いつまでもぼちぼち

食べ物とか読書録です
アフィリエイト広告が有ります
「ORKの口伝」はフィクションです
実在する全てと無関係です

近況20100622

2010-06-22 | Weblog
近況20100622

二回目の繁忙期に向けての準備が大体終わり、
たまっていた仕事も片付いてほっと一息。
梅雨空で陰気な気分になりがちな所、
比較的気分が晴れ晴れとしています。
後は体調に気をつけて本番まで過ごすだけ、
頑張って終わらせてゆっくりと過ごしたいと思います。

ーーーーー
最近の読書

「訴えてやる!大賞」

著者 ランディ・カッシンガム
訳  鬼澤忍
出版 早川書房

p31より引用
“笑うことを忘れないように。
そうすれば、泣かないでいられるからだ。”

アメリカでおこされた、
びっくりする様な訴訟の数々を紹介する一冊。
紹介されている訴訟は本当にあった物らしいですが、
正直冗談としか思えない物が多いです。

上記の引用は、
一章の最後の一文。
笑っていなければ情けなくなって泣けてくるという事でしょうか? 
この本で紹介されている様な訴えを起こされたら、
たまった物ではないと思います。
おかしなことに対する予備知識として。

ーーーーー

「実証 超科学講座」

編 ニュー・サイエンティスト
訳 黒輪篤嗣
出版 二見書房

p240より引用
“人間はある社会の成員である事を示すため、
ある特定のしゃべりかたを採用したり、
避けたりするのです。”

イギリスの科学情報誌「ニュー・サイエンティスト」の、
読者同士のQアンドAコーナー、
「ザ・ラスト・ワード」をまとめた一冊。
日常の小さな疑問が中心ですが、
もうひとつの世界について等壮大な質問もあります。

上記の引用は、
訛りはどうして生まれたのかという質問に対する、
言語学者の答えの中の一文。
自分の人となりを人に対して発信する事で、
自分が出来上がっていくという事でしょうか?
非常に身近な話題が多いので、
誰にでも楽しめる一冊だと思います。

ーーーーー

「タヌキの丸かじり」

著者 東海林さだお
出版 文春文庫

p225より引用
“愛のない「おいしい」は空虚である。”

マンガ家でエッセイストである著者による、
食べ物に関するエッセイをまとめた一冊。
身近にあるあらゆる食べ物について書かれてしまうのでは?
と思う勢いで、
色々な食べ物が紹介されていきます。

上記の引用は、
解説の中の一文。
解説を書かれているのは、
レストランジャーナリストの方ですが、
食について表現するプロの方でも、
食べ物のおいしさを伝えるのは難しいようです。
保証は出来ませんが食欲不振の方が読むと、
食欲が沸いて来るかもしれません。

ーーーーー

「びっくり仰天!こんなトンデモ生物が実在する」

編 びっくりデータ情報部
出版 河出書房新社

p14より引用
“環境が変われば、
生物はそれに合わせて進化していくが、
ジャワマメジカにはその必要もなかったというわけだ。”

地球上の多くの生物の中から、
驚くような能力や生態を持った物を紹介する一冊。
植物から細菌まで取り上げられた生物は、
幅広い範囲にわたっています。

上記の引用は、
子どもなら人の手のひらに乗るほどの、
ちいさいジャワマメジカについての一文。
環境に合わせて変化する必要がなかったというのは、
ある意味うらやましくも思えます。
生物が好きな方はもちろんですが、
そうでなくても楽しめると思う一冊です。

ーーーーー

ブログランキングに参加しています

人気ブログランキングへ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近況20100608

2010-06-08 | Weblog
近況20100608

久しぶりに完全に休み。
朝寝昼寝してすごす。
読書もたっぷりと出来たので、
非常にごきげんに休みを楽しめました。

ーーーーー

最近の読書

「猫めしの丸かじり」

著者 東海林さだお
出版 文春文庫

p98より引用
“いや待てよ、栗饅頭はむしろ、
アンコ崩落問題を楽しみつつ食べる和菓子なのかもしれない。”

マンガ家でエッセイストである著者による、
食べ物に関するエッセイをまとめた一冊。
ハムカツからポテトサラダまで、
比較的身近な食べ物が取り上げられているように思います。

