ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

この冬一番がやってきた?!

2013年01月27日 18時24分32秒 | Weblog
 この週末は寒気団が鹿児島まで南下しているようで、寒さも強まっています。
 特に、正月以来、体調を崩しっぱなしの妻にとってはこたえるようです。

 私?…「菜の花」のあの極寒を体験しただけに、寒さ自体よりも、このま2週間、全く走っていないためか、血圧が高めで推移しています。

 さて、買い物などは大概昨日済ませておいたので、今日は1日何をするでもなく過ごしました。たまにはあってもいいよね、こんな日。
 息子とゲームで対戦したり、本を読んだりしてました。

 一日中、雪がちらちらとしていましたが、同級生の結婚披露宴に出席していた娘の帰宅を待っていたかのように、いきなりどっと降り始めました。周囲はあっという間に白くなっていきました。



 ただ、写真を撮ってから気づきましたが、18時でもけっこう明るくなりました。
 まだまだ寒いですが、季節は確実に春に向かっているようですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「菜の花」のたたかい   その9

2013年01月27日 11時04分24秒 | Weblog
 1日遅れですが、昨日は16時からKkBで90分番組として「菜の花マラソン」の大会の表裏が放送されました。
 私の姿はなかったようですが、番組の冒頭では知人がインタビューで30秒ほど出演しまして、驚きました。

 さて、32㎞地点を通過し、山川の市街地へ入りました。去年はここで右足の裏がつるという状況になりました。ここからはもうノートラブルで走りたいのですが、いきなり大きく一発せき込みました。とたん、右下腹部に鋭い痛み。筋を痛めたようです。かなり走るのにこたえます。


 ただ、不思議なことにかなり疲労が限界に達しているはずなのに全く呼吸はジョギング程度しかありません。周囲のランナーのぜぇぜぇはぁはぁはよく聞こえるのにどうしたことでしょう。しかし、私のペースを上げられるかと言えば、あがりません。動いてくれません。

 山川の市街地は風も嘘のように止まり、むしろ、時々道路からもわっとした少し暖かい空気を感じました。

 しかし、山川駅前からコースが東向きになると同時に強い東風に再びあおられ始めました。もう歩こうという気はありません。登り切るのみ。気持ちの分だけ足に力は入りませんが、一歩、一歩と思い、遂に、登りきりました。
 37㎞・国立病院前。後は下りと平坦!
 
 ここからラストスパートと思ったとたん、左足ふくらはぎに激痛が走りました。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「菜の花」のたたかい   その8

2013年01月25日 22時54分38秒 | Weblog
 私を「心が折れた」状態から覚醒させたのは、どの辺りからか記憶にはないのですが、いつの間にかそばを走っていた、見るからに高齢のランナーでした。

 驚きました、まさに走る年輪です。

 淡々と歩を進める彼の走りに、「走り続けた者にのみ喜びがある」という言葉が浮かびました。そうなんです、走り続けた者にのみにしかその至福の感覚はわかりません。

 「走り続けなさい」と、その背中は語っていました。私はその背中に引かれるようにして、再び走り始めました。

 30~31㎞は、元気な状態でも走るにはいやらしい登り坂です。が、ここをクリアすれば山川港までの下りです。下りに入っても正面からの強い風は止まりませんが、「走り続けた者にのみに…」という言葉が、私の走りを支えました。

 32㎞手前、指宿いわさきホテルが見えました。天気がよければゴールになる陸上競技場の隣りにそびえる魚見岳も見えるはずですが、残念ながら雨にけぶって見えません。

 ただ、32㎞地点で区間だけでなく、ゴールを意識してタイムをチェックしました。
 2時間32分32秒
 残り10㎞を1時間以内で走れば、3時間30分は切れそうです。

 
 ここから本当の「勝負」です。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「菜の花」のたたかい   その7

2013年01月22日 23時58分02秒 | Weblog
 正面に竹山を望みつつ、その麓までの2㎞を走るのが、これまででした。

 しかし、あまりの風の強さに、思い切り前傾姿勢をとり、前に体が倒れようとする力を前進の推進力にすると同時に、風の力で倒れこもうとすること自体を止めようという、まるで凧のように体を操作しようとしました。

 当然、竹山は見えません。

 ただ、雨はやんだわけではないので、肌が露出している腿には砂嵐のように雨粒がたたきつけます。腿がどんどん赤くなっていきました。


 この風雨で1㎞当たりのペースは4分台から一気に5分30秒台に落ち込みました。


 さらに、去年失速した30㎞ポイント手前の登り坂で、遂に心が折れました。
 もういいという思いに支配されました。

 10数名のランナーたちが追い越していきました。レースの参加者であると同時に観戦者のように、この人はこんなところを走っていたんだ、がんばってるなぁなど思いながら歩いていました。

 悔しさもなく、かと言って満足感もなく、不思議な感覚でした。

 その私の前をある方が走っていきました。
 その瞬間、私はレース中だという現実に一気に引き戻されました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「菜の花」のたたかい   その6

2013年01月22日 00時16分35秒 | Weblog
 開聞岳の麓の川尻地区の市街地を抜ける22㎞地点、私の目の前に現れたのは筋肉の異常によって、停止しているランナーでした。それも二人、三人といます。

