いつまでもぼちぼち

食べ物とか読書録です
アフィリエイト広告が有ります
「ORKの口伝」はフィクションです
実在する全てと無関係です

近況20100330

2010-03-30 | Weblog
近況20100330

ここ最近は天気が回復し、
比較的晴れた日が続いていたが、
昨日は季節はずれの雪だった。
今朝起きてすぐに窓から見ると、
車のフロントガラスにうっすらと積もっているのが見えた。
明後日はもう四月だというのに、
いったいどうなっているのやら。
桜がそこかしこで咲き始めているけれど、
この寒さだとしばらく開花は進まないかもしれない。
お花見を予定している人にとっては、
見ごろが長引いていいかもしれないけれど、
先日治った風邪がぶり返さないか心配・・・。

ーーーーー

最近の読書

「ブロンソンならこう言うね」

著者 ブロンソンズ(田口トモロヲ+みうらじゅん)
出版 筑摩書房

p10より引用
“人生とは男気を磨く修行であると、
ブロンソンは教えてくれた。”

往年の名優、
チャールズ・ブロンソンが大好きな著者二人による、
往復書簡をまとめた一冊。
質問に対する答えの最後にかかれた、
ブロンソンが言いそうな一言が、
非常に面白く何よりの見所です。

上記の引用は、
はじめにの中の一文。
私が最後にブロンソン氏をTVで見たのは、
確かマグナムドライのCMだった様な気がします。
紹介されている映画がほとんどわからなかった事に、
映画の知識の足りなさを感じました。
30代以上の方のほうが楽しみやすいかもしれません。

ーーーーー

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近況20100325

2010-03-25 | Weblog
近況20100325

風邪もすっかり治って快調、
しかし天気が悪い。
今日も朝からずっと雨が降っており、
昨日からまったく太陽を見ていない。
正直気分がめいってくる。

以前使っていたほうのpcのメンテナンスをするが、
今使っているpcにマウスを持ってきていたため、
使い勝手が悪かったので2・3回しか使わなかった、
ワゴンセールで買ったマウスをつなぐ。
動かない・・。
無駄な買い物は無駄なままに終わってしまった、
とほほ。

ーーーーー

最近の読書

「マンガ ダーウィン進化論入門」

著者 画・瀬口のりお 作・田中裕 監修・渡辺正雄
出版 講談社+α文庫

p87より引用
“あくまで事実を追及しよう、たとえ何年かかろうと・・・。”

進化論を作り上げたダーウィンの人生を、
フィクションをまじえてマンガにした一冊。
以前紹介したニュートンのものと同様、
年譜がついています。

上記の引用は、
「種の起源」の最初の覚え書きが書かれたころの、
ダーウィンの考えとして書かれた一文。
事実から理論を作る方法を大切にしたダーウィンなら、
本当に言いそうな一言だと思います。
参考資料も巻末のほうに紹介されているので、
タイトル通り入門にぴったりだと思われます。

ーーーーー

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近況20100324

2010-03-24 | Weblog
近況20100324

少し前に引いてしまった風邪が、
いまだに尾を引いているようで、
のどと鼻の調子がいまいち整わない。
風邪薬のお世話になる事はもうなくなったけれども、
時々たれてくる鼻水に気分がめいってくる。
おまけに先日のひどい黄砂のせいもあるのだろうか、
まぁとにかく調子が悪い。
一刻も早く回復するためにも、
外から帰ったらうがいは忘れないようにしないとなぁ。
ーーーーー

最近の読書

「マンガ ニュートン万有引力入門」

著者 石田おさむ   出版 講談社+α文庫

p206より引用
“心理の大海は、あいかわらずきわめられないまま、
目の前に無限に広がっている・・・・。”

近代科学に偉大な貢献をした、
ニュートンの人生を記した伝記マンガ。
マンガとして描かれているため、
多少のフィクションを交えてあるそうです。

上記の引用は、
ニュートンの晩年を記した章の一文。
何かがわかりかけると、
それの周りの謎が増えるという、
自然科学の広大さが伝わる気がします。
巻末に参考文献が多く載せられており、
ニュートンの年譜もついているので、
タイトル通り入門にぴったりな一冊と思います。

