いつまでもぼちぼち

食べ物とか読書録です
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「ORKの口伝」はフィクションです
実在する全てと無関係です

ORKの口伝71

2008-09-29 | フィクション
この文章は全てフィクションです
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝71」

ヤマブキケマン

ケシ科の二年草で
その名の通り山吹色の美しい花を咲かせる
花の形は唇型で
小さな花を房状に咲かせる
また名前の中の「ケマン」と言うのは「華鬘」と書く
意味は仏殿の装飾具の事である

この植物は山野草で
園芸店では滅多な事では扱っておらず
入手はなかなかに難しい
花の咲く期間が短い上に花が咲いていないと
その他の草との見分けが大変付き難いためである
また
採取に行くときは土地の管理者の許可を得ることを
忘れてはならない

しかし
花の美しさとは裏腹に
この植物は毒草である
全草に強力な毒を持っており
煮ようが焼こうがどの様な調理法であっても
食用にすることは出来ない
それに口に入れようにも
茎や葉などを詰み採った時に
折った傷口から臭う腐肉のような臭いのせいで
とてもじゃないが口にすることは出来ないであろう

この様に
毒で臭いが美しいこの植物だが
天日で乾燥させた物は
生薬として活用することが出来る
紫外線によって毒が弱まる為であるといわれているが
科学的な根拠はなく
あくまで民間療法であるが
煎じ液を水虫の患部に塗布すると
カユミの緩和になるという
しかしこの作用により水虫が治癒するわけではなく
一時的に症状を緩和させるだけである
毒成分により患部周辺の神経が麻痺し
カユミを感じなくなるだけのようである

ちなみに
この煎じ液も生の草汁と同じく
腐肉の臭いがするため
普段から足の臭いが気になる方が利用すると
周りの人達に多大な迷惑がかかるため
注意が必要である
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ORKの口伝70

2008-09-29 | フィクション
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝70」

ネコテリリー

ユリ科の多年草
地下に卵形が集まった鱗茎(球根)を作り
秋に30cm程度の花筒を伸ばし
6枚の花弁を持つこげ茶色の花を一つ咲かせる
葉は花が咲き終わってからである

名前の由来は雌しべの形状から
このユリの雌しべは大きく
インクを付けてスタンプすると
猫の手形が出来るところからこう名付けられた

しかしその他にも諸説あり
その中の一つを紹介することとする
動植物が場所によって呼ばれかたが違うのは
よくあることであるが
この植物は一部での呼ばれかたは「ネコメリリー」
鱗茎は百合根として食用にされるが
この百合根を食べた人が
暗い場所でも比較的物が良く見えるようになった
と言う逸話からこうよばれているのである
しかし
この百合根を成分検査しても
特に視力向上に関する栄養素は見付からず
昔からの民間療法を信じて食べたことによって
プラシーボ効果がでたのであろうという考えが
主流である

この百合は園芸品種としては
栽培が簡単であるため人気の品種である
園芸店で販売されるときは球根の状態で売られており
買ってきてそのままにしておいても花が咲く
それほどに生命力の高い植物である
この生命力の高さの為不精者には特に人気である
また
ネットでつるしたまま花を咲かせて
インテリアに使う愛好家もいるようである
土に植える場合は市販の花用の土を使えば
水だけで花を咲かせる
ただ何年も連続で栽培するならば
球根を形成する時期に適度な施肥が必要となる

食用とするときの注意点は
必ず加熱調理することである
生の球根には
有毒成分「クルママ・エトビデルウム」が含まれており
腹痛・下痢などの症状が出るためである

私はどうしても生食したときの味を確かめたいという
好奇心に負けてしまい
無謀にもチャレンジしてみたのだが
結果は酷い物であった
腹痛や下痢に苦しむのは覚悟の上で望んだのだが
味も悪く何も楽しいことは得られなかったのである
大まかにに説明すると
渋柿の渋さに山椒の舌の痺れだけを足した感じであった
しかし
自分の舌で美味しくないという事実を確かめたのは
人生を一歩前進したと言う事ではないだろうか
・・・
そういうことにしておいてほしいのである
トホホである
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ORKの口伝69

2008-09-13 | フィクション
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝69」

アフロヘアンカヅラ

アジアの赤道付近の名もなき島原産の
ツヅラフジ科のツル性植物である
かつて世界の通商・貿易の手段が船舶で有った時代
海難事故で打ち上げられたことによって
発見されることとなったのである

生長しその他の木に巻き付く所は
他のツル性植物と何も変わりはしないが
巻き付いている木の頂点まで伸びると
特徴が発現するのである
どの方向からでも陽射しを受けられるようになると
ツルと葉が絡み合いアフロヘアの形に固まるのである
このことからこの名が付けられ
尚且つ
アフロヘアの起源の一説となっているのである
ちなみにいまの名が付けられるまでは
モジャモ・ジャンパ・マネンと
現地の言葉で呼ばれていたそうである

生命力旺盛であるため
半分に切った葉っぱを土にさし
水を切らしさえしなければ根が出て
簡単に増やせるため
ツル細工の原料として非常に有用な植物であり
園芸にも楽しみの有る植物である
アフロヘアの形を成した後花を咲かせるのであるが
白い小さな花を房状に咲かせるため
白くメッシュを入れたようになり
その見た目から一部で根強い人気がある
木の頂点などより高い所で花を咲かせるのは
風に乗せて種を飛ばすという繁殖のためであるが
その性質と見栄えのおかげで
本来なら適さない気候の土地でも人の手により
繁殖されているのである
自然と人間との関係としては
そこそこうまくいっている方ではないであろうか

一般的な栽培方法は鉢植えで
支柱を立てて栽培するのが適している様である
この時の支柱には
頂点に大輪の菊を支えるような針金の輪を拵えると
アフロの形がきれいに整う
庭木に巻き付かせても面白いそうである
巻き付かせる木は
できるだけ頂点が尖っている物にすると良いそうである
栽培に置ける最も重要な注意点は気温である
もともと赤道付近の植物の為
ほんの一度でも摂氏0度以下になると
根っ子から枯れてしまうためである

その他栽培時に気を付けなければいけないことは
家に巻き付かせないことである
屋根のテッペンにアフロヘアがぽつぽつと並ぶ事になるため
隣近所の目が気になる場合は
要注意である
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ORKの口伝68

2008-09-13 | フィクション
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝68」

テツガクニンジン

ギリシャ原産のセリ科の二年草
滋養強壮効果が絶大な薬草である

名前の由来は口にしたときの苦みによって
思考の深みに陥っているかのような複雑な表情になり
その表情を思索に耽る哲学者になぞらえ
こう名付けられた
ちなみに
滋養強壮効果の有る主要成分は
古代ギリシャの大哲人ソクラテスにちなみ
その名もソクラテスロンと命名されている
また
近縁種であるキイロテツガクニンジンの成分には
プラトロンと命名されているのである

この植物は非常に丈夫で繁殖力が強く
尚且つ
白い綿状の種が風によって広範囲にまき散らされるため
露地に植え付けうっかり放置してしまうと
回りの作物を駆逐してしまう
その為に栽培は施設内でのみ許可が下りるのである

薬草として使用する場合は
全草に薬効成分が含まれているため
どこをどう服用しても効果が出る
だがしかし
常人の味覚では耐え切れない程の苦みがあるため
服用する場合はなにかしらの工夫が必要になってくる

生の物からとった絞り汁ならば
他の飲物で割って飲めば良い
おおよそ20倍が目安である
大体どんな飲物でも効果には変わりがないが
柑橘果汁だけは避けた方が良いであろう
苦みが消える変わりに
酷い渋みが出るのでなおさら飲めなくなるのである

乾燥させ粉末にしたものなら
オブラートに包めば良い
飲み込む前にオブラートが破れると
トンでもない思いをするので
念には念を入れて2・3枚重ねて使う方が吉
生薬を扱うお店に行けば
カプセルに詰めて売ってくれるので
これが一番手軽であろう

私は生の絞り汁
原液に挑戦してみたが
・・・・
難しい顔になるどころか
丸一日苦みに泣きつづけることになったのである
体はやたらと元気なのに涙で何も見えないのでは
余りにもトホホである
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近況9/8

2008-09-09 | Weblog
夜が大変涼しくなりました(^^♪
日も短くなり気配は秋ですねぇ

ココ最近は近況ばかり書いて
「ORKの口伝」の更新が全くのお留守
我ながら駄目ですな
まぁマイペースで
出来るときに更新しようと思います

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