまくやりすごして、
もっと厳しい状況に対して体力を温存したほうが、
賢明かもしれません。
気軽な本なので誰にでも。

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「ホットドッグの丸かじり」4

著者 東海林さだお
出版 文春文庫

p222より引用
“その過激な観察眼と洞察力をもって作者が書くのは、
徹底して地味な食べ物である。”

マンガ家でありエッセイストである著者による、
食べ物に関するエッセイをまとめた一冊。
漬物から3000円のラーメンまで、
和から洋まで幅広く紹介されています。

上記の引用は、
角田光代氏による解説の中の一文。
地味で何の変哲も無い食べ物ほど、
時間の経過と共により多くの人が食べる事になるので、
味に磨きがかかっていくのでしょうか。
いつもどおり食欲が沸くので、
減量中の方にはお勧めできません。

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「パンの耳の丸かじり」3

著者 東海林さだお
出版 文春文庫

p57より引用
“いやな奴だ、と、このときばかりは本気でそう思いますね。”

マンガ家でありエッセイストである著者による、
食べ物に関するエッセイをまとめた一冊。
カップ麺からお酌ロボットまで、
パンの耳からホテルのバーまで、
幅広く食に関する周辺の話題が取り上げられています。

上記の引用は、
カップ麺の中の海苔についての一文。
著者はカップ麺の中で、
海苔だけが本気で勝負していると言っておられますが、
もともと枯れて乾いているのだから、
許してあげてほしいと思います。
食欲不振の方に。

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「ファラオの食卓」4

著者 吉村作治
出版 小学館

p158より引用
“しかし、古代には佐藤がなかったために、
もっぱら蜂蜜や果物が甘味のもととされていた。”

考古学者である著者による、
古代エジプトを中心とした食に関する一冊。
ところどころに紹介されるエジプト料理のレシピが、
読んでいる最中から食欲をそそります。

上記の引用は、
古代エジプトでの甘味に対しての一文。
砂糖の無い時代でも、
貴重な蜂蜜を食べる事が出来た人たちは、
虫歯になっていたそうです。
おいしい物を食べる事に対するリスクは、
現代とまったく違わないようです。
食べ物や歴史に興味がさらに深くなる一冊。

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「シュレディンガーのチョコパフェ」3

著者 山本弘
出版 早川書房

p423より引用
“人間は少しずつだけど賢くなっている。”

SF作家でと学会会長である著者による、
SF短編集。
2006年同社から刊行された単行本に、
短編一本を加えた文庫版。
理路整然としていながら、
そんな馬鹿なと思うような話が7話掲載されています。

上記の引用は、
解説の中の著者の他作品からの一文。
ここ最近の出来事を見ていると、
本当にこの分の通りになっているのかどうか、
疑問に思ってしまいます。
けれど、
この様なことが続いたとしても諦めずに、
より良くなろうとしなければならないのだろうと思います。
短篇なので少しずつ読みたい方でもあんしんです。

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「もっともやさしいゲーム理論」5

著者 嶋津祐一
出版 日経ビジネス人文庫

p30より引用
“しかし実際のところ、
ノイマンは巧いプレーヤーではなかった。
理論とギャップはあったわけである。”

世の中の相手に影響をおよぼしあう事柄は、
本質的に室内ゲームと同じであるとする、
「ゲーム理論」について解説した一冊。

上記の引用は、
ゲーム理論を提唱した数学者、
フォン・ノイマンのポーカーの腕前についての一文。
現在のコンピューターの全ての元となった学者でも、
ポーカーはそれほどでもなかったと言うのは、
人間的に面白いエピソードだと思います。
日常のあらゆる場面で応用が利くようですが、
私が利用するには頭の回転が足りないようです。
戦略的に人生を過ごしたい方に。

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20101210近況、読書録「アイデアを10倍生む考える力」他

2010-12-10 | Weblog
20101210近況、読書録「アイデアを10倍生む考える力」

久しぶりに食事の用意をする。
スーパーでまずは食材購入、
ほうれん草が100円ちょうどに値下がりしていた。
今年は暑さの影響が長引いていたのか、
ずっと高いままでなかなか手が出せなかったけれど、
ここぞとばかりにまとめ買い、
したら腐らせてしまうので二束で我慢しておく。
今日はスープで一束使ってしまったので、
残り半分は何に使おうか検討中。

今年の漢字が今日発表された、
猛暑の暑だそうで。
思い出しただけで息苦しくなるような、
今年の夏でした。
ここからしばらくは冬らしく冷え込むらしく、
寒さ厳しくなるそうで。
もう少し穏やかに気温が推移してくれないと、
体のほうがついていきませんねぇ。

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最近の読書

「アイデアを10倍生む考える力」5

著者 齋藤孝
出版 大和書房

p48より引用
“頭を使う事も、
そういう「運動」としてとらえることが必要だ。”

大学教授である著者による、
考える事を習慣とし楽しくするための一冊。
以前に同社から刊行された物の加筆・修正文庫版。

上記の引用は、
頭の使い方の中の、
ウォーミングアップに関する項の一文。
単純計算等で頭を動かし始めるのが有効だという方法は、
100マス計算などでも提唱されているようなので、
非常に効果が高いのかも知れません。
私はデスノートのLが、
「頭を使えば甘い物を食べても太らない」旨を、
言っていたのを思い出しました。
若いうちに読みたい一冊。

