読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

歌舞伎のぐるりノート

2013-04-26 | 歌舞伎
歌舞伎のぐるりノート (ちくま新書)
中野 翠
筑摩書房
『素敵にグロテスクであり、しつこく、あくどく、面白い。あやしくて大胆不敵だけど、トロンとした雰囲気がある…歌舞伎は、“劇的なるもの”が凝縮された世界である。ある一瞬、他の演劇では味わえない独特の感興を与えてくる。その感興を簡単に一言で言うなら、ザワザワと血が騒ぐ。「劇的なるもの」への憧れ、飢え、自分のDNAの中にひそんでいるものがカッと目覚めさせられるのだ―その「劇的なるもの」を、著者は歌舞伎のみならず、歌舞伎の周辺にも数々見出す。通になるための本ではなく、「歌舞伎的なもの」を求めて、著者が歌舞伎とその周辺をめぐるコラム集。 』


中野翠さんのお気楽な歌舞伎周辺のエッセイ集で、こんなん新書で出していいのんって感じだけど、うんうん、わかるわかるという面白さですいすい読めた。
中野さんがお描きのイラストが達者で、またそっくりで楽しい。

私は(ナマの)歌右衛門さんに間に合わなかったのだが、誰の評より頷けたのがうれしかった。

このところ歌舞伎鑑賞にはご無沙汰だが(直近は故勘三郎さんの長兵衛)、また行ってみるか~と思わせたが、中野さんは新歌舞伎座には行かれたのかしら。

ぜんぜん歌舞伎とは関係ないが、高校の古文で『曽根崎心中』を読んだと書かれているのだけど、教科書?? 心中ものを高校生に読ませるって・・・ビックリ。





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