いつまでもぼちぼち

食べ物とか読書録です
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「ORKの口伝」はフィクションです
実在する全てと無関係です

20101125近況、読書録「人間はこんなものを食べてきた」他

2010-11-25 | Weblog
20101125近況、読書録「人間はこんなものを食べてきた」他

仕事が忙しい時期も落ち着き、
ゲームにはまる時期もひと段落して、
ようやくブログを書くペースが戻ってきた気がします。
それでも毎日かけるわけではなく、
毎日更新している方はすごい物だなと思います。
まぁのんびりやっていきます。

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最近の読書

「人間はこんなものを食べてきた」5

著者 小泉武夫
出版 日経ビジネス人文庫

p99より引用
“チャンピオンと言うよりは、これはもう別格で、
その名をシュールストレミングという。”

発酵学者である著者による、
食に関するエッセイをまとめた一冊。
過去に他社から刊行された物を、
改題し文庫化したもの。
著者の専門である発酵食品についてから、
この先の大きな問題である食糧危機についてまで書かれています。

上記の引用は、
世界一臭い缶詰についての一文。
この著者の作品にはたびたび登場する、
おなじみの一品です。
しかし何度読んでもこの缶詰について読むたびに、
驚きと笑いがこみ上げてきます。
誰にでもおすすめ。

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「よくわかる「世界のドラゴン」事典」3

著者 「世界のドラゴン」を追求する会
編  ブレインナビ
出版 廣済堂文庫

p3より引用
“だが、そこには大いなるものに対する「憧れ」が
同様に含まれているに違いない。”

古今東西の伝説や神話や小説等に出てくる、
ドラゴンについてまとめた一冊。
北欧神話からオーストラリアの先住民族アボリジニの伝承まで、
世界中から集められたドラゴンについての言い伝えが、
記されています。 

上記の引用は、
始めの中の一文。
大きな存在を目指して、
何かしら力を身に付ける為に人は頑張るのでしょうか?
ファンタジー小説等を読む時の、
予備知識を得るための一冊として。

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ORKの口伝136

2010-11-22 | フィクション
この文章は全てフィクションです

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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝136」

ローション・シンドローム

細菌感染によって引き起こされる、
一見すれば精神疾患に見える病気の一群である。
この病気の特徴は、
ひたすら同じ事柄に対して執着するところにある。
その執着の具合が粘度の高いローションのようである事から、
名前も付けられる事となった。
その執着心がネトネトグチャグチャと非常に不快であるため、
通称ネトグチャ病と巷では呼ばれているのである。

この病気を引き起こす細菌は、
その名をアンシュテ・コップフと今は呼ばれている。
今は呼ばれていると言う言い方をするのは、
現在第一発見者と名乗る人間が、
学者だけでなく一般の病院の医者の中からも現れており、
命名権についてすったもんだしているからだそうである。
先に述べた名前は、
医学関連雑誌に初めて紹介された時のもので、
その時の発見者ははっきりとはわかっていないようである。
この時はっきりとさせておけば、
後々から多くの人が名乗りを上げる事も無かった。
しかし大勢の研究者や医学博士が携わっていたため、
誰の物でもないということで、
あえて代表者の名前もださなかったそうであるが、
その善意が逆手に取られることとなったのは、
残念のきわみとしかいいようがないのである。

この細菌が感染するのは、
脳の中の記憶をつかさどる部分である海馬。
海馬の中でコロニーを形成し繁殖するのだが、
いくつものコロニーを作るのではなく、
ひたすら一箇所に集まり続けるのである。
このため良い悪いにかかわらず、
ひとつの記憶が非常に鮮明に強く想起され、
やがて肉体の行動にも影響を及ぼすようになってくるのである。

この細菌のコロニーは、
始めはどの様な検査をしても発見できないほど、
小さい物ではあるが、
ある程度の大きさになると検査画像で素人が見てもわかる位、
はっきりと映る。
しかしこの段階に達するまでに、
強迫神経症等の疑いで診療内科などを受診し、
誤診されてしまうことがほとんどである。
検査で感染が発見されるころには、
かなり激しく表立って症状が出ている事が多く危険である。

この様に専門医でも感染の発見と同定が難しい細菌だが、
判ってしまえば治療は今の所それほど難しくない。
細菌であるため抗生物質でたたく事が出来、
耐性菌に変異でもしていない限り恐れる事はないのである。
ただし、
普段から抗生物質を摂取していた場合、
体に入って耐性菌に変異してしまうと非常に厄介である。
健康と清潔を気にしすぎて薬品に頼った生活をしていると、
耐性菌に変異するリスクは非常に高くなると思われる。

今はまだこの感染症の事例は世界的に見ても非常に稀である、
普段から自分の体と向き合い心身ともに健康を維持し、
免疫力を向上させる事が何よりの予防策と思われる。

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ORKの口伝135

2010-11-18 | フィクション
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝135」

アンニューチェリー

果実採取品種の桜の一種で、
アンチ・ニュートン・チェリーの略称である。

この種の特徴は全ての花が重力に逆らうように咲くところにあり、
空を見上げるように咲き誇るのである。
このため下から見上げた時に、
花の裏側ばかり見ることになってしまうため、
木の下で花見をするには向いていない品種である。
果実ももちろん空を見上げるように立ち上がって実り、
どれほど大きく実っても下に垂れ下がらない。
名前の由来もここからきており、
ニュートンが発見した万有引力の法則に逆らっているようなので、
こう名づけられたのである。

