ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

黒潮の蛇行:ひの字型

2013-08-09 10:26:36 | 釣り
梅雨状態が停滞し、各地で大雨を降らせていますが、太平洋の漁況に大きく影響する黒潮が13年振りの大蛇行を示しています。気象庁の発表要旨です。アメリカの地球観測衛星Aquaに搭載された日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の改良型マイクロ波放射計(AMSR-E)が黒潮大蛇行を捉えました。Aquaは、その名の通り水惑星を専ら探索する衛星です。

2004年8月4日~8日の5日間平均の本州南方海域の海面水温を表しています。オレンジから赤で示された水温26℃以上の高水温域の北限がほぼ黒潮の流れに相当しますが、紀伊半島沖から東海沖にかけて黒潮がU字型に蛇行し、南側に大きく離岸している様子がよくわかります。
 
気象庁は8月4日、昨年末に九州の東の海域で発生した黒潮の小蛇行が徐々に東へ移動し、東海地方沖で本州から大きく離岸する「大蛇行型流路」になったと発表しました。13年ぶりの大蛇行となる可能性が高く、潮位の上昇や、漁業への影響が懸念されています。というものです。


接岸し離れてまた接岸する、ひらかなの「ひの字」のようだ、とTVで解説したものです。この海水温の上昇も気候に影響するでしょうし、やがて、この「ひ」の字は徐々に北海道に近づく気配です。サンマの漁にも影響しているのでは、と思われています。AMSR-Eの画面から海水温の温暖化が日本海流でも始まっているようにもみえます。目が離せません。