ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

立場を踏まえない発言が全体をおかしくする

2020年09月17日 21時27分16秒 | Weblog


 今年もヒガンバナの咲く季節になりました。
 時を違えず、忘れず、粛々と土手などに咲くヒガンバナは、慌ただしい毎日を過ごす自分を戒めているようです。

 さて、今回の自民党総裁選で勝利を勝ち取った菅氏。
 彼の総裁選にあたっての言葉を聞いてドン引きしました。
 「自助・共助・公助」

 自助がトップです。
 
 菅氏が、そこらにいる近所のオッサンとして「自分のことは自分でやりな」と言うのはかまいません。
 しかし、彼は自民党総裁を目指す立場として、この言葉を最初に持ってきました。
 日本のトップとして、、1億の民が路頭に迷わないようにしないといけない立場になろうという時にこの言葉。

 近しい人たちの中には「自分のことは自分でやってから、みんなで助け合うってことを大事にしなきゃいかんよね」と善意に解釈している人もいましたが、私は、いえいえ・・・です。

 今、日本に限らず、世界各国はコロナのために、経済も産業も何もかもが深く傷ついています。
 社会のシステムが傷ついていると言ってもいいのです。
 自助も必要でしょうが、
 政治家ならば、まずは共助・公助のシステム、例えば健康保険とか、企業の経営とか、社会を支えている基盤が適正に機能しているのかチェックをして、それがマヒしないようにしないといけないはずです。

 「たたきあげ」の部分が強調されますが、「たたきあげ」ならばこそ各級段階で見えていた景色の違いを踏まえた対応をしてほしいと願います。
コメント
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