いつまでもぼちぼち

食べ物とか読書録です
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「ORKの口伝」はフィクションです
実在する全てと無関係です

ORKの口伝102

2009-01-31 | フィクション
この文章は全てフィクションです
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝102」

ワタシココウ

世界各地の日当たりの良い山野に自生する多年草
茎は直立し高さ50から80cm
太く比較的まっすぐな根茎を四方八方に伸ばし
その他の植物を寄せ付けない勢いで繁茂・群生する
また
太い根茎は古くから虫下しとして
生薬利用がされているのである
また花は淡く薄い青色で
初夏から秋口まで我々の眼を楽しませてくれるのである

この植物の特色は
美しい花や生薬としての利用だけではなく
もっと強烈な特徴をそのほかの点で持っている
花をすり潰すと
トゲ付き棍棒を鼻の穴に突っ込んだような痛みを伴う
ものすごい臭気が立ち上がるのである
この匂いはしばしばナレズシの匂いに例えられ
合わない人には大変苦しい匂いである
しかしこの強い臭気も実が熟すと自然と消えるのである
この匂いによって
身が熟す前に動物に食べられるのを防ぐという
この植物の繁殖戦略であると言う説が
現時点では一般的である

しかし皮肉なことに
この強烈な匂いの利用を思いついた動物が
人間である
古代山の開拓の進んでいなかった時代には
人跡未踏の山に入らなければならないことが多く
現代よりもずっと多くの遭難・行方不明者が出ていた
それを避けるためにこの植物の匂いを
利用していたのである
採取してきたこの植物の花を持ち歩き
通り道に転々と匂いをつけながら山に入って行き
帰りはそれをたどって帰ったのである
またこの匂いは動物にとって不快なようであるため
凶暴な肉食動物を避ける用途としても
大変効果的であったようである

この様に古来から人間に利用されて来たこの植物
実は現代でも盛んに利用されているのである
その利用法とは
防犯用の携帯小型催涙スプレーや
犯人追跡用のカラーボールの内溶液に混ぜられている
この匂いは持続性があるためかけられた相手は
一週間は匂いに苦しむことになるのである
ただ使用に失敗したときは自分にも匂いが付くため
取り扱いは少々難しい
防犯訓練で訓練用の道具と間違い
匂い入りの物を使ってしまい犯人役の人が泣いて暮らした
と言うような事もしばしば起こるのである
しかし
使い所さえ間違わなければ実に有効な道具である

もう一つの利用法
虫下しとして利用するためには根茎を
乾燥させる必要がある
掘り起こすために山に出かけるのもいいが
山の所有者や管理者に連絡が取れなかったり
採取の許可が下りなかったりと上手くいかない事が多く
自然の物を手に入れるのはなかなかに手がかかる
それに自生地は思いのほか山深いところが多い
山歩きが趣味でない人には面倒な事この上ないのである

この問題は近年もはや問題にならない
園芸植物としての改良品種が沢山出回っており
プランターで簡単に栽培できるようになっているのである
園芸品種はカラーバリエーションも豊富で
自分好みの色も見つかりやすいのではないだろうか
また改良品種は
一番の特色である強い臭気を押さえ気味にしてあるため
うっかり花を潰しても安心である
上記の防犯グッズに利用されている物は
匂いをさらに強くした専用の改良品種である

ただ家庭園芸で楽しむときの注意点としては
まれに自家採種したものは
原種に先祖がえりすることがあるので気をつけなければ
ならないのである
匂いが出るまでは気が付かないのではと
思われるかもしれないが
カラーバリエーション豊富な園芸用改良品種の中でも
原種の薄淡い青色だけは存在しないのである
もし自家採種して育てたこの植物の花が
やさしい薄淡い青色であったならば
幸運なのではないであろうか
花を潰しさえしなければであるが
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ORKの口伝101

2009-01-29 | フィクション
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝101」

ササササ

高さ1m前後に成長する笹の一種
太さは直径1cm程度でこれ以上になることは無いのだが
節と節の間が大変短く
そのため見た目よりもずっと倒伏しにくい種である
地下茎は土壌表面から5から7cmのところで地中に広がり
密に群生する
名前の由来は
風になびいた時の葉と葉が擦れ合う音より
名付けられたようである
名前の由来である葉が擦れ合う音は大変美しく
その他の植物には類を見ない音色である
この音色を例えるのに良く持ち出されるのは
絹の布地が擦れ合う音である