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ORKの口伝127

2010-03-18 | フィクション
この文章は全てフィクションです
ーーーーー
「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝127」

ミラクルウォルナッツ

クルミの大型の一品種である。
大きさはオニグルミの1.2倍くらいであるが、
その中身の充実度はその他の栽培品種の追随を許さない。

まず、
クルミが持っている分厚いからの形状であるが、
クルミの果実特徴のしわがまったく無く、
非常に滑らかな球形をしているのである。
そして肝心の殻の中身であるが、
こちらもクルミ特有の込み入った形をしておらず、
いや、
していたのであろう痕跡である縞模様を持った、
こちらも非常に滑らかな球形をしているのである。
さながらまるで、
2ピースのゴルフボールの様である。

この充実した中身に比例して栄養価も高く、
特に油分は果実の中でもトップクラスの含有量である。
そしてその油分の豊富さから、
食用油の原料として重宝されているのである。
食用として利用されるこの果実の油であるが、
植物性油脂にしては揮発性が比較的高く、
燃料としても利用価値が高い。
古代夜の街道を歩くときに明かりがなくなったときは、
非常用として持ち歩いていたこのクルミを棒に固定し、
直接火をともして足元を照らしたそうである。

さて植物油原料としては利用価値の高いこのクルミだが、
食用としてはいまひとつのようである。
何よりもその油分の多さから、
食したときの口当たりが悪く、
さらに体格の良い大人でも3個も食べれば腹を壊す始末である。
また油分の多さと揮発性の高さのせいで、
調理中に果実自体が炎に包まれる事がままあるため、
食材としては大変危険な代物である。
ただこの調理中に燃え上がる事を面白がる集団がおり、
フライパンに10個のこの果実を入れ、
どれだけの高さまで炎が上がるかを競う大会があるそうである。
また、
腹を壊すという厄介な性質を逆に利用して、
便秘の最終手段として愛用されている。

ちなみに私もこの果実を食してみた。
決して燃え上がらないように、
低温でじっくりとローストして塩を一振りしてみた。
一個目は香ばしいナッツの香りと、
しっかりした油のうまみでこれは美味だとおもったが、
二個目になるともうすでに口の中は油ダマリと化しており、
歯も舌もヌルリヌルリとぬめって非常に不快。
三個目はもう口が拒否反応をしめしてしまい、
便秘治療の段階まではいたる事が出来なかったのである。
よほど脂っこいものが好きな方で無い限り、
市販の便秘治療薬を服用する事をお勧めするのである。

ーーーーー
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近況20100317

2010-03-17 | Weblog
近況20100317

久しぶりに晴れ間が続き、
仕事がはかどると思いきや、
あれこれと行事が重なった事と、
自らの体調不良のせいで結局そんなにはかどらず・・。
先日はとうとうひどい頭痛で寝込んでしまい、
風邪薬を買いに出かける気力も無いまま、
一日中寝込む。
何とか風邪薬が手に入ったので、
夕食の後服用すると驚くほど良く効いた。
普段ほとんど薬の類を飲まないためなのか、
それとも飲んだ風邪薬との相性が良かったためなのか、
とにかく服用後一時間程度で頭痛が治まった。
その後就寝前にも一服。

翌朝はほぼ調子を取り戻した感じだったが、
のどのいがらっぽさがまだ残っていたため、
もう一日飲み続けることにする。
何とか調子を維持して、
仕事の研修に出かける事が出来た。
今度から風邪薬くらいは常備して置くように、
気をつけたいと思います。
ーーーーー

最近の読書

「トンデモない生き物たち」

著者 白石拓   出版 宝島社

p151より引用
“たいていの大人は天井のヤモリ2匹をつかんで
ぶら下がれることになる。”