この果実であるが、
受粉後果実の重みを支える為に、
果実と枝を結ぶ部分が硬化し肥大する。
この太くなった軸のために、
収穫される果実は多品種に比べて数が少なくなる傾向にある。
しかしその分、
果実一つ一つはその他の品種の平均と比べ、
おおよそ2.2倍程度になる。
この大きさはさくらんぼの中では飛びぬけて大きいため、
生食したときの迫力が違い人気のある品種である。

またこの品種は、
果実が空に向かって立ち上がり、
大きく太くなる様子から精力のシンボルとして、
子宝祈願の縁起物としての需要も多い。
これについては科学的な観点からも検証されており、
成分を分析した所、
亜鉛の含有率の高さがはっきりと証明されているのである。

こうして一部に対して非常に高い需要があるこの種だが、
その特徴に反して味はおだやかで、
その他のさくらんぼと変わりないというよりも、
少し甘みが薄い位だと思われる。
生食の人気の高さは、
丸かじりした時のさくらんぼらしからぬ迫力からのものだけで、
味わいによる物ではないそうである。
縁起物として利用される時も、
生食と加工品との比率は五分五分といったところである。
加工品で一番多く流通されているのは、
種を抜いて半割にした物のシロップ漬けの缶詰で、
缶詰の中ではかなりの高級品として扱われる。
元の甘みが薄いためシロップとの相性が抜群で、
果物好きにはたまらない一品だそうである。

私も旬には大量に買ってきて、
ジャムに加工してしばらく楽しむ。
パンやヨーグルトに付けて穏やかな甘みと、
ほんの少しの酸味と香りを季節と一緒にいただくのである。
もちろん、
いつまでも現役でいるための方策としても、
おいしくいただいているのである。

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ORKの口伝134

2010-11-16 | フィクション
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝134」

ダンダンムギ

近年育成され始めた小麦の一種である。
もともとはこの名はあだ名であったが、
あまりにもこの種の特徴を表しているために、
今では正式名称よりもこちらのほうで呼ばれる事が多いのである。
まぁもともとの正式名称は、
開発番号で呼ばれていただけなので、
名前が付けられただけ良かったのではないだろうか。

この品種は、
ツズシコスとケロマックという小麦の品種の交配種で、
比較的安定した収量と品質を兼ね備えていた。
製粉した時の品質等もほどほどに優れていたので、
取引市場でもそれなりの人気があったのである。
しかし人気があったのも市場に出始めた初期だけで、
その後ある理由から取引が敬遠される事となったのである。

種苗メーカーから販売されている種麦から育てると、
普通の小麦と同じように製粉した物は白色であるが、
問題は自家採種して育てたものから発生したのである。
何度か自家採種をすると、
第三世代を過ぎたあたりから徐々に、
種子が黒味を帯び始めるのである。
そして世代を重ねて第七世代を迎えるころには、
漆黒の種子を実らせる事になるのである。
畑で実っているうちからパッと見ただけでも、
その他の麦と比べて色が違い、
外皮からして黒くなるのである。

もちろん、
外皮を取り除いた裸麦の状態にしても黒く、
製粉した物はまるで活性炭の粉末のようである。
しかし、
この小麦粉の味が悪いかと言うとそんな事は無く、
その他の小麦粉と食味の点では変わる事はないのである。
このことから、
一部の変わり者好きに好まれる、
かわった品種となったのである。

さて肝心の食味のほうだが、
パンにした場合の味は、
先に述べたようにその他の小麦粉と変わりなく、
まったく口の中での違和感はないのである。
しかし口の中に入れるまでの違和感は尋常ではなく、
一口目を食べ始めるまでに大変な勇気を必要とするであろう。
まず何よりもその色合いがいかんともしがたく、
その黒さはライ麦パンの比ではなく、
まるで木炭を口に運んでいるかのような錯覚に陥るのである。

私も最初の一口をかみ締めるのに2,3分かかったのであるが、
そこを過ぎればなんのことはない、
普通のパンであった。
その後はジャムやバターとの相性を試したり、
色々と楽しんだのであるが、
真っ白なバターとのコントラストが何よりも美しかったのである。

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20101111近況

2010-11-11 | Weblog
20101111近況

久しぶりにゲームにどっぷりとはまってしまった。
「テイルズ・オブ・シンフォニア ラタトスクの騎士」から、
そのままリレーして「ファントム・ブレイブ Wii」へ。

「テイルズ・・・」は前作のアフターストーリー、
敵を仲間にして成長させることが出来るようになって、
キャラ育成の楽しみがさらに増えた。
もちろん前作のキャラクター達も登場しますが、
プレイヤーの意思で成長させる事が出来ず、
ほとんどゲスト出演の扱い。
それにしてもこのゲーム、
前作を遊んでいない人は楽しめるのだろうか。
私は前作を遊んでいたので、
思い出の場所を歩いて回るような感覚で楽しめましたが。
まだ遊んでいない方は、
前作からプレイする事をお勧めします。

ファントム・ブレイブはSRPG。
かわいいキャラクターがチョコチョコと画面を動き回るのが、
その手の物が好きな方にはたまらないのでは。
シミュレーションではありますが、
最後の最後まで力押しでクリアしてしまえました。
くわしい攻略を見るほどではありませんが、
キャラクターを育てるコツをしっておくと、
楽しく遊ぶ事が出来ると思います。
コツを知らないままだと、
恐ろしいほどの時間がかかるのではないでしょうか。

二本とも非常に楽しく遊ばせてもらいました。

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