国鉄・宮之城線の今 ４７８

　もう少し進むと、右側に農機具小屋がありました。

　と、正面が全面、山になりました。

　右側に擁壁が現れました。

　切り通し？　　いやいや、　山の稜線の上は切れてはいません。
　
　行き止まり？


　
　砂利道は先は周囲が明るすぎるためによく見えず、真っ暗になっていますが、どうやらトンネルのようです。

　山岳区間である薩摩永野～針持間、いよいよかなと期待がふくらみます。

国鉄・宮之城線の今 ４７７

　アスファルトが切れた場所から続いていたのは砂利道です。

　緩やかな右カーブを描いています。

　通行車両が多いのでしょうか、管理もよくなされていると思うのですが、草は季節相当の量で、走りやすいですね。

　すぐ近くには民家も数軒あります。

　
　ただ、右側から覆い被さるように伸びている枝葉に、廃線となってからの年月を感じました。

国鉄・宮之城線の今 ４７６

　この辺りまで薩摩永野駅からの標高はほとんど維持されたまま変わりません(鉄橋が撤去された場所は除いて)。
　
　これからの来たるべき峠越えに向けて、「嵐の前の静けさ」を感じます。

　小さな谷間の一番低い場所で線路跡と農道とが交差点を作っていました。

　交差点手前で少し下り、過ぎたら少し上りになりました。

　と、右側に擁壁が現れました。



　そして、アスファルト舗装の道路もその先で切れていました。

国鉄・宮之城線の今 ４７５

　深い切り通しを抜けました。
　
　と、その時、左側に通信ケーブルの標柱が立っているのに気がつきました。

　周囲は開けて、いったん明るくなりました。