科学ジャーナリストである著者による、
優れた能力を持つ生物たちに関する一冊。

上記の引用は、
ヤモリの足の接着力に関する一文。
分子レベルの引力を利用してへばりついているらしく、
よく夜に見かける彼らを見る目が変わるエピソードです。
微生物から植物まで幅広く紹介されているので、
生物が好きな方ならどなたにでもお勧めです。
写真がカラーでないのが少しさびしい気はします。
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ORKの口伝126

2010-03-13 | フィクション
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝126」

ルーチェ・セーメ

受粉専用として開発された、
オレンジの一品種である。
およそオレンジであるならば、
どのような品種とでも交配させる事が出来、
新品種の開発育種のためにはもはや必需品である。

まず第一にこの品種の特徴としては、
この品種を使い交配させ開発された品種は、
元の品種の特性をさらに強く引き出すのである。
果実が大振りであったものはさらに大振りに、
果肉の柔らかさが際立っていたものはさらに柔らかく食べやすく、
という風に変化するのである。

第二の特徴は、
突然変異の起こる確率が非常に高いことである。
元々が酸味が強く生食にはあまり向かなかった品種が、
交配させる事によって格段に糖度が向上し、
すっかり違う品種になったりする事があるのである。
ただこの性質のせいで、
元の品種がもっていたよい所を全て悪いほうに変える事もある。
しかしこの様な悲惨な結果に終わった交配は、
現在一件しか確認されていない。
その残念な結果となった品種は、
「マル・デ・ダメダーニャ」と名づけられ販売されている。
しかし食品としてはまるで駄目な品種だが、
非常に病気に強い品種になったために、
観賞用の庭木としてそこそこ人気があるそうである。

その他の子孫たちについても紹介する。
まずその果実のオレンジの鮮やかさではその他の追随を許さない、
「セーラ・ネッビャ」
この品種は実をつける数も多く、
観賞用として非常に見栄えがよい。
しかし味は全体的に水っぽい。

次は糖度が高く中身の小袋が柔らかく生食に適した、
「フリギデュム・フォンス」
味が良く食べやすいため人気の高い品種である。
ただ外皮も中身も全体的に色が淡いため、
オレンジらしくないというのが難点か?

次は非常に果実が大きく多収な品種である、
「ヘルプスト・リーベ」
陶土は平均的であるがその実の大きさゆえに、
果汁が多く取れるのでジュースの原料用品種として重宝される。
また外皮も多く取れるので、
こちらもマーマレードの原料として量が確保しやすいため、
人気があるのである。
難点としてあげられる事は、
その実の大きさと量の多さゆえに木が風で折れやすいことである。

最後に非常に小ぶりな果実がかわいらしい、
「夕玉かずら」
この品種は非常に特徴的で、
外皮ごと食べる事が出来る珍しいものである。
オレンジだが温州みかんより小ぶりで、
金柑を一回り大きくしたくらいでまん丸な果実である。

この様にさまざまな特徴を持った品種が作られているが、
園芸に興味がある方たちは自分で育種に挑戦しては面白いのでは?
国によって変わると思われるが、
法的に問題がないのであるならば、
色々な品種と交配させ自分だけの品種を作ると、
世界に一本だけの自分の為だけのオレンジの出来上がりである。
ちなみに私は庭先に「夕玉かずら」を植えているが、
散歩から帰ってきたときなどの季節のおやつとして、
非常に美味しくいただいているのである。

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近況20100310

2010-03-10 | Weblog
近況20100310

今日もまた雨、
この所ほとんど天気がよい日が続かない。
そんな中、
今年初めてのふきのとうを手に入れる、
もうすでに結構な大きさになっていたため、
佃煮にしても香りが強く苦味も強かった。
あまりしっかりと口の中で楽しんでいると、
きつい苦味に顔をしかめるけれど、
さっと香りを楽しんで飲み込むと、
とても心地よい香りを楽しめた。
もうそろそろ桜も咲き始めるみたいで、
春らしくなっていくのだろうけど、
ほんとにもう少し晴れてほしいと思う。
ーーーーー

最近の読書

「ソロモンの指環」

著者 コンラート・ローレンツ   訳 日高敏隆
出版 早川書房

p90より引用
“人間の子どもたちは両親の「好意ある」警告を
一心に聞くコクマルガラスのヒナたちに見習うべきである”

動物行動学を打ち立てた、
ノーベル賞学者である著者による、
共に生きた動物たちとのエピソード集。

上記の引用は、
コクマルガラスが年長の仲間から、
敵について教わることに関しての一文。
危険な事に対する忠告は、
煩わしく思っても頭の片隅に置いておくのがよいようです。
動物が好きなら是非呼んでほしい一冊。
ーーーーー

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ORKの口伝125

2010-03-07 | フィクション
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝125」

ミタマクイ

体長4cm前後の小型のサソリの一種、
森林性で湿度の高い場所を好む。
体色は暗緑色をしており、
じっとしていると苔むした小石の様である。

このサソリの特徴はその獲物の食べ方にあるのである。
毒をもったサソリであるが、
その毒性自体は大変弱く獲物の局部を麻痺させる程度である。
だがしかし、
非常に集団性が高く群れをなして獲物に襲い掛かるため、
標的にされた獲物が生き残ることはまず無いのである。
そしてこのサソリが恐ろしいのはここからである、
標的にした獲物を麻痺させるのであるが、
決して頭部等の生命活動の要である器官には毒を注入しない、
生かして生命活動が活発なまま食料とするのである。
このとき獲物は麻痺していない頭部を必死に動かすので、
まるで魂を齧られている様に見える所から、
この名がつけられたそうである。

獲物を捕らえるときは群れで円を描くように陣取り、
待ち伏せするのであるが、
このとき必ず頭を内側に向けて整列する。
この円の内側に入った標的めがけ、
まず円の内側に入るときに踏みつけられた一匹が反射的に攻撃、
それに驚いてあわてた獲物に向かって次々と、
その他の個体が攻撃を加えるのである。

この様に聞けば恐ろしい生物のように思われるが、
それは同程度の体の大きさの生物に限っての話である。
このサソリが標的とする生物は、
せいぜい自らの体長の二倍程度の大きさである。
それ以上の大きさの生物にこのサソリの毒が注入されても、
それほど深刻な症状は引き起こされることは無い。
大型のねずみくらいになれば、
皮膚がかぶれる程度で済んでしまうのである。
もちろん人間の子供でもさして変わりないのである。
それに動きが俊敏ではないため、
ちくりとやられてもすかさず逃げれば、
群れの攻撃全てを食らうことはまずないのである。

これらのことから、
人間にとっては一度に多量に手に入る蛋白源として、
生息地では重宝されているのである。
子供でも簡単に取ることが出来るので、
夕食のおかずにこのサソリを指定されたとき、
調達してくるのは子供たちの役目である。
食べ方としては素揚げがもっともポピュラーで、
尚且つ一番おいしい食べ方の用である。
油で揚げてしまえば、
甲殻もからりと香ばしく仕上がり丸ごと食べることが出来る。
反対にやってはいけない調理法は、
茹でることである。
茹でると甲殻がぐにゃぐにゃになり噛み切ることが出来ず、
中身だけを搾り取って食べることになるのだが、
もともとあまり大きさが無いため、
食べるところがあまりにも少なくなってしまうのである。
ちなみに揚げると色合いが変わり、
暗緑色だったものが鮮やかな黄緑色になる。
まるで合成着色料を使って色付けした駄菓子の様になる為、
子供たちにはおやつとしても人気が高いのである。

私も揚げたてを食べたのだけれども、
そのときの味付けは塩だった。
シンプルな味付けが香ばしさを引き立て、
大変美味であった。
もう少し違う味付けを楽しみたいのならば、
揚げたものにソースをかけるより、
下ごしらえの段階で、
しっかりと味付けするのがよいのではないだろうか?。
湿らせてしまうと甲殻が、
グニャグニャとなってしまうと思われるのである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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近況20100306

