歌舞伎のぐるりノート (ちくま新書) | |
中野 翠 | |
筑摩書房 |
中野翠さんのお気楽な歌舞伎周辺のエッセイ集で、こんなん新書で出していいのんって感じだけど、うんうん、わかるわかるという面白さですいすい読めた。
中野さんがお描きのイラストが達者で、またそっくりで楽しい。
私は(ナマの)歌右衛門さんに間に合わなかったのだが、誰の評より頷けたのがうれしかった。
このところ歌舞伎鑑賞にはご無沙汰だが(直近は故勘三郎さんの長兵衛)、また行ってみるか~と思わせたが、中野さんは新歌舞伎座には行かれたのかしら。
ぜんぜん歌舞伎とは関係ないが、高校の古文で『曽根崎心中』を読んだと書かれているのだけど、教科書?? 心中ものを高校生に読ませるって・・・ビックリ。