この植物が人間の生活と関わる最も多い機会は
生垣としての利用である
地下茎の根の出ている部分を一株持ち帰り
生垣をこしらえたい場所の端っこに植えつければ
瞬く間に繁殖する
その繁殖の速度は本当に速く
幅50cmの生垣ならば一年で最大7mまで伸びたそうである

竹や笹などの地下茎植物が
人の思い通りの幅と方向に繁殖していく物か
疑問に思うかもしれない
私も始めて知ったときは大変疑問であったが
繁殖のさせ方さえ知っていれば
後は手間だけの問題である
この植物は先に述べたとおり地中の大変浅いところで
地下茎を伸ばすのだが
この時土の柔らかい場所をひたすら選んで伸びていく
その為
生垣にしたい場所をコンクリートブロックで囲えば
その形の通りに繁殖し生垣となるのである
ただこの時気をつけなければいけない事が少々あり
一つ目は
自然に生えているときは密生し強風に耐えるが
狭い幅で生垣にすると強風でまとめて倒れる可能性がある
強風に対する策としては
庭の側から支えをしておく等の方法で凌ぐのが良い
また最初から枠組みを作っておくのも有効である
二つ目は
囲いのブロックの上に土をかぶせておくと
その上を通り越して繁殖することがあるため
注意が必要なことである
うっかり庭に侵入を許すとその後始末に難儀するのである
これらの点に気をつけていれば
栽培に必要な知識もそれほど要らず
後は水さえまいていれば
順調に生垣になってくれるであろう
この様に繁殖にはそれなりの問題はあるが
大変人気のある生垣用植物である

私の知人にもこの笹を生垣にしている者がいるが
静かに風が吹く日にたまにたずねると
大変心地よい時間を過ごすことが出来る
手土産に持っていった茶菓子と
入れていただいたお茶でのんびりと日向ぼっこをすると
大変穏やかにその日を終えることが出来るのである
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近況20090126

2009-01-26 | Weblog
近況20090126

ここ2・3日は
降ったり止んだりの悪天候
天気予報が晴れで降水確率も10パーセント以下でも
突然雪が降り始め
立ったまま体に雪がどんどん積もるほどの寒さ
そのせいかどうかはっきりしないけれど
体調はいまいち
具体的には少しお腹壊し気味
昔からいまいちお腹は弱い
牛乳は好きだけれどもキリリと冷やした物は
テキメンお腹が壊れるため
飲むことが出来ないので残念
冷たい牛乳美味しいのになぁ

今日の朝も大変寒い朝で
そこら中が氷
車の荷台にはうっすらと雪が積もっていた
いつの間に降ったのかまるでわからないけど
周りの景色も霜と雪の薄化粧
全体的に美白
でも寒くて辛い
トホホ
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近況20090122

2009-01-22 | Weblog
今日は一日中気分の沈んだ日でした
だがしかし
一ヶ月遅れで目標であった
「ORKの口伝」100話突破をはたし
非常に気持ちよく眠れそう
昼過ぎから降り始めた雨が
今も止まずに振り続けているけれど
昼間は涙雨だなと思い過ごし
夜は嬉し涙に思えるのだから
我ながら切り替えが早い
次の目標は200
ぼちぼちいこう

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ORKの口伝100

2009-01-22 | フィクション
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝100」

ゴウライチョウ

キジ目ライチョウ科の鳥ライチョウの大型亜種
体調は確認された最大の物で体長100cmを超える
標準的なライチョウと同じように高山地帯に生息
体の大きさ以外の生態はほぼ同じである
この体の大きさから大変目立ち
その他のライチョウが天敵である猛禽類から身を隠す
ハイマツや岩の陰に隠れにくいため
大型の物ほど希少である