2010-03-06 | Weblog
近況20100306

イタリアでの事。
ローマにて。
昼食をとるために入ったレストランで、
注文したミネラルウォーターがいつまでたっても来ない、
結局三回繰り返してようやく持ってきてもらえた。
なんだかこういう事にもすっかりなれて、
まぁ仕方ないかと思えるようになっているはずもなく、
しゅんとしながら食事を終える。
ちなみにメニューはピザ。
見た目はかなり大きいが、
生地が非常に薄いためすぐに焼きあがる様子。
焼き立てを食べさせてもらえたのはうれしかったし、
何より味も抜群だった。

昼食を食べ終えて、
観光の目玉であるコロッセオに移動。
大きさに圧倒されていると、
事前に添乗員さんに注意されていた写真撮影のぼった栗さんが、
近寄ってきた。
無視すれば害は無いと聞いていたので、
そそくさと逃げて写真を撮影していた。
しかし逃げた先で今度はミサンガの押し売りぼった栗さんに遭遇、
またもや無視して逃げ回りながら写真撮影。
完全に無視して逃げ回っていれば害は無いようなので、
その辺はまだましだろうか。
しかし、
とてもじゃないが私は一人ではこれないなと思いました。

イタリア旅行での事は今回でお終い、
生まれて初めての海外旅行だったのでどうなるかと思っていたけど、
無事何事もなく帰ってこられました。
向こうで日本食が恋しくなったときのために用意した、
インスタントの味噌汁を飲む事も無いくらい、
食事は違和感無く受け入れられました。
旅なれた方なら、
一人でゆっくりと観光を楽しめるのでしょうけど、
私のような初心者はツアーで一度行ってみるほうが、
無難だと思います。
いい旅行でした。
ーーーーー

最近の読書
たまっている分まとめて

「ナンシー関の「小耳にはさもう」ファイナルカット」

著者 ナンシー関   出版 朝日文庫

p169より引用
“ま、テレビの中で言われる「本音」に
意味なんてないってことだ。”

消しゴム版画家でコラムニストである著者の、
単行本・文庫本未収録作品集。
TV出演者の発言に対する辛辣なコメント盛り沢山です。

上記の引用は、
当時の本音で意見を言うスタイルに対しての一文。
大体においてこの様な調子でのコメントが、
あらゆる人物に対して出されています。
一番古い生地は1993年の物、
30歳以上くらいの方で無いと、
懐かしく思う事が出来ないのでは無いでしょうか?
出演者達は今でも活躍している方がほとんどなので、
その方たちの昔を知りたい方に。
ーーーーー

「超クソゲー2」

著者 箭本進一、多根清史、阿部広樹
出版 太田出版

p204より引用
“前向きの「せっかくだから」”

プレイステーション・セガサターン等、
かつて次世代機時代と呼ばれていたころの、
色々と特徴的なゲームソフトを紹介する一冊。

上記の引用は、
セガサターン史上伝説のソフト、
「デスクリムゾン」を創ったメーカーの社長との対談の中の、
見出しの一文。
私がこのソフトの存在を知り手に入れようと考えたときには、
すでにプレミアがついて入手困難だった様に覚えています。
続編がでたハードのメーカーも、
確かハード事業から撤退した様に記憶しています。
少しさびしくなった一冊です。
マイナー主義な方に。
ーーーーー

「ずいぶんなおねだり」

著者 東海林さだお   出版 文春文庫

p205より引用
“おまえら、外に出てったことあるか?走ったことあるか?”

マンガ家である著者のエッセイ集。
1992年9月から1997年1月号掲載分から選抜。
著名人との対談も多数収録されています。

上記の引用は、
「イチャモン」の章の中の一文。
スリッパに対してつけたイチャモンです。
著者の想像力と、
観察力の凄まじさの本領が発揮された章だと思います。
対談では以前紹介した本の著名人も出ていて、
個人的に大変楽しく読む事が出来ました。
思考のアクロバットが好きな方に。
ーーーーー

「文学部唯野教授のサブ・テキスト」

著者 筒井康隆   出版 文春文庫

p63より引用
“無意識に支えられたエゴがあって、それが抑圧されていて、
ときどき小便するってことなの。
つまり、このふたりに限らず皆同じということなの。”

