読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

翳りゆく夏

2007-06-22 | 国内ミステリー
翳りゆく夏 (講談社文庫)
赤井 三尋
講談社

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『「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。週刊誌のスクープ記事をきっかけに、大手新聞社が、20年前の新生児誘拐事件の再調査を開始する。社命を受けた窓際社員の梶は、犯人の周辺、被害者、当時の担当刑事や病院関係者への取材を重ね、ついに“封印されていた真実”をつきとめる。第49回江戸川乱歩賞受賞作。 』

乱歩賞受賞作・・・うーん・・・あまり読みたくはなかったのだけど、積ん読の中から手にとってしまったので・・・。しょせん登竜門ですよね、乱歩賞、特に最近・・・。

プロットはなかなかいい。↑のあらすじでわかると思う。
でもねぇ、筋が見通せてしまって、意外な展開にならないというのはどうしようもない。ここで驚くはずなんだなぁって思いながら読み終わってしまった。
それと登場人物の行動、感情の動きがどれもヘン。納得できない。
解説の郷原宏さんも褒めちぎった中、隠し切れなかったと見えて1箇所だけ指摘されているけど、そんなもんじゃない。

このプロット、例えば森村誠一に書かせたらどうだろう。
もっと複雑な構造の面白いものになったんじゃないだろうか。
(もうずいぶん森村誠一読んでないけど)






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