・これはこれで良い写真だし、北朝鮮側が伝えるべき実情であり、そして外交官周辺での行動として、そして北朝鮮以外の人間として受けるべき良い情報だ。
・一方で注意が必要である。
・それは何かと言うと、北朝鮮内には、未だ政治的弾圧によって収容されている人間がおり、そしてその収容所がある。
・この写真群は、北朝鮮の光と闇の内、まばゆい光を映し出したにすぎない。
その光の正体を知らなかった我々はこれを知るべきであるが、一方において、全てを飲み込む闇も考えなければならない。
・朝鮮半島は情に厚い地域だ。一旦仲間内と認識すればとことんの厚意を受けるし、それに対して普通の人間としての朝鮮人を好きになってしまうこともあるだろう。
・そうしたところにこの外交官の奥さんは取り込まれたのではないか。心情的な人間のグループの範囲内に。
・それで、写した写真を日本含めた西側に公開するだろうということまでを計算に含めることによって、北朝鮮は思ったよりも普通なのだ、と言う情報活動を企図したのではないか。
・その試みがあったならば、と言う前提で記載するが、北朝鮮の意図に沿ってそれは成功したし、そして西側や日本が受けたい情報でもあったので、この活動はWin-winであったと言える。
・一方において、やはり上記に記載したことは注意せねばならない。
これは光り輝くまばゆいばかりの北朝鮮であり、しかしそれが至って普通の側面も有しながら、一方で闇は全く開示されないという、我々が認識できない世界のことだ。
それは北朝鮮にとって今回の活動の評価の範囲外であり、こちらが勝手に推測していることなので、北朝鮮側の人間は罰せられることはないし、こちらが何をしようがそれは自由である。
・ただ、北朝鮮の情報工作は北朝鮮内外において、北朝鮮自身にとっても、そしてそれ以外の国にとっても、優位な一歩を踏んだと言えるだろう。
その他の情報:
あと北朝鮮とのコネクションを持つ在日の人で、猪木のプロレスの話をしていた人が面白かったな。
(北朝鮮の人がプロレスやっても無反応だったが、「プロレスは技が決まった時などに歓声をあげてもりあがるんですよ」と現地の人に教えたら、その後は管理側が観客を指揮するらしく、技が決まった時に「拍手を送れ」と言う指示をして、観客側がそのタイミングに併せて万雷の拍手を送るなど)
これ↓
https://www.youtube.com/watch?v=gNborw2XdzY&t=1043s