いつまでもぼちぼち

食べ物とか読書録です
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「ORKの口伝」はフィクションです
実在する全てと無関係です

読書録「おしかけツインテール8」

2023-07-28 | Weblog
読書録「おしかけツインテール8」5

著者 高津ケイタ
出版 芳文社

p6より引用
“九十年生きてりゃ 誤差!”

 金持ちで引きこもりの青年とその家に同居
する女子高生を主人公とした、日常系四コマ
漫画。シリーズ完結。
 受験に対する不安から、学校をサボってし
まった主人公・花梨。逃げ出したはいいが、
その行く先で行ったことをきっかけに…。

 上記の引用は、悩みを聞いてくれたご老人
の台詞。
年上には勝てない理由が煮詰まった、生き続
けた人にしか言えない台詞でしょう。
 シリーズ完結、大団円。過去との決着、未
来への前進。主人公二人が良い方向へ変化し、
成長する姿を描いたこの作品が、綺麗にまと
まった形で締め括られています。嬉しくもあ
り、寂しくもあり。高津先生、ありがとうご
ざいました。

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読書録「島さん2」

2023-07-12 | Weblog
読書録「島さん2」3

著者 川野ようぶんどう
出版 双葉社

p22より引用
“暗闇で光る特殊塗料が
劣化しちゃうんだって”

目次より抜粋引用
“バックラー青井現る
 サスケがやってくるニャー!ニャー!ニャー!
 ひでさん
 真夜中の轍
 がらくた”

 コンビニのベテラン店員を主人公とした、
普通の人々の日常を描いた作品。
 新しく入った夜勤メンバーに喜ぶ、主人公・
島さんと同僚・子関くん、しかしその翌日に
無断欠勤されてしまい店長の怒りが…。

 上記の引用は、防犯カラーボールの使用期
限についての店長の台詞。
一個1300円するとのことで、使い捨ての道具
にしては結構なお値段。しかしまあ、使用期
限は三年とのことなので、何事も無く過ごす
お守りとしてなら、そんなにお高くもないの
ではないでしょうか。防犯グッズなんて、使
う機会が無ければ無いほどいいものです。
 雑誌連載前、ツイッターに投稿されていた、
本編の前日譚的な話も収録されています。
同僚たちとの縁の始まりが描かれており、物
語の奥行きが広がる話ではないでしょうか。

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読書録「島さん1」

2023-07-09 | Weblog
読書録「島さん1」3

著者 川野ようぶんどう
出版 双葉社

p57より引用
“強盗が来ても被害が最小限で済むようにー
レジのお金はつねに
必要最低限にしておくこと”

目次より抜粋引用
“島さんと子関くん
 栄養ドリンクの常連さん
 コンビニの中西家
 朝方「ちやま」に集合!!
 月”

 コンビニのベテラン店員を主人公とした、
コンビニに来る人々の日常を描いた漫画。
 理不尽な客に対しても、丁寧な接客対応を
する主人公・島さん。年配にも関わらず、昼
も夜も働いている彼を見かねて、同僚の子関
は休憩と仮眠を勧める…。

 上記の引用は、コンビニ強盗対策としての、
レジ金の扱いに関する、店長の台詞。
強盗されることを前提としていなければなら
ないのは、何とも嫌な世の中ですね。そうい
う強盗をするような人は、あまり金額が少な
くても、逆上して害を与えてきそうで、恐ろ
しい事です。
昔「こち亀」かなんかで、コンビニの中に鋼
板を作ってしまえ、みたいな話が有ったよう
な気がします。いいアイデアのような気もし
ますが、店員も警官も息を抜くのが難しくなっ
て、やりづらいのかも知れません。
 日常系漫画の中でも、よりリアルというか、
本当にありそうな話が描かれているように思
われます。可愛い女の子が出てくるのとはま
た違った味わいで、昭和人情噺とか浪花節と
いった雰囲気の作品ではないでしょうか。

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読書録「異世界おじさん9」

2023-07-01 | Weblog
読書録「異世界おじさん9」5

著者 殆ど死んでいる
出版 MEDIAFACTRY

p17より引用
“異世界で俺が魔法の話をするとすぐ
こうなるんだ…”

 異世界から帰還したおじさんを主人公とし
た、ファンタジー漫画。
 ダンジョン攻略中に出会った人物とともに、
探索を進める主人公・おじさんと仲間のエル
フ。厄介な骨の魔物も協力して倒しつつ、最
深部を目指すが…。

 上記の引用は、精霊の声を聞くことが出来
るのを、仲間に信じてもらえないシーンでの
おじさんの台詞。
自分の分かる範囲の出来事しか、人は信じよ
うとしないのかも知れませんね。
 おじさんと同年代でセガユーザーだった人
は、内扉のタワー融合イラストを見て、懐か
しさに涙すること請け合いです。しかし、実
際に自分でタワーを完成させられた人は、そ
んなに数多くいないのではないでしょうか。
私もその存在しか知りませんでした。
 時代を超えて、昔のゲームをより良い環境
で遊べる。おじさんと同じように、「いい時
代になった」と思う私も、随分とおじさんに
なったものです。年を取るのも悪い事ばかり
でもないようですね。

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