体の大きさに似合わずに性質は大変おとなしく
繁殖期のオス同士の争いでもめったに怪我をする事は無い
だがしかし
この性質の大人しさゆえ
隠れにくさとも相まって天敵の餌になりやすい
また
この大型種は過去密猟の対象となり
やはり体の大きさから簡単に見つかってしまい
現在世界的に個体数が減少し
レッドリストの絶滅危惧CRに位置づけられている
非常に種の存続の危ぶまれる動物である
ときすでに遅く
今では野生種が絶滅してしまった地域もあり
早急に対策を取らなければならないであろう

現在種の保存対策として人工繁殖が行われ始めた
話によると今のところ大変順調
人工繁殖の為に捕獲した固体を二組のつがいにした所
相性が抜群であったようで
瞬く間に二度の産卵に成功
一度目に生まれた卵はもうすでに雛になり
こちらも元気に生きているそうである

今後の課題はやはり
人工繁殖した雛たちの自然への回帰順応であろうが
またそれは今後の話
今はとりあえず種を維持する目途が立っただけでも
良しとしてもいいのではないだろうか

上で述べたことの補足であるが
密猟が絶えなかった事の理由として
貴重な野生動物をコレクションしたいと言うだけではなく
この鳥の肉の味の良さも原因の一つであったそうである
山肌を駆け回って餌を食べ生活しているこの鳥は
それはそれは肉が締まっていて食感が良く
味も野性味あふれる力強い味わいで
古代から身分の高い人々に喜ばれていたらしく
その味の良さが広く知れ渡る事となり
猟が盛んに行われたそうである
この為徐々に取れなくなり
現在は保護の対象となったのであるが
どれほど厳しく罰則を規定しても
密猟は絶えなかったのである
現在は密猟に出かけていってもほとんど固体が見つからず
無駄骨に終わることがあまりにも多いため
経費ばかりがかさむためか
密猟の痕跡が発見されることは無いようである
今の状態では種としては危険だが
増えても狩られ易くなるのであれば
この鳥もどうしていいかわからないのではないだろうか

早く人工繁殖で数を増やし
猟に出かけなくてもこの鳥が手に入るようになるのが
そこそこの良策なのではないかと思うのである
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ORKの口伝99

2009-01-22 | フィクション
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝99」

ヨセナベヅル

ツルの仲間の野鳥の一種
渡り鳥で寒冷な気候を好み季節に合わせて
世界中を渡り繁殖する
子育てが終わると直ぐにまた繁殖準備が整うため
一年に四回卵を産み育てる
その為大変数が増えやすい野鳥である
自分にあった気候に敏感に反応して渡るため
ほんの少しの気候不順で繁殖地を変えるので
同じ群れが毎年同じ地を訪れることはあまり無いが
その為世界中のあらゆるところに訪れるのである

この様に数が増えやすく大型であるこの鳥は
狩猟の獲物として大変人気のある鳥である
体が大きく猟銃の弾が当たりやすいことと
とても臆病であるため
直接弾が当たらなくても発射音で失神することも
距離によってはあるため
初心者でも比較的簡単に狩る事が出来る
狩猟入門用の獲物である
猟銃の免許を持っていない人達でも
音量の大きな花火や爆竹で
失神させて取ることも可能である

もちろん
簡単に狩る事が出来るだけがこの鳥の魅力ではなく
肉として食したときの評価も絶品である
食べ方はいろいろあるが
名前の由来にもなっている寄せ鍋がやはり一番
特に肉類はこの鳥だけにしておき
残りは魚介で具材をまとめると旨さがひときわ増す
さらに付け加えるならば
野菜は葉っぱ物よりも根菜類の方がよく合う
下湯でして置いたものを肉と一緒に煮始めて
しっかりと煮てから食べるとこれもまたえもいわれぬ旨さ
魚介で相性が良いのは鮭と鰯である
鰯はつみれにして生姜をしっかりと利かせておくと良し
臭みが気になるのであるならば
醤油仕立てよりも味噌仕立てにすると良いと思う
ただあまりしっかりと味噌を効かせると
せっかくの肉の風味が隠れるのであくまで薄めに