同著者の他の作品の主人公への質問集という形の作品と、
著者へのインタビュー、
対談等を収録した一冊。

上記の引用は、
“「吉行淳之介も松本清張も、深層構造を掘り出したら同じ」”
という事に対する分析の一文。
人間、
生きている事に関して突き詰めたら、
大体同じ様に生きているという事でいいのでしょうか?
文学の知識が深い人ほど楽しめそうな一冊です、
私は出てくる作家の名前も満足にわからず、
勉強不足を痛感しました。
文学が好きな方ほど楽しめるのではないでしょうか。
ーーーーー

「見仏記3」

著者 いとうせいこう、みうらじゅん
出版 角川文庫

p111より引用
“どうやら事は仏と人との距離なのだった。”

仏像マニアの二人組みによる仏像探訪紀行。
韓国・中国を経て、
仏教発祥の地インドへと旅する一冊。

上記の引用は、
タイで地元の方が仏像に金箔を貼っている所を見ての一文。
言われて見れば確かに、
生まれてこの方仏像に直接触った事がありません。
身の回りに触れるほど気軽においてある仏像を、
見た事もないです。
まぁ私の身の回りに無いだけなのかもしれませんが。
表紙を開いてすぐの写真の仏像はすごい迫力なので、
必見です。
ーーーーー

「ナンシー関のボン研究所」

著者 ナンシー関   出版 角川文庫

p152より引用
““売れてる”ように振舞えば“売れる”という傾向があると思う”

消しゴム版画家でコラムニストである著者の、
ホームページ上の記事集。
その他著者への質問・対談等を収録した一冊。
本人による作品解説もあります。

上記の引用は、
著者への質問のなかのテレビの中での、
売れる振舞い方に対する意見。
何だかしらないけれど、
いつの間にかよく見かける様になった人たちは、
確かにいる様な気がします。
最近はそんなに記憶に残るほど、
本気でテレビを見ていないので、
誰が売れているかあんまりわかりませんが。
著者のファンならば記念として。
ーーーーー

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近況20100305

2010-03-05 | Weblog
近況20100305

イタリア旅行の事。
フィレンツェにて。
フィレンツェにバスで移動し下りた途端に、
犬の糞に出くわす。
もう少し降りる場所がずれていたら、
踏んづけてしまうところだった。
年がら年中こんな事はないのだろうけれど、
石畳の道の上ではよく目立つ。
周りが草むらならけりこんでおく事もできるのだけれど、
もちろんやってはいけないけれど。

観光のメイン、
ウフィツィ美術館に到着、
教科書やテレビで見た事しかない作品を間近で見る事ができ、
なんとも感慨深い思いをする。
本物は過去の事件のせいで、
防弾ガラスで囲われてあったのがかなしい。
ヴィーナスの誕生が思っていたよりも巨大で驚いた。
ーーーーー

最近の読書

「ツレがウツになりまして。」

著者 細川貂々   出版 幻冬舎文庫

p130より引用
“旧約聖書やギリシャ悲劇にもうつ病は登場します。”

漫画家である著者による、
著者の夫とのうつ病闘病記。
うつ病についてかかれているけれども、
気の重さを感じさせない読みやすいないようです。

上記の引用は、
専門家による解説の一文。
私はてっきり現代病のように思っていましたが、
昔からあると知って大変意外に思いました。
病気だとわかれば周囲の理解も進むと思いますが、
自分も周りも気づけなければ、
単に気力が足りない等と思ったり言われたりするのでしょうか?
誰でもかかる可能性があるそうなので、
予防として。
ーーーーー
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近況20100304

2010-03-04 | Weblog
近況20100304

今日も朝から雨、
今日は車の手続きの為に役所と自動車屋を右往左往。
最近は中古車もあまり出回らないそうで、
ちょうどよいものを探してもらうのに一月くらいかかった。
まあしかし、
無事程度のよいものが見つかって一安心。
ーーーーー

