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「やる気がないなら帰れ!」で帰った部下に、坂上忍が噛みつく 「何があっても仕事中に帰ったらダメ」 | キャリコネニュース
2016.3.3
https://news.careerconnection.jp/?p=21873
2月29日の「バイキング」(フジテレビ系)で「これってどうなの?」と取り上げられたのは、40代男性のこんな投稿だ。
会社にいても、ろくに仕事をせずにスマホをいじってばかりいる新入社員の若い部下に「やる気がないなら帰れ!」と注意したら、本当に帰ってしまった。これって叱り方が悪い? 帰った部下が悪い?(文:みゆくらけん)
「なんでオマエが怒られたんだ?」と考えろと憤慨
これに対し、坂上忍はじめスタジオメンバーのほとんどが「そりゃ帰る部下が悪い」と判断。逆に「帰れ」という言葉を使った上司の方が悪いと判断したのは、ブラックマヨネーズの吉田敬とアンガールズの山根良顕だった。
「帰った部下が完全におかしいのはわかっている」としながら、上司にも落ち度があると判断した山根の意見はこうだ。
「『帰れ』という言葉をそのまま受け取って実際に帰ってしまうような部下だと見抜けなかった上司も、ちょっと」
吉田に至っては「怒られる側になったら、やっぱ帰りますよね?」と強気な意見だ。「どうせ残ったって怒られるのだから、いったん帰って上司の頭が冷えるのを待ってあげる」となぜか上から目線でコメントしていた。この言葉に噛み付いたのは坂上だ。
「『上司の頭が冷えるまで』とか言う前に、なんでオマエが怒られたんだ? っていうところだろ!」
「絶対的に言えるのは、帰っちゃダメなんだよ! 何があっても仕事中に帰ったらダメ」
筆者もこれにまったく同感である。確かに本来は、スマホで何をやっているのか聞き、その答えに応じて具体的な注意をするのが理想かもしれない。しかし「やる気がないなら帰れ!」という言葉の揚げ足取りをする前に、そもそもの怒られた理由を考えないのはなぜなのかと首を捻ってしまう。
「状況から想像する努力」を放棄しているのではないか
街頭調査の結果でも「帰る方が悪い」が63%と多数派を占めたが、「叱り方が悪い」も37%おり、上司の叱り方に問題があるとした人は意外にも多かった。ほとんどが若い人の意見だったが、やはり「帰れ」という言葉にダイレクトに反応した意見だった。
「今の時代なら上司が悪い」「『帰れ』って言われたら帰る」
「『帰れ』って言わなくても(いいと思う)何がダメでどうしてほしいとか言われれば、頑張るんですけど」
「帰れ」という言葉をそのまま受け取ってしまう人は、素直で良い部分も多々あるのかもしれない。しかし「この人はつまり、何を言わんとしているのか」と、状況から想像する努力を放棄しているともいえるのではないだろうか?
今時の上司は注意する言葉ひとつにも、こんなにも気を使わないといけないのだろうか?想像力や配慮は、本来上司も部下も互いに持ち合わせるべきなのでは?
「俺も含めて代わりなんかいくらでもいる」と坂上
最後に坂上が、素晴らしいことを言っていた。
「僕がいつも後輩とかに言うのは、俺も含めて代わりなんかいくらでもいるんだと。だから『代わりなんかいない』と思ってもらえる仕事のやり方をしなきゃいけないんだ、本当はね」
これは的確な指摘だろう。豊かな社会で甘やかされてきた世代は、自分の存在を無条件に「もともと特別なオンリーワン」だと勘違いしている。だからどんな状況にあっても、上司は部下の存在価値を認めるべきだという甘えがあるのだ。
しかし、人はいつまでも若手のままではいられない。IKKOも「帰れって言われて帰るってことは、見込みがないってこと」とコメントしていたが、このような部下には、責任ある仕事を任せることはできないのである。
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1.
このスマホで遊んでばかりの部下は𠮟られて当然だったろう。
でもそれも程度による。
死ぬほど残業を振られて大変な時に、仕事をしない人間から「仕事舐めんな」とか言われたらそれはキレる。私がそういう体験をして更にその上の人間にこのエピソードを話したところ「そういうお前が舐めんなっていう話だよな」と言われた。当然だ。というかこのアホ先輩をビシバシしごいてやって欲しかったのに何もせなんだこの上長も同罪ではないか。
2.
私が度々思うのは、生死に関わることであれば拒否権をきちんと持つこと。そして自分の命を懸けるという職業上の理念がある場合は別として、人生や生活に悪影響を及ぼす場合にはこれも拒否した方がいい。
出世よりも自分の人生と生命ですよ。
報酬が割りに合わん時にはぶーぶー言っていいのです。
自らを火の中に飛び込ませて元寇撃退した鎌倉武士団も、報償が足りんくてぶーぶー言ったら足利幕府が出来たという。
3.