上記の引用は、
栗饅頭のアンコの崩れやすさについて考えた項の一文。
この丸かじりシリーズは何冊か読ませてもらっていますが、
いつ読んでも食べ物についての考え方の楽しさに、
面白く読ませてもらっています。
以前にも書いたかもしれませんが、
読むとお腹が空く事必至です。
食前に読んだほうがいいと思う一冊です。

ーーーーー

ブログランキングに参加しています

人気ブログランキングへ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ORKの口伝128

2010-06-06 | フィクション
この文章は全てフィクションです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝128」

コメヌカザメ

水深1000m前後に生息する深海ざめの一種である。
体長13m体重1100kgという個体が、
現在までに確認された最大のものであるが、
これ以上の大きさの固体がいるであろうと推測されている。
なぜならば、
採取された生体のデータからこの個体がまだ若い固体であり、
生まれて二三年程度の物とされたからである。

名前の由来は、
このサメからとる事の出来る脂肪分の特徴から、
名づけられたようである。
このサメの脂肪分は、
水分との親和性が大変高いのである。
そしてこの脂肪分を乾燥させた粉末状の物が、
米ぬかに酷似しているためこの様に名づけられたのである。
このサメの脂肪分を乾燥させた粉末に、
少量の水分を加えて混ぜると乳液状になり、
これを肌に塗る事によって、
保湿剤として古くから利用されているのである。
また肌を白く見せる事ができるため、
化粧の意味でも使われていたようである。

かつて、
深い海から魚を取ることができなかった時代には、
たまたま浜辺に打ち上げられたこのサメからしか、
脂肪分を採取する事が出来なかったため、
大変に貴重な品物であったようである。
この事は平安時代の文献にもかかれており、
現代語に訳された
「動物・植物化粧品原料大事典」にも記されているのである。
この様に貴重なものであったため、
もっぱら上級貴族にしか手に入らなかったようである。

現在、
深海からこのサメを取ってこようと思えば、
古代よりもずっと簡単に取ることが出来るであろうが、
それでもコストパフォーマンスを考えると、
非常に高価な品になる。
今では植物性油脂から、
類似の物質が精製できるようになっており、
保湿性も本物に劣る事は無い。
乳脂肪分からも精製できるようであるが、
独特の乳の香りが好みの分かれる所である。
この様に人工的に作る事が出来るようになっても、
本物にこだわりたい人はいる様であり、
最高級化粧品には本物のコメヌカザメの脂肪粉末が、
使われているようである。

ちなみに、
私もかつて結婚20周年の記念に妻にねだられて、
コメヌカザメの本物の脂肪粉末入り化粧品を買わされたが、
とんでもない値段であった。
200ml入りの乳液を買ったのであるが、
オプションなしの軽自動車が新車で買えるほどであったのである。
どんなに技術などが進歩したとしても、
深海から特定の魚を捕獲するのはやはり難しいのであろうか。
その後しばらくわたしは、
晩酌を楽しむ事が出来なかったのはいうまでもないことである。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この文章は全てフィクションです

ブログランキングに参加しています

人気ブログランキングへ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近況20100602

2010-06-02 | Weblog
近況20100602

繁忙期終了。
次の繁忙期に向けて準備開始、
大体一ヵ月後くらいには二回目の繁忙期が始まる予定。
一回目と二回目の間に結構やる事が多くあるため、
非常に気ぜわしい。
しかし出来る事には限界があるため、
一つ一つ順番にこなしていく事しか出来ないので、
なんとももどかしい毎日。
まぁでも、
出来ない時は出来ないなりのやり過ごし方をして、
何とか乗り切ろうと思います。

ーーーーー

最近の読書

「ぼくたちも妊娠できますか?」

著者 ビル・ソーンズ、リッチ・ソーンズ
訳  丸山聡美
出版 早川書房

p55より引用
“健康な人ならこんなすごいことができます。”

世界各地で掲載されているQアンドAコラム、
「へぇ、そうなんだ(Strange But True)」をまとめた一冊。
世界中にいる研究者たちが、
質問に対するこたえにチェックや見直しがされているようです。
大変幅広い分野にわたって答えがかえされています。

上記の引用は、
人間の五感がどの位敏感かという質問に対しての、
答えの数々の冒頭の一文。
これらの答えを読んでいると、
今までよりもずっと自分の体を大切にしたくなりました。
身近な話題が多いので誰にでもお勧めです。


-----
ブログランキングに参加しています

人気ブログランキングへ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする