メモ。
先日のニュース記事で紹介した通り、読書とはその要旨や、表現の更に内部億不覚に潜む、内在的な哲理を読み取ることに意義があり、現代の速読術においては、その殆どが目の動きの改善に重点が置かれている、これでは意味がない、という記事を引用した。
さて、そんな中、哲理的理解もそのままに効率的な読み方を自分なりに見つけたので、その速読法を書いておく。
1.飛ばして読める部分と飛ばして読めない部分を若干意識する。
これは別に「あ、ここは飛ばせるな、飛ばせないな」と読んでいる最中に考えることではない。それは読書の邪魔である。
人によって飛ばせる部分と飛ばせない部分があるので、飛ばせる部分はつらつらと読み飛ばして、飛ばせない部分はじっくり考える、という方式である。
自分はどうしても考えてしまう方なので、どうせ考えてしまうなら、その書籍で言いたいことを重点的に読んでいる最中に考えることにした。それ以外は大体考えなくて済むのでパッと読み飛ばす。
ごくごく簡単に言えば、次の文章のような感じである。
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19XX年に発表された「OOOO」の中で、著者であるAAA・BBBBBは、この問題に関して次のように述べています。
「○○は△△の観点で□□であり、結果として※※の傾向が見られやすい」
>
上記で重要なのは「」の中である。これを理解し、吸収し、あるいは自己の中で比較検討をしてじっくりと考える部分である。その他は引用する時に持ってくればいい(=読み飛ばす)。
2.頭の中で音読しない。
黙読時に、できれば全て頭の中で音読せずに見ただけで理解するのが一番理想なのだが、私にはこれができない。
よって漢字だけを音読する。これによって内部の論理を損なうことなく、内容を追っていくことができる。