「やる気がある奴は帰れ!」と広めたのはタモさんであったが、実際はそれ以前に漫画家の平野耕太さんが2000年頃に言っていたと思います。
「やる気がないなら帰れ!」で帰った部下に、坂上忍が噛みつく 「何があっても仕事中に帰ったらダメ」 | キャリコネニュース
2016.3.3
https://news.careerconnection.jp/?p=21873
2月29日の「バイキング」(フジテレビ系)で「これってどうなの?」と取り上げられたのは、40代男性のこんな投稿だ。
会社にいても、ろくに仕事をせずにスマホをいじってばかりいる新入社員の若い部下に「やる気がないなら帰れ!」と注意したら、本当に帰ってしまった。これって叱り方が悪い? 帰った部下が悪い?(文:みゆくらけん)
「なんでオマエが怒られたんだ?」と考えろと憤慨
これに対し、坂上忍はじめスタジオメンバーのほとんどが「そりゃ帰る部下が悪い」と判断。逆に「帰れ」という言葉を使った上司の方が悪いと判断したのは、ブラックマヨネーズの吉田敬とアンガールズの山根良顕だった。
「帰った部下が完全におかしいのはわかっている」としながら、上司にも落ち度があると判断した山根の意見はこうだ。
「『帰れ』という言葉をそのまま受け取って実際に帰ってしまうような部下だと見抜けなかった上司も、ちょっと」
吉田に至っては「怒られる側になったら、やっぱ帰りますよね?」と強気な意見だ。「どうせ残ったって怒られるのだから、いったん帰って上司の頭が冷えるのを待ってあげる」となぜか上から目線でコメントしていた。この言葉に噛み付いたのは坂上だ。
「『上司の頭が冷えるまで』とか言う前に、なんでオマエが怒られたんだ? っていうところだろ!」
「絶対的に言えるのは、帰っちゃダメなんだよ! 何があっても仕事中に帰ったらダメ」
筆者もこれにまったく同感である。確かに本来は、スマホで何をやっているのか聞き、その答えに応じて具体的な注意をするのが理想かもしれない。しかし「やる気がないなら帰れ!」という言葉の揚げ足取りをする前に、そもそもの怒られた理由を考えないのはなぜなのかと首を捻ってしまう。
「状況から想像する努力」を放棄しているのではないか
街頭調査の結果でも「帰る方が悪い」が63%と多数派を占めたが、「叱り方が悪い」も37%おり、上司の叱り方に問題があるとした人は意外にも多かった。ほとんどが若い人の意見だったが、やはり「帰れ」という言葉にダイレクトに反応した意見だった。
「今の時代なら上司が悪い」「『帰れ』って言われたら帰る」
「『帰れ』って言わなくても(いいと思う)何がダメでどうしてほしいとか言われれば、頑張るんですけど」
「帰れ」という言葉をそのまま受け取ってしまう人は、素直で良い部分も多々あるのかもしれない。しかし「この人はつまり、何を言わんとしているのか」と、状況から想像する努力を放棄しているともいえるのではないだろうか?
今時の上司は注意する言葉ひとつにも、こんなにも気を使わないといけないのだろうか?想像力や配慮は、本来上司も部下も互いに持ち合わせるべきなのでは?
「俺も含めて代わりなんかいくらでもいる」と坂上
最後に坂上が、素晴らしいことを言っていた。
「僕がいつも後輩とかに言うのは、俺も含めて代わりなんかいくらでもいるんだと。だから『代わりなんかいない』と思ってもらえる仕事のやり方をしなきゃいけないんだ、本当はね」
これは的確な指摘だろう。豊かな社会で甘やかされてきた世代は、自分の存在を無条件に「もともと特別なオンリーワン」だと勘違いしている。だからどんな状況にあっても、上司は部下の存在価値を認めるべきだという甘えがあるのだ。
しかし、人はいつまでも若手のままではいられない。IKKOも「帰れって言われて帰るってことは、見込みがないってこと」とコメントしていたが、このような部下には、責任ある仕事を任せることはできないのである。
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1.
このスマホで遊んでばかりの部下は𠮟られて当然だったろう。
でもそれも程度による。
死ぬほど残業を振られて大変な時に、仕事をしない人間から「仕事舐めんな」とか言われたらそれはキレる。私がそういう体験をして更にその上の人間にこのエピソードを話したところ「そういうお前が舐めんなっていう話だよな」と言われた。当然だ。というかこのアホ先輩をビシバシしごいてやって欲しかったのに何もせなんだこの上長も同罪ではないか。
2.
私が度々思うのは、生死に関わることであれば拒否権をきちんと持つこと。そして自分の命を懸けるという職業上の理念がある場合は別として、人生や生活に悪影響を及ぼす場合にはこれも拒否した方がいい。
出世よりも自分の人生と生命ですよ。
報酬が割りに合わん時にはぶーぶー言っていいのです。
自らを火の中に飛び込ませて元寇撃退した鎌倉武士団も、報償が足りんくてぶーぶー言ったら足利幕府が出来たという。
3.
「やる気がある奴は帰れ!」と広めたのはタモさんであったが、実際はそれ以前に漫画家の平野耕太さんが2000年頃に言っていたと思います。