イタリアでの事。
ベネチア観光へ言った日のこと。
ホテルからバスで出発、
ベネチアの中心には車の乗り入れができないそうで、
多くの島が集まってできているうちの一番入り口から、
連絡船で中心地に移動する。
観光の中心となるサンマルコ寺院と広場に向かう途中、
一見して怪しげなかばん売りの人たちがわんさかいた。
サンマルコ寺院に到着、
このときはまだ水が来ていなかったため、
広場をスニーカーで歩いて渡れた。
しかしベネチアンガラス工房を見学した後に来ると、
広場がすっかり水溜りになっており、
まったく行き来できなくなっていた。
地盤沈下で満ち潮や長雨だとこうなるそうです。

水がたまった広場を避けて、
ゴンドラ遊覧。
船頭さんがおおよそ30分の間、
ずっと隣のゴンドラの船頭さんとしゃべっていたのが、
何よりも印象的だった。
昼食はイタリアらしくパスタ、
しかしこのパスタがなんともいまいちで、
あまりにも湯で加減が行き過ぎておりグニャグニャ・・・。
今回の旅行で一番のハズレだったかもしれない。

ーーーーー

最近の読書

「冷暗所保管 テレビ消灯時間4」

著者 ナンシー関   出版 文春文庫

p95より引用
“連続ドラマは、人気者の「押さえ合戦」みたいなものだ。”

消しゴム版画家でコラムニストである著者による、
TVに関する突っ込み評論集。
1999年から2000年9月までの約一年分収録。

上記の引用は、
ワイドショー等で取り上げられる、
一時間枠の連続ドラマに関する一文。
この記事は2000年2月3日のものですが、
10年たっても状況はあまり変わってないように思います。
変わっていないという事は、
この手法が一番手堅い方法なのでしょうか?
20歳以上の方なら番組についての記憶もあって面白いのでは。

ーーーーー
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近況20100301

2010-03-02 | Weblog
近況20100301

イタリア旅行のこと。
二日目。
昨日添乗員から受けた注意に気をつけながら、
バスでホテルを出発。
バスからの車窓が日本とはまるで違うため、
やっと異国に来たことを実感できた。
昨日は移動のみでなおかつ夜だったので、
車窓も大して楽しめなかった。
ミラノ街中を走っていると、
針と糸のモニュメントが現れる。
現地のガイドさんによると服飾の町の象徴だそうな。

目的地の大聖堂・ドゥオーモ到着。
館内も撮影可能だったため、
持参のデジカメで写真を撮りまくるが、
室内撮影は非常に難しくすべてピンボケ手ブレ。
もう少し室内での撮影のコツを、
事前に調べておけばよかったと思ったが後の祭り・・。
聖堂内のステンドグラスなどがまるで撮れてなくて、
帰ってから悲しく思った。

午後からの目的地は、
ロミオとジュリエットの舞台になったベローナの町。
町にある時計塔の頂上に上ると、
周辺の景色が一望でき大変心地よかった。
その後ロミオとジュリエットが呼びかけあったベランダへ、
陽気な外国人の男性がジュリエット役を演じていた。
その下にはジュリエットの銅像、
胸を触ると幸運になるとかで一部分がてかてかになっていて、
なんだか恥ずかしくなった。

観光を終えホテルに到着。
夕食に海の近くらしく魚料理が出された、
味付けもイタリアらしくトマトソースとオリーブオイル。
パンは主食用だからか甘みが少なく、
おかずと一緒に食べるとちょうどいい味加減になった。
まだ日本食は恋しくはならなかった。
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最近の読書

「大河の一滴」

著者 五木寛之  出版 幻冬社文庫

p93より引用
“だからたとえ幼稚な愛であっても、
人はせめてナルシズムからでも出発するしかないのでは、と。”

戦中戦後を過ごした著者の死生観と、
それに照らし合わせた現代に対する思いをつづった一冊。

上記の引用は、
自分を憎む者は他人を憎むという考えに対する一文。
自分の命を大事に出来ず自分で命を傷つける事と、
他人の命を傷つけることが背中合わせではないかという問題は、
非常に難しい問題だと思います。
答えがいつまでも出ないのではないでしょうか。
戦中戦後体験者の考えを覗いてみたい方に。
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