いつまでもぼちぼち

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「ORKの口伝」はフィクションです
実在する全てと無関係です

近況20090619

2009-06-19 | Weblog
梅雨入りしてからほとんど降っていなかった
ここ最近だが
いよいよ本格的に降り始める予報
少し憂鬱

そんな気持ちだけれど
子供の頃遊んだゲームをWiiで購入
二十年以上やっていないのに
どんどん記憶が蘇る
昔を振り返るのも悪くないなぁ

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ORKの口伝117

2009-06-01 | フィクション
この文章は全てフィクションです
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝117」

アシブトコウ

コウノトリの一種
かなり大型の種で羽根を広げた時の大きさは
2m以上になり大変な迫力がある
しかし
この大きな羽根は野生種にしか存在せず
我々が目にすることが出来るのは
長年かけて品種改良されてきた家禽種で
こちらはすでに羽根が退化しているのである

名前の由来はそのまま足の筋肉の立派さから名付けられた
野生種でも腿の周りが50cm近くなり
家禽種にいたってはさらに10cm程度太く
鳥類としてはその肉量はずば抜けて多く
非常に優秀な食肉原料である
現在は家禽種のみ食肉にすることを許されているが
これは過去この鳥の肉の味と量に魅了され
乱獲の憂き目にあった為取られた措置である
この過去の乱獲により一時期絶滅寸前まで個体数が減ったが
比較的野生種に近い家禽種と交配繁殖させ野性に返したり
野生種を捕獲保護し繁殖させたりとの種の保存に力を入れたため
今は個体数を自然条件下で維持できるまでに戻しているのである

ここ最近のこの鳥に関する新たな問題として
家禽化の進んだ種の分類についてひと悶着している所である
食肉として利用される足だけが肥大し
もともと翼長2m以上もあった立派な羽根も
今では1mにも満たず羽ばたこうともしない
このことから
コウノトリの一種として分類したままでいいのだろうかという
意見が出始めているようである
だからといって
ダチョウなどの走鳥類に分類するには
あまりにも走るのが遅く
小学生にも追い越されるくらいな為
こちらの方でも物議をかもしているのである
ただし
その足の筋肉の太さから来るキック力は並外れており
飼育員が油断してキックを食らった時には
大腿骨を一撃で粉砕してしまったという事故も報告されている
このことから
新たに蹴鳥類という分類を作ってはという意見もあるそうで
これらの問題を全てあわせて激しく議論されているようである

さて肝心の肉の味は
やはり太く改良を施されただけあって力強く
血の味が大変濃厚で癖があり
好みの分かれるところである
しかし
この濃厚な味に比例して滋養強壮効果が高く
特に産後の体力回復に利用されることが多い
濃い血の味は薬味などを工夫すると案外気にならなくなる

私はあえて特別な薬味を使わずに
ソテーで食してみたが
なるほど血の味は大変濃く
ともすると
鉄さびを舐めているかのような味に感じる人もいるだろう
と思ったがしかし
これは料理人の失敗で
さばく時にしっかりと血抜きをする前に調理に入ったからだと
後から聞かされたのである
まぁ
早く早くと急かした私も悪かったと思う
やはり料理は早さも大切だが
ほんの少しの手間と時間を惜しんではいけないのだなと
反省した次第である
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この文章は全てフィクションです
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