他の食べ方としては
保存食として干し肉にしても美味しく食べることが出来る
油が少なく長持ちするため
沢山作っておけば一年中楽しめるだろう
他には燻製があるが
独特の香ばしさが生じるために
こちらは万人向けではないのであるが
酒の肴としての相性が抜群であるため
酒飲みにはたまらない一品ではないであろうか
相性の良い酒としては
キリリとした辛口のものが大層相性が良いのである

私も狩猟を趣味とする友人から
食べきれないからと冷凍した肉を頂いた
上に上げた食べ方ではなくシチューの具として入れてみた
普段の鶏肉を入れたホワイトシチューに比べると
実に肉の味が濃厚でしっかりしている
実に美味しくいただけた
ただ少し血の味が感じられるので
今度同じ調理法を試すときはこの点が課題である
もう少し香味野菜を多めに加えることにしよう
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近況20090121

2009-01-21 | Weblog
近況20090121

先日
同業者団体の一年に一度の会議に出席
めったに袖を通すことの無いスーツに身を包み
久方ぶりに電車でお出かけ
あぁでも正月にも乗った事を書きながら思い出す
四・五年前から新しい快速が走るようになり
目的地までおおよそ15分程度の時間短縮
電車で通勤している人達には便利になったんだろうなぁ
さあ乗ろうとすると
目的を同じくする関係者に声をかけられる
正直この会議に参加するのはまだ二回目で
目的地の場所もほとんど覚えていないため
毎回参加しているこの関係者と偶然一緒になったことを
幸いと同行する

同行した関係者のおかげで迷わずに
無事目的地近隣の駅に到着
普段と違い非常に周りの建物が高い故に
遠くの景色を見ることが出来ない
どうも建物しか見えないと言う風景は不慣れで
妙な不安感を抱いてしまう
あぁ田舎者

駅から会議の会場までは徒歩
迷わずに付いたおかげで
ゆっくりと昼食を摂る事が出来た
昼食はかきフライ定食680円
ご飯おかわり自由なためお得感が高い
地元にもこんなお店があればいいのだけれども

食後の散歩程度の距離を歩き会場に到着
参加人数の半数くらいの人が来ているようだった
同じ地域の関係者と挨拶を交わしていると
突然後ろから名前を呼ばれる
顔を見てもいまいち誰かわからなかったが
呼びかけてきた相手のほうから教えてくれた
専門学校の一年後輩だと言われて
ぼやけ気味の記憶が蘇って来るが
それでもはっきりとは思い出せなかった
申し訳ない
そんな気持ちで一杯になりながら少しずつ記憶を手繰り
昔の記憶を掘り起こす
しかし十年以上も前に卒業した学校の先輩で
卒業後一度も会っていない人である私のことを
よく覚えていてくれた物だと
内心喜ぶ

彼の隣に座り二人で近況報告をしながら会議に参加
会議自体は資料の中身を報告する事などなので
参加はしていてもほとんど聞いているだけ
故に彼との話が途切れると
途端に眠気に襲われる
壇上で発言や講演が行われている間は
声を立てられないので余計に眠い
そんな時間を過ごしながら会議を終える

本来ならその後の懇親会にも出席する予定だったが
都合により欠席させてもらう
まぁお酒の席は大変苦手なのでちょうど良かった
帰り道は来た道をたどって帰るだけなので
一人で帰れた
よかったよかった
帰り駅の構内でお土産を購入
もちろん自分の分も忘れずに

今日のおやつに食べてみたが
アッサリとした上品な甘さのお団子で
私は少し物足りなかったが周りには好評であったので
万事良しとしておこう
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ORKの口伝98

2009-01-19 | フィクション
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝98」

バクサイ

冬が旬であるアブラナ科の野菜の一種
寒冷な気候を好む為
緯度の高い地域での栽培が容易である
返してみるに
温暖な地域ではまるで不向きな作物である

この野菜
近年までは狭小地域で作られてきた
市場にはまったく出回ることの無い
マイナーな野菜であったが
ある事象に対する効果がてきめんである為に
にわかに脚光を浴びることとなったのである
その事象とは悪夢
夜寝ているときにやたらにうなされる悪い夢
あの悪夢を大変効果的に抑えるのである
名前の由来もここからであり
悪夢を食べてくれる伝説のあるバクから
名付けられたそうである

最新の睡眠に関する研究によると
夜中に悪夢にうなされるのは覚醒中の体験が原因であると
以前までは言われていたが
この説をひっくり返す新発見が成されたのである
その新発見によると
睡眠中に悪夢を見るのは
化学物質によって脳に悪影響が出ているからであるとの事
そして睡眠研究者と脳科学者の協力により
とうとう原因物質を特定することができたのである
その原因物質は二種類ありそれぞれ
フレドゥリン
ナイトメアニンと名付けられた
そしてこの内のナイトメアニンの生成を抑える効果が
バクサイにあることがわかったのである
この物質の生成を抑える物質の特定は
今のところまだ出来ていないが
時間の問題であると思われるのである

ナイトメアニンだけ抑えても
もう一つはほったらかしでいいのだろうかと
疑問に思っていたが
フレドゥリンはナイトメアニンが無ければ
不活性であるため
バクサイの効果は絶大なのである

この様に安眠に役立つこの野菜だが
味のほうも癖が無くどの様にしても食べやすい野菜である
名前のよく似た白菜よりも
キャベツのほうに食材としては近い
古くから食べられていた現地では
主にスープの具材としてたっぷりと入れて食している
もちろん生食でも美味しくいただける
しかし寒い地域や時期が旬であるこの野菜なので
私はポトフに丸ごと一個放り込んで食べた
キャベツと比べると少し繊維が固いようだが
これは私が煮込み時間を待ちきれずに
早く食べ始めたためであると思う
ちなみにこの時の煮込み時間は一時間であった
もう三十分も煮込めば
さらに美味しくなったのではないだろうかと思われる

美味しく食べて気持ちよく眠ることが出来る
まさに
夢のような野菜である
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近況20090118

2009-01-18 | Weblog
近況20090118

年が明けてもう半月以上
平成生まれが成人式だとかのニュースを見て
年をとった物だと実感する
あらゆる面でいつまでも一人前になりきれず
毎日煩悶
成人してから随分経つのに困り者

今日は午前中からどんよりと曇り空
天気予報では午後から雨の予報だった
午前中はいつもどおり仕事
まだまだ忙しい時期まで間があるので
気分も幾分か楽
それでも去年あたりから急激に状況が変化し
周囲も自分も対応に悩む

朝からはずっと曇りのまま予報の通り雨は降らず
昼食
レトルトのカルボナーラソースが余ったので
残り物の白身魚のフライにつけて食べてみたが
少し失敗
白身でアッサリしているはずのフライなのに
なぜか生臭みが強調されてしまった
やはりタルタルソースにしておけばよかったと
ほんのりと後悔

午後
仕事の続きをしていると
一時間程度で予報どおりの雨が降り始める
この季節の雨は大変冷たい
もう少しで仕事がひと段落なので少々粘ってみたが
体を壊しては元も子もないので
本日の仕事はここまで
もっと早くから降り始めると思っていたので
ずいぶん捗った方だろうと自分に言い聞かせる

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ORKの口伝97

2009-01-16 | フィクション
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アグサ

地面を這うように繁茂する多年草
草丈は10から15cm
超硬質の棘状の葉と茎を持つ植物
湿地を大変好み世界中の水稲栽培地域で見られる
葉と茎はほぼ同形同色で通常時は丸で見分けが付かない
一年に一度の花期に茎の先端に茶褐色の花をつける為
このときだけは見分けが付くのである
名前の由来は
踏みつけたときにアッと思ったらもうグサッと
刺さっている事が多いためこう名付けられることとなった

上で述べたとおり
水田の周辺によく見ることが出来
除草に関する農業技術が未発達であった時代は
単に足に刺さるはた迷惑な雑草であったが
水田内部に生やさずに山地との境界に計画的に生やす事が
出来るようになってから
その存在価値は一変したのである
山間地の水田ではどうしても獣害に悩まされるが
このアグサを利用することで
獣の侵入を防ぐことが出来るようになったのである
野生種のアグサは湿地にしか生息できないが
この天然の有刺鉄線としての機能の便利さゆえ
近年品種改良が行われ
比較的湿気の少ない場所でも生育できる物が作られ
今では畑作地でもこのアグサの障壁が利用され
獣害に悩まされている世界中の山間地の農家から
大変重宝されているのである

