読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

天を衝く (1)~(3)

2005-08-23 |  高橋克彦
天を衝く (1)

講談社

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『『炎立つ』『火怨』… 大河3部作の決定版
織田信長が天下布武(てんかふぶ)を掲げた頃、陸奥(みちのく)の南部家では内紛が続いていた。新たな時代を予見する九戸党の棟梁・政実(まさざね)は、ついに宗家を見切った。戦の天才「北の鬼」九戸政実が、武者揃いの一族郎党を束ねて東北の地を駆け巡る。著者が故郷を舞台に熱き思いを込めた歴史巨編「陸奥3部作」の最終章、待望の文庫化。 』

天を衝く (2)

講談社

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『陸奥武者の熱き魂 戦国の隠れた豪傑
南部家棟梁が二代続けて怪死する激乱の事態。「北の鬼」九戸政実(くのへまさざね)は、南に目を向けながらも、南部一族内の権謀術数が蠢く陸奥(みちのく)に縛られていた。織田信長が殺され、伊達政宗が台頭する。天下人となった豊臣秀吉は、20万の兵を率いて東へ進軍をはじめた。戦国時代の知られざる豪傑の波瀾の人生はいかに。 』

天を衝く (3)

講談社

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『天下人に喧嘩を売る男たちの最期の戦場
目前に迫る10万の豊臣秀吉軍。日本中がひれ伏した敵に、わずか5000の兵で九戸政実(くのへまさざね)は喧嘩を売った。策を尽くし、鍛えた武力で敵を翻弄する九戸党。誇りをかけた最期の戦いを待ち受けていたのは。『炎立つ』『火怨』からつづく、陸奥(みちのく)の男たちの熱き魂を描いた歴史巨編「3部作」が、万感の最終幕を迎える。 』


火怨―北の燿星アテルイ』、『炎立つ』と続く大河3部作の最終章。
九戸政実、著名ではないこの人物を主人公に全3冊を一気に読ませる。
高橋克彦の筆も確かなら、この九戸政実もすごい!
あ~、月並みな表現しか浮かばないんだけど、読んでもらえたらわかると思う。ぉぃぉぃ
九戸政実、時代を読めなかった馬鹿な田舎侍と捉える向きもあるようだが、高橋克彦の観方=地元での観方を採りたい。


ここまで10冊を5日で一気に駆け抜けてきて、何が私を動かしたのかと思う。
始めは私の知らない歴史があること、そしてそれを知ることが出来たことが楽しかった。
この『天を衝く』を読み終えてみて、私を動かしていたものは"人"なのだと思う。
ヒーロー=男の中の男=絶滅種!
彼らはフィクションではなく、ほんとうに生きていたのである。
それがたまらなくうれしい。

参考文献が一切記されていないのだけど、書いてあったらいいと思う。
積極的に探そうとまでは思わないけれど、どこかで目にしないとも限らないのだから。


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