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「齋藤孝の速読塾」5

著者 齋藤孝
出版 筑摩書房

p188より引用
“要するに、「速読・多読」するには、
つねに本に囲まれて暮らす環境をつくっておけ、
ということです。”

大学教授である著者による、
著者の専門分野を生かした速読法を伝授する一冊。
具体的で即実践できる方法が、
数多く紹介されています。

上記の引用は、
生活に読書を組み込む方法を紹介した章の一文。
このすぐ後部屋が狭くなるより頭が良くなる方が大事、
と書かれていますが、
なかなか部屋のスペースを自分の思いとおりに出来る人は、
多くないのではないでしょうか。
今よりも読書を深く広く楽しみたい方に。

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20101207近況、読書録「悲しきネクタイ」

2010-12-07 | Weblog
20101207近況、読書録「悲しきネクタイ」

少し遠いショッピングセンターに買い物、
100円均一ショップでブックエンドを買い、
ノートスタンドを作る。
PCデスクのスペースが狭くて、
置く場所に困ってしまう。
とほほ。

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最近の読書

「悲しきネクタイ」3

著者 植木不等式
出版 日経ビジネス人文庫

p87より引用
“仕事に根性・やる気が大切なのは、まあ分かる。
しかし、火の玉にまでなる必要性がどこにあるのだろうか。”

と学会員である著者による、
会社員の行動や状況を動物の生態に照らして書かれた一冊。
1996年に他社から出された物の、
加筆修正文庫版。

上記の引用は、
とある会社の経営理念に対しての一文。
1991年のころの物のようですが、
バブルが崩壊した後にこの会社は生き残れたのでしょうか?
当時の会社員の事が知りたい方に。

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20101203近況、読書録「自分は死なないと思っているヒトへ」他

2010-12-03 | Weblog
20101203近況、読書録「自分は死なないと思っているヒトへ」他

久しぶりに強く雨が降る。
雨が降っているだけならまだしも、
非常に強く風が吹いたため、
散りかけていた枯れ葉が一気に散ってしまった。
ゆっくりと紅葉を楽しむ暇がなくて、
かなり残念。
また来年を楽しみにしています。

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最近の読書

「自分は死なないと思っているヒトへ」4

著者 養老孟司
出版 大和書房

p110より引用
“親はやかましいものですが、
それは子育てが手入れだからです。”

解剖学者である著者による、
脳や自然等について著者独自の視点から書かれた一冊。
過去に他社から刊行された物を編集、
改題し文庫化したもの。

上記の引用は、
手入れと言う事に関しての一文。
常に手をかけ続けなければ事態が悪化してしまうところは、
まさに自然そのものなんだなと思います。
都市は脳内の考えが現実に出た物であると言う考え方は、
大変面白いなと思います。
ものの見方を変えてみたい方に。

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「サイエンス・サイトーク ウソの科学騙しの技術」3

著者 日垣隆 他
出版 新潮OH!文庫

p172より引用
“当たったときだけ、強く想起される、
というのがまあ一般的な占いの実態だといえます。”

作家・ジャーナリストである著者による、
日本を代表する科学者達との対談を、
ラジオ・インターネット・文庫で発信する事を、
最初から目指した一冊。
人の記憶や動物の生き残り戦略等、
難しい話でも面白く読ませてくれます。

上記の引用は、
占いについての項目の中の一文。
都合の良い事だけ思い起こされてしまうというのは、
後でトラブルになる原因になりそうで怖い事だと思います。
何かがあった時は冷静に事に対処したいものです。
科学と面白く接したい方に。

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「古典落語100席」3

選・監修 立川志の輔
編    PHP研究所
出版   PHP文庫

p6より引用
“でも、二十年前に録画された噺家の口演は
少しも古いとは感じないのです。”

落語家である著者による、
古典落語の代表的名作100本を紹介する一冊。
見開きで一話ずつ、
話の大まかな面白い部分が書かれています。

上記の引用は、
前書きの中の一文。
落語に限らず、
何十年何百年経っても現在に通じる部分がある、
普遍性というものが古典の偉大な所なのではないでしょうか。
落語を聞く前の予習のための一冊として。

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「イタリアのすっごくおいしい!」4

著者 タカコ・半沢・メロジー
出版 光文社文庫

p199より引用
“幸せかどうかは、
食卓が充実しているかいないかにかかわる。”

イタリア在住の著者による、
イタリア料理の素晴らしさとおいしさを伝える一冊。
トマトのホール缶を使えば作れる基本のソースから、
それを応用した上級者向けの料理まで、
幅広くレシピが紹介されています。

上記の引用は、
イタリア人の幸せについての基準についての一文。
まず何よりもおいしい物でお腹一杯であること、
イタリア人に限らずどの様な国でも幸せの基本だと思います。
イタリア料理を自炊しようと思っている方に。

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「これで世の中わかる!ニュースの基礎の基礎」3

著者 池上彰
出版 だいわ文庫

p5より引用
“「ニュースの基礎」を知ってこそ、
さまざまなニュースがより理解できるようになります。”

フリージャーナリストである著者による、
ニュースをわかるための歴史や背景を、
わかりやすく解説した一冊。
2006年の出版ですが、
現在でも進行しているニュースばかりなので、
非常に参考になります。

上記の引用は、
はじめにの中の一文。
いままでいまいち良くわからないからと聞き流していた話題も、
一つ一つ基礎から調べればわかるようになるというのは、
まさしく勉強なんだなと思います。
今でも話題になるニュースの事が書かれているので、
読んでおくと役に立つ一冊です。

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