この植物の利用上必ず気をつけなければいけないのは
利用している人間も怪我をすることが多いため
底がしっかりした作業靴を使用することである
底がゴムで出来ている物ではひとたまりも無く貫通
登山靴でも質が悪ければグサリとやられるのである
災害時などでも使用できるような
底に鉄板の入った長靴か
軍用のジャングルブーツなどを使用することを
お勧めするのである
これらの履物が手に入らないときに
誰にでも出来る対策は
障壁として植えてある周りに30cm程度の溝を掘ると
植えた場所がわかりやすいため後は近寄らなければ良い
またこの溝は
アグサの種の飛散防止にもなる
もともと種を飛ばす能力が低く
根を伸ばして生息域を広げていく性質なので
溝を掘っておくことによって根の広がりも防げる
この手法で生やす範囲を簡便にコントロール出来ることも
多くの農家に利用される事の要因である

もう一つ気を付けなければいけないのは
子供の存在である
この草が硬い棘であることを知っていなければ
ぱっと見た目はただの雑草であるため
山遊びに来た子供が
うっかりアグサ障壁に踏み込んだ物なら
大惨事である
このような悲しい出来事を避けるためにも
注意喚起させるための対策は必須条件である
これらの点に気をつければ
自然物の害獣用障壁としては大変扱いやすいため
今後も利用が増えるであろうと思われる

ちなみに
品種改良の失敗作として
葉と茎が細くしなやかな品種が出来てしまったが
この品種を簡単に栽培できる
食品用の串として利用され始めているのである
この品種を鉢植えにして
育った葉や茎を自分で爪楊枝にするような事も
一部でされているようである

今後とも何かしら利用法が増えるであろう
実に将来が楽しみな植物である
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ORKの口伝96

2009-01-13 | フィクション
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝96」

メクソハナクソカズラ

多年生ツル植物
種から発芽後すぐに必ず二本に分枝し
左右対称に成長すると言う特徴を持つ
この時の対称さの度合いは
ツルの長さにして1cm内に誤差が留まるという
ちなみに成長したものの最大ツル長は
確認された物で32mの物がある
この長さにしてミリ単位で誤差が収まるのは
野草としては脅威なのではないであろうか
伸びたツルから出る脇芽の数や伸び具合も同じである
名前の由来は
どちらも大して代わりが無いことの例えである
目くそ鼻くそを笑う
の諺より名付けられたようである
この諺のように
よく子供が左右どちらのツルが長いかを言い合ってけんかになることが
実際に多いそうである

この植物の特徴として
背の高い木の間にしか生えないと言う物がある
ツル性植物であるがゆえに
巻きつく物のある所を好むのはよくわかるが
同じ種類の樹が同程度の成長度合いである所を
特に好むようである
このため
雑木林よりも竹林のほうにより繁殖することが多い
また
植林された山にもよく生える
雑木の間に生えた物はあまり見かけないため
現地の人達から縁起物として
大切にされるのである

この植物の歴史は古いようで
古代の陶器の模様にも使われており
しばしば発掘されることがある
二本の樹を一つにつなぐ様子から
男女の仲を固く結びつなげるとの意味を込めたようである
このことは
今でもこのツル植物が生える現地で
結婚の際にこのツルの巻きついた樹の模様のレリーフを
新居に飾ることから
考古学者たちが推測した仮説である

また
ツル細工の原料としても
あまり太くならずに長く成長し丈夫である為
大変重宝される
細工物を作るときにも
必ず左右両方のツルを編み合わせるようにして作られ
このツル細工もまた
お互いの仲を取り持ちたい相手への贈り物として
今ではインターネットで世界中に販売されているのである

しかしこのことにより
天然の原材料が獲り尽くされ絶滅する可能性が示唆され
今は木材用の植樹林にて栽培されるようになった
幸いなことにこの植物は
成長速度が著しく速いため
原材料不足はあっという間に解消されることとなった
大体一年で種から10m前後まで成長するので
二股に分かれるところから切り取って
数年採り続けられるのである

私も現地で友人たちへのお土産に
フルーツ用のバスケットを購入した
友人夫婦の仲がいつまでも睦まじい事を祈って
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ORKの口伝95

2009-01-12 | フィクション
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝95」

オリーブ・アブラカタブラ

オリーブの一品種で
特に油分の多い品種である
漢字で名前を書くと「油過多」後ろのブラの部分は
どうやら命名者の冗談で付けられたようである

その他のオリーブに比べて兎に角油分が多く
おおよそ10倍程度のオリーブオイルが採取できる
このため植物性燃料資源として
今後大変注目をあつめることとなるであろうと思われる
しかし
食用としてはいまいちな品質であるために
栽培面積は増えにくく
現在のエコロジー活動が継続されるか否かが焦点である

食料用としての品質の悪さは
搾油したとき独特の濁りを生ずることにある
この濁りは品種特有であり
その他の品種ではみられない顕著な特徴である
少し青みがかったこの濁りは
着色しなおかつ不純物が混ざった機械油のようであり
料理に使用したときも
仕上がりの見栄えに大変影響を与え
料理人たちからも不人気である
さらにこの濁りは
手間をかけてろ過しても取り除くことは出来ず
食用として活用するには
経済的にも不向きである

そしてもう一つ
栽培面積が増えにくい理由は
過去に大変な山火事が起こった為である
昔から栽培されていた地域周辺では
ランプの灯油としてこのオリーブオイルが活用されており
近隣地域でも良く利用されていたが
40年前の落雷が原因の山火事の際
その驚愕の燃え盛りようから
トラウマを持ってしまった栽培農家が多く出てしまい
その後あまり栽培されることがなくなったと言う
過去があるのである
先にも述べたが
植物性燃料資源として大変優秀であるため
この先火災対策をとった栽培地が増えれば
燃料源として期待できるであろう

食品としていまいちと述べたが
食して体に悪いわけではないので
私はもちろん食したのである
味わいはその他のオリーブオイルとなんら変わりない
香りが少し頼りない気がするがこれも問題ない
最も特殊な色合いであるが
これは使う料理次第ではなかろうか
パスタはそのまま青く染まってしまうから不向きである
トマト料理も色が混じって紫色になり
正直食欲が沸く人を選ぶ
イカ墨料理なら目立たなかったのではあるが
これほど使い道に頭を悩ませて
無理に工夫して料理に使わずとも
燃料に使えば良いのではなかろうかと思う
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近況20090107

2009-01-08 | Weblog
昨日から仕事始め
久しぶりに体を動かすため
いまいち動きが鈍い
具体的には全体的にスローモー
機敏に動けるようになるには2、3日かかると思う
今年のお正月は久しぶりに初詣に行き
定冠詞が衝くくらいの人ごみに揉まれ
次の日は一日中腑抜けになったりし
なかなかに充実したお正月であったと思う

ここ近年はいつも近所の神社で初詣をすまし
後はのんびりと家で過ごすと言うパターンを繰り返してきた
どうにもこうにもインドア過ぎていたが
まぁそれはそれで大変楽しかったし充実していたので
良し
としておいてほしいのです

三が日を過ぎてからは
何度か買い物に出かけているけれど
やはりそれほどどこも込んでおらず
自分はこの方がいいなと再認識
すかすかした店内を見て回るのは
何も買わなかった時の店員さんの
どてっ腹に穴を開けそうな激烈な視線(ウソ)さえ平気であるなら
実に快適
しかし今回はきちんと目当て物があって出かけているので
視線に焼かれることなく
無事帰宅

それにしてもどこの家電店も
トラックボールを置いてある店が少ない
昔友人の家で見せてもらって触ってから
もう病み付き
お気に入りのモデルがいつまでもモデルチェンジしませんようにと
切に願った今年のお正月でした


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ORKの口伝94

2009-01-08 | フィクション
この文章は全てフィクションです
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝94」

パンチ・パン・プログラム仮説に関する
新事実

以前話した石器時代の化石から出てきた
古代人の格闘法に関する仮説を
強く裏付ける化石が新たに出土したのである

その当時に食料とされていたどんぐりパンの原料となる
ドングリの化石がほぼ完全な形で出てきたのである
その大きさにして小学生の頭ほどの巨大さ
発掘調査に当たっていた調査隊員は
最初はやしの実がなぜこんなところからと
しばらく悩んだそうである
出てきた地層や放射線量で鑑定しても
間違いなく地層の年代と一致し
疑問に思っていた学者たちも納得せざるを得なくなり
この巨大なドングリ化石は
世界にお披露目されることとなったのである

このドングリの化石からサンプルを取り
解析したところ
かのパンチ・パン・プログラム仮説のもととなった
人骨化石の口中の食べ残りとDNAが一致
仮説をより強固な物とすることとなったのである

このドングリの化石が今までまるで出土しなかったのは
当時から希少種であったのであろうと推測される
さらにその実の大きさゆえ
古代人類の食料としても大変重宝され
農耕が始まっていなかったであろう事から
採取されつくしていたため
地面に落ちた実がほとんど無かったのではないだろうか
そしてこれは私の想像であるが
きっと味も美味しかったに違いない!

現在の所実現は難しそうであるが
近い将来
この化石のDNAからクローン再生された巨大ドングリが
人々の目に留まる事になるのではないだろうか
と言うよりも
私個人がなってほしいと切に願うのである
子供の頭ほどあるのだからきっと食べ応えがある
灰汁はきっと強いのだろうけど
そんな物は少しの手間をかけて下処理すればすむ事
丸焼きにして焼きドングリ
古代人と同じように粉にしてドングリパン
デンプンだけを取り出してワラビもち風
などなど夢は尽きないのである
この夢が現実になるまで
あと何年かかるかわからないけれども
出来る限り長く生きて
その時を待ちたいのである
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この文章は全てフィクションです

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近況20090104

2009-01-05 | Weblog
昨日の人ごみ酔いを治す為に
今日は一日中家の中で過ごす
という風に書くと普段ずいぶんアクティブに
動いているようだけど
がちがちのインドア派
だから家の中でじっとしている事が
まったくもって苦にならない
朝目が覚めてから
食器よりも軽い食事をとって
昼までごろ寝
ひたすら寝る
こういう時はtvをだらだらと見るのが良く合う
某ギネスな長寿番組の増刊号を見ながら過ごす

お昼ごはんもあまり食欲無く
コーヒーとお節の残り物の数の子一切れ
合わない
口直しにこちらも残り物の焼き豚一枚
以上で昼食を終える
まだ少し頭が痛いので
静かに寝転んで過ごす
寝転びながらブログのネタを頭の中でムニャムニャ
大した事は思い浮かばないのはいつもの事なので
いつも通りの更新

ブログを更新しまた休息に入る
コタツでうつらうつらとまどろみながら
甥っ子のパンチを受ける
そうこうしている内に夕食
今夜は妹が家に帰還する為
妹の旦那さんも交えてお鍋ということらしい
大根おろしでも用意しようかと
やる気も無いのに言ってみたら
誰も要らないようなので内心ほっとしながら
コタツに潜りなおす
特に凝った材料を使うわけではないので
野菜と肉の大きさを整えて放り込むだけ故に
後は食器を並べるだけ
その食器すらすでに食卓に重ねておいてあり
自分のする事出来ることはもう無かった
と言う言い訳をしておこう
そうしよう

いざ食べる段になったが
今日は薬味は控えることとした
いつもならば
一味やら七味やら柚子コショウやらおろしニンニクetcetc
いろいろ効かせて試してみるけれど
内臓を労わってあげる事にしてみた
たまにはアッサリと食事を終わらせるのも悪くない
普段なら必ず食べるおじやも今日はお預け
冷えて固まった油を取り除いた出汁で
朝ごはんに作ってもらおう
これで二食鍋で済ませることが出来て
経済的でもあるんじゃないだろうか

妹たちが帰り
とうとうお正月が終わったと言う気がし
少し寂寥感に襲われる
子供の頃冬休みが終わる日の感じを思い出しました

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