 ここからが、サバイバルレースの始まりです。
 天候が昨年と同じならば、そうだと言えたのですが、今年はそんな生易しいものではありませんでした。

 コースが南向きから東向きに変わるここからランナーたちに過酷な試練が待ち受けていました。

 風向きが正面からになっていました。
 それも半端な風ではありませんでした。
 
 風を防いでくれる建物や林があるうちはよかったのですが、浜児ヶ水の集落を抜けたとたん、猛烈な風に体が大きく振られ、3mほど右側に吹き飛ばされました。

 沿道に立ててある大会の旗は、思い切り広がっており、竿の部分はしなっていました。

 思い切り心が折れかけてしまいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「菜の花」のたたかい   その5

2013年01月20日 23時13分32秒 | Weblog
 恐る恐るのランだけに足の状態とペースのコントロールには気を使います。

 最初の異変は13.5㎞地点でした。
 肉離れをして痛めていた左足ふくらはぎに突然、ズキンと痛みが走りました。ここまでかと思いましたが、痛みはなんとか収まり、14㎞からの急な登り坂を迎えます。
 「菜の花」ランナーには人気のない坂ですが、私はそうではありません。なぜなら登りきったら、3㎞の緩やかな下りが待っていることを知っているからです。

 ところが、坂の頂上から真っ直ぐに吹き下ろしてくる強い風。

 思わぬ敵でしたが、リズムを維持して登りきりました。
 そして、開聞までの緩やかな下りでは自然とペースも上がりました。

 その勢いで20㎞地点も通過。
 
 中間点は去年より4分遅れ。
 ですが、精神的にも肉体的にも去年より余裕があります。このまま走れれば、後半の落ち込みをカバーできると思いました。

 しかし、ここから地獄が待っていたのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家がにぎやかになりました。

2013年01月20日 21時34分17秒 | Weblog


 2年ぶりに長女がもどってきました。
 
 私が4月から単身赴任する関係で実家に戻ってきてもらったのです。西向きの部屋が彼女の部屋ですが、以前よりも荷物がかなり増えていましたし、「私の宝物」というアルコールの数々には、おとなになったんだと思いました。

 彼女の車と私の軽トラで「おつり」がくるぐらいに考えていただけに、荷物を一度で運ぶために、タイヤはつぶれそうな感じでした。


 ただ、家の中がとてもにぎやかになりました。
 妻は喜んで、いつもより饒舌でした。

 やはり、家族がそろうというのはいいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「菜の花」のたたかい   その4

2013年01月19日 23時38分11秒 | Weblog
 スタートは恐る恐るでしたが、足の違和感も異常もなく、始めることができました。
 とにかくペースは抑えていきますが、1㎞ポイントはなんと4分08秒。去年よりも10秒も速い入りになってしまいました。

 慌ててペースを落とします。今の自分には過分なペースです。次の1㎞は4分57秒と落ち着きましたが、足の欲するペースに任せます。
 10㎞手前にあるコース最高地点の池田小学校も無事に通過しました。
 5㎞のラップは去年よりも1分ずつ遅いものの、練習ができなかったことや故障を考えれば出来過ぎです。

 去年は速いペースにすっかり飲まれてしまっていましたが、精神的にも身体的にも余裕をもって池田湖湖畔に達することができました。


 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「菜の花」のたたかい   その3

2013年01月18日 23時18分52秒 | Weblog
 朝、目が覚めると、もうぽつぽつと雨が落ちていました。
 せめて午前中だけでもと期待していただけに、憂鬱な気分になったことは確かでしたが、ここまできたからには、がんばらなくっちゃね。

 でも、実はもう一つ憂鬱な気分の原因がありました。
 それは、前日の練習で調子が上向いていたのですが、ウォームアップの時には再び痛みを生じていました。

 ジョギングとマッサージを繰り返し行い、出発地点への移動をぎりぎりまでずらしました。出発地点はたくさんのランナーがごった返しているからです。


 それでも、少しでもいいポイントを押さえたいので、出発地点に着くと、ぽつぽつ雨が時折強い風で、どっと降ってきます。
 その度に悲鳴とも喚声ともつかない声があがります。

 それでもスタートです。

 足の痛みはありましたが、ここでひるんでいたら、後ろにいる2万人のランナーに踏みつぶされてしまいます。
 走るしかありません。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「菜の花」のたたかい   その3

2013年01月18日 23時18分52秒 | Weblog
 朝、目が覚めると、もうぽつぽつと雨が落ちていました。
 せめて午前中だけでもと期待していただけに、憂鬱な気分になったことは確かでしたが、ここまできたからには、がんばらなくっちゃね。

 でも、実はもう一つ憂鬱な気分の原因がありました。
 それは、前日の練習で調子が上向いていたのですが、ウォームアップの時には再び痛みを生じていました。

 ジョギングとマッサージを繰り返し行い、出発地点への移動をぎりぎりまでずらしました。出発地点はたくさんのランナーがごった返しているからです。


 それでも、少しでもいいポイントを押さえたいので、出発地点に着くと、ぽつぽつ雨が時折強い風で、どっと降ってきます。
 その度に悲鳴とも喚声ともつかない声があがります。

 それでもスタートです。

 足の痛みはありましたが、ここでひるんでいたら、後ろにいる2万人のランナーに踏みつぶされてしまいます。
 